こんにちは 大工工事部 平松です。
何度言っても変わらないのは分かっていますが・・・暑いですね!
負けずに頑張りましょう!!
今日は「牛梁」(うしばり)について
この現場で初めて牛梁という言葉を聞きました。
調べると、小屋組みにおいて棟木と平行に走る太い梁のことを指すらしいです。
牛の背骨に似ているようだという事でこの名前がつけられたらしいです。
牛の背骨なんて表現じゃ足りないですよね。
棟木はロケットに見えましたが、これは・・・大砲みたい(笑)
さすが博康さん。自分の時より少ない回数で仕上げてきました。
ひとつ、今までの台持ちと違うのところがありました。メチの部分が蟻になっています。
重要な構造体ですからね、ずれないような工夫をしています。
ここは特に大事な所だ、という小川さんのこだわり所だと窺えます。
牛梁も棟木と同様にこれから両端に竿車知で継いだりするので、まだまだ仕事があります。
台持ちが終わったらそのまま刻んでいきます。
唐澤さんも、もう片方の牛梁いきました!
言葉や写真でいくら説明しても伝わらない、やった人にしか得られない事が確実にあると思います。
目まぐるしいくらい色々経験させてもらっていますが、ひとつひとつの経験を忘れないように大事にしていきたいと思います。
一方で小屋の刻みの方は、母屋、天秤梁をザクザク刻んでいます。
継手は主に「台持ち」(だいもち) 「竿車知」(さおしゃち)
仕口は主に「渡りあご」「兜蟻」(かぶとあり)となっています。
込詮(こみせん)+ザボールで強度と安定感を増しています。
小屋組は登り梁もあるため、仮組みとは別で一度組みながら刻んでいく予定です。
組む日までまだもう少しかかりそうですが、ペースを上げて頑張ります!