こんにちは、大工工事部四課の石川です。
毎日暑い日が続きますね。
夏バテしてませんか?
先日、近隣の方からスイカを頂きました。
休憩時間にみんなで頂いたのですが、とても甘くて美味しかったです。
少しの間、本屋に出張していましたが、その間蔵では以前紹介した霧除けに銅板が葺かれました。
じゃん!!
葺きたての銅板はピカピカで、ゴージャスな感じがしていいですね。
ですが、銅板は年月とともに酸化して、「緑青(ろくしょう)」という錆を発生させ、青緑色に変色します。
きれいな青緑色になるまでに20年前後もかかるそうなので、まだまだ楽しみが続きそうですね。
屋根、鉄扉、鉢巻、霧除けと順調に終わり、続いては「腰巻(こしまき)」を進めていきます。
「腰巻」とは、蔵の一階の1mくらいの部分に設けられる壁です。
仕上げに「大谷石」を貼ることによって、耐水性と耐火性を上げ、地面からの水分が漆喰の壁に侵入することを防いだり、火災時の延焼を防ぐ役割を果たします。
まずは、下地を組んでいきます。
よく見ると、ほんの少し勾配がついているのがわかりますか?
この角度を出すのが、なかなか難しいところなんですが、今回は原寸図を描いて正確な角度を出しました。
このように、実際の寸法で書けば、下地の角度や長さも確認ができて、間違えずに施工ができますね。
下地が終わったら、嵐、見切りを取り付けていき、続いては左官屋さんにバトンタッチ。
モルタル用の防水紙を貼り、ラス網を貼っていきます。
ラス網の上からモルタルを塗って、ひとまず完成です。
蔵の嵐も取り付け終わり、外部の下地が完成しました。
もう、蔵の形がはっきりと見えてきましたね。
この後は左官屋さんによって、漆喰が塗られていきます。
仕上がりが本当に楽しみです。
本屋を覗きに行くと…
また、あの二人が!!
もはや名コンビですね。
こちらの内容は、また誰かのブログで紹介があると思います。