こんにちは、大工工事部四課の石川です。
最近、夏のような暑い日が続いていますね。体調は崩していませんか?
12月から始まった現場も、早いもので、もうすぐ半年が経とうとしています。
3月にお蔵入りしてから、鉄扉周りを中心に作業をしてきましたが、いよいよ終盤です。
前回のブログで、鉄扉の外枠の取り付けが無事に終わり、続いて「霧除け」を取り付けていきます。
「霧除け」とは、雨が入らないように、開口部の上部に取り付けられる、小さな庇のことです。
小さなと言っても、今回の霧除けはかなり大きいです。
まずは、組み立てる前に、垂木が乗っかる部分、「口脇(くちわき)」の加工をします。
途中まで組み立てて、垂木がちゃんと納まるかを確認し、一度ばらします。
組み立ててしまうと、手が入らなくなってしまうところが出てくるので、先に塗装をし、組み立て開始です。
ちなみに塗装は、タッキーこと瀧本君にお願いしました。
このように作業の都合上、先に塗装をしなければいけないところは、瀧本君にお願いしているのですが、上達が早いですね!
まずは、腕木を支える「持ち送り」の取り付けです。
持ち送りには古材を使用しているんですが、繊細な彫刻が目を引きますね。
加工をするときは、ドキドキでした。
垂木掛け、梁を入れて、垂木を並べていきます。
この時点で、小さな庇には見えなくなってきましたね。
屋根工事でも使用した化粧野地を貼り、破風、淀、上野地と進めていきます。
写真ではわかりにくいですが、破風の幅が壁側と軒先で違うのがわかりますか?
同じ幅だと、正面から見た時にごつく見えてしまうため、軒先側を3センチほど小さくしてあります。
先日、鉄扉も入りました。
やはり、小さな庇ではなく、大きくて立派な庇ですね。
下の段にも霧除けを取り付けたら、完成です。
一方、おじさん助っ人が活躍している中、フレッシュな助っ人二人も駆けつけてくれました。
5月より、大工工事部四課に配属された、内川君と久保田君です。
みんなのマイカップを洗っているのが、内川君。
歯ブラシでゴシゴシ、久保田君です。
二人のおかげで、本屋、蔵の墨消しがほぼ終わりました。
もう一人?もう一匹?助っ人登場?
多いときで8人の大工で作業をしていたので、賑わっている現場が気になって見に来たのかもしれませんね。
今後は猫の手も借りるかも…