• May
    24
    2017

    霧除け

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    最近、夏のような暑い日が続いていますね。体調は崩していませんか?

     

    12月から始まった現場も、早いもので、もうすぐ半年が経とうとしています。

     

    3月にお蔵入りしてから、鉄扉周りを中心に作業をしてきましたが、いよいよ終盤です。

     

    前回のブログで、鉄扉の外枠の取り付けが無事に終わり、続いて「霧除け」を取り付けていきます。

     

    「霧除け」とは、雨が入らないように、開口部の上部に取り付けられる、小さな庇のことです。

     

    小さなと言っても、今回の霧除けはかなり大きいです。

     

     

    まずは、組み立てる前に、垂木が乗っかる部分、「口脇(くちわき)」の加工をします。

     

     

    途中まで組み立てて、垂木がちゃんと納まるかを確認し、一度ばらします。

     

     

    組み立ててしまうと、手が入らなくなってしまうところが出てくるので、先に塗装をし、組み立て開始です。

     

    ちなみに塗装は、タッキーこと瀧本君にお願いしました。

     

     

    このように作業の都合上、先に塗装をしなければいけないところは、瀧本君にお願いしているのですが、上達が早いですね!

     

     

    まずは、腕木を支える「持ち送り」の取り付けです。

     

    持ち送りには古材を使用しているんですが、繊細な彫刻が目を引きますね。

     

    加工をするときは、ドキドキでした。

     

     

    垂木掛け、梁を入れて、垂木を並べていきます。

     

    この時点で、小さな庇には見えなくなってきましたね。

     

     

    屋根工事でも使用した化粧野地を貼り、破風、淀、上野地と進めていきます。

     

     

    写真ではわかりにくいですが、破風の幅が壁側と軒先で違うのがわかりますか?

     

     

    同じ幅だと、正面から見た時にごつく見えてしまうため、軒先側を3センチほど小さくしてあります。

     

     

    先日、鉄扉も入りました。

     

    やはり、小さな庇ではなく、大きくて立派な庇ですね。

     

    下の段にも霧除けを取り付けたら、完成です。

     

     

    一方、おじさん助っ人が活躍している中、フレッシュな助っ人二人も駆けつけてくれました。

     

    5月より、大工工事部四課に配属された、内川君と久保田君です。

     

     

    みんなのマイカップを洗っているのが、内川君。

     

     

    歯ブラシでゴシゴシ、久保田君です。

     

    二人のおかげで、本屋、蔵の墨消しがほぼ終わりました。

     

     

    もう一人?もう一匹?助っ人登場?

     

    多いときで8人の大工で作業をしていたので、賑わっている現場が気になって見に来たのかもしれませんね。

     

    今後は猫の手も借りるかも…

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

 
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