2015.03.04
現場作業の紹介~ケレンと荷揚げ~
最近「今日はマフラーいらないかな?」と思って
コートだけを羽織って家を出ると、
大体帰る時間になって後悔します。
男なのに末端冷え性、設計の矢崎です、こんにちは!!
今回は、工務部1年目の北爪君と松田君が頑張る姿を紹介しながら、
(といっても、二人もあと一カ月で2年生となる訳ですけど。。。)
その二人が行っている作業を紹介したいと思います!!
上の写真の奥が北爪君、手前が松田君です。
自分が「ブログ用に写真撮らせて下さいねー」と言っても二人とも苦笑いwww
どうも休憩中に失礼しました^^;
まずは北爪君の作業から!!
前回のブログの最後に出した言葉、、、
「ケレン」です。
自分も入社して初めて
「ケレン」という言葉を耳にしました。
このブログを書くにあたってケレンの正確な意味を調べようと思い、
Google先生に聞いてみると・・・。
「ん・・・?これといったものが出てこないぞ・・・?」
調べていくうちにいろいろな説(語源)があり、
正解はこれ!!というモノが無い様子・・・。
また、ケレンは塗装作業で主に使われる言葉のようです。
気になったいくつかの説を紹介しようと思います!!
~クリーン(聞き間違い)説~
明治時代の外国人技師が
「クリーン!クリーン!」と作業員たちに指示していたことから、
それを耳にした日本人が
「ケレーン!・・・ケレン!」となったとか・・・。
~クリーン(書き間違い)説~
ほとんど上記の説と変わらないのですが、
「クリーン」の「ク」の字を「ケ」と
また「リ」の字を「レ」と
走り書きしたのが始まりだとか・・・。
~研錬(けんれん)説~
戦前までは使われていた
「研錬(あるいは研練)」という言葉があったそうで、
「一生懸命磨く」意味で使われていたそうです。
このケンレンという言葉がケレンになったとか・・・。
以上のように説は様々。
現場でも「ケレン」はあくまでカタカナで使われています。
うーん。すっきりしませんねーwww
ボクは書き間違い説がお気に入りですwww
型枠建て込み作業でのケレンは
主に型枠を転用する為に行う作業であり、
「型枠に付着したコンクリートなどを削り落とす」ことや、
「ゆるんだ釘などを叩き直し、型枠の状態を整える」ことだと認識してます。
この写真はコンクリートから剥がした直後の型枠です。
型枠のまわりにコンクリートが付着しているのがわかりますか??
もし、この付着しているコンクリートを削り落さずに転用すると、、、
隣り合った型枠同士が綺麗に合わさらず、
コンクリートの出来上がりが汚くなったり、
型枠の間からコンクリートが漏れ出してしまったり・・・。
作業効率が落ちてしまいます。
そのため、一度使い終わった型枠は
転用する前に必ずケレンするのです。
さて次はこの写真!!
松田君の作業です!!
床に開いた小さな穴から型枠が上に出てきます!!
そこを松田君が受け取り、上の階に種類ごとに整理しながら並べていきます。
この作業は「荷揚げ」呼ばれる作業で、2人1組で行います。
実はこの作業、自分が1年目の工務部のとき、
恥ずかしながら一番音をあげそうになった作業です。^^;
この写真には写っていないですが、
下階の人はケレンし終わった数十~数百の型枠を
持ち上げて上階の人に渡します。
自分はと言うと、
初めて荷揚げをした翌朝、
両腕の筋肉が同時に攣ったのを覚えています;;
しかし、この現場ではみんな弱音も吐かずに
テキパキと作業してくれていました。
みんな頼もしいです!!
上階の人は、どの順番に、どの型枠を使用するかを考えて、
上がってくる型枠を瞬時に判断して、
適切な場所に整理します。
これ、結構頭を使う作業なんですよ??
写真を良く見ればわかるように、邪魔をしないように隣の部屋から
鉄筋越しで写真を撮っていますwww
北爪君、松田君!!協力ありがとうございました!!
これからもお互い頑張りましょうね★
本日も現場順調に進んでいます。
それでは次回のブログもお楽しみに♪^^