• August
    04
    2017

    腰巻

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    毎日暑い日が続きますね。

     

    夏バテしてませんか?

     

     

    先日、近隣の方からスイカを頂きました。

     

    休憩時間にみんなで頂いたのですが、とても甘くて美味しかったです。

     

     

    少しの間、本屋に出張していましたが、その間蔵では以前紹介した霧除けに銅板が葺かれました。

     

     

    じゃん!!

     

     

    葺きたての銅板はピカピカで、ゴージャスな感じがしていいですね。

     

    ですが、銅板は年月とともに酸化して、「緑青(ろくしょう)」という錆を発生させ、青緑色に変色します。

     

    きれいな青緑色になるまでに20年前後もかかるそうなので、まだまだ楽しみが続きそうですね。

     

     

    屋根、鉄扉、鉢巻、霧除けと順調に終わり、続いては「腰巻(こしまき)」を進めていきます。

     

    「腰巻」とは、蔵の一階の1mくらいの部分に設けられる壁です。

     

    仕上げに「大谷石」を貼ることによって、耐水性と耐火性を上げ、地面からの水分が漆喰の壁に侵入することを防いだり、火災時の延焼を防ぐ役割を果たします。

     

     

    まずは、下地を組んでいきます。

     

    よく見ると、ほんの少し勾配がついているのがわかりますか?

     

     

    この角度を出すのが、なかなか難しいところなんですが、今回は原寸図を描いて正確な角度を出しました。

     

     

    このように、実際の寸法で書けば、下地の角度や長さも確認ができて、間違えずに施工ができますね。

     

     

    下地が終わったら、嵐、見切りを取り付けていき、続いては左官屋さんにバトンタッチ。

     

     

    モルタル用の防水紙を貼り、ラス網を貼っていきます。

     

     

    ラス網の上からモルタルを塗って、ひとまず完成です。

     

     

    蔵の嵐も取り付け終わり、外部の下地が完成しました。

     

     

    もう、蔵の形がはっきりと見えてきましたね。

     

    この後は左官屋さんによって、漆喰が塗られていきます。

     

    仕上がりが本当に楽しみです。

     

     

    本屋を覗きに行くと…

     

     

    また、あの二人が!!

     

    もはや名コンビですね。

     

    こちらの内容は、また誰かのブログで紹介があると思います。

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

 
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