2015.11.09
竣工写真~1から積みあがって、この時を迎える
1年と2か月。
このブログが始まってからの年月であり、
センター南駅前 都市型マンションが着工してからの年月でもありますが…
こんにちは。設計の四宮です。
いよいよ、ここまでたどりつきました!
さぁ・・・今回は惜しげもなく全貌をお見せしちゃいますよー☆
まず、南側の外観です。
センター南駅のバスロータリーに面して建っております。
(手前にロータリーの屋根が架かっちゃうのが、ちょっと残念ですね。。)
縦にまっすぐ伸びるモノトーンの柱型の間に、
木質系の縦ルーバーを一見ランダムに配置。
ボリュームをよりシャープに。視線を上へ、空へと導きます。
↑エントランス前より見上げ
↑別アングルより
手摺の薄いブルーのガラスが空に映えますね。
縦ルーバーは、エアコンの室外機を隠すという目隠し機能も果たしています。
南側から見ると7階建てに見えますが、
北側の道路の方へ回り込んでみると…
ちゃんと9階建てなのです!
↑別アングルより
北側は、2~3階のテナントと4~9階の賃貸マンション部分のデザインを
乳白色のガラス手摺でなじませながら、
L型の黒い袖壁や上階の黒い横ルーバー手摺、
テナント部分の縦長の窓といった要素を挿しこんで、
南側とは異なる表情でまとめ上げています。
写真右下の入口から入ってみましょう。
↑1階はマンションの入居者様専用の駐車場です!
以前、ブログでお伝えさせていただいた、1階柱の謎の型枠
(詳細はこちら http://blog.heiseikensetu.co.jp/blog/apartment5/archives/y2015/m04/d17/ )
これは、お施主様からのご提案により、
駐車場にある2本の独立柱の化粧となりました!
↑長方形に凹ませてタイルを貼った面(右)と、
5つの四角に分割して、塗装で仕上げた面(左)が展開します。
↑1階の入居者様専用エレベーターは、
打ち放しコンクリートの無機質な色味に映えるオレンジを採用。
このエレベーターは、入居者様の持つカードキーがないと使えないようにセキュリティがかかっています♪
北側の道路から、2・3階のテナント部分へ向かいます。
↑黒色でデザインされたテナントの案内板を横目に階段を上り、
↑石目調の床材が印象的な2階の廊下を通って、
↑北側のテナント部分です!!
目の前の道路が長いことと、縦長窓が有効に機能して、
北側でもこの明るさ!!(これには設計者もびっくりしました。笑)
↑2階の南側テナント。奥に見えている階段を上ると、すぐにバスロータリーです。
↑3階のフロア貸しテナントより南側を見たアングル。
奥に見えてる窓の向こうにバスが停まっています。
こちらのテナント。2階は入居募集中です!
このロケーションは売り切れ必須ですので、お早めにお問い合わせください♪
平成建設 厚木支店 不動産課
TEL:046-297-0500
http://www.plaza24.net/area/shop_list.html#atsugi
物件の詳細情報はこちらにて確認できます!!
http://www.plaza24.net/search/action-detail/args-124096:1:1/
バスロータリー側から見ると・・・
↑右側のシャッター部分が3階テナント。
↑ギザギザ階段と鉄格子手摺が印象的な踊り場より。
左下に見えるのが、2階の南側テナント。
ロータリーからの視認性もOKです☆
マンションのエントランスと合わせて、独自のデザインにまとめているのですが、
そこは他のメンバーよりご紹介いただきましょう!!
以上、設計担当 四宮からお届け致しました♪
長い間、ご愛読ありがとうございました。
次回は、設計 豊田より賃貸マンションスペースを中心に紹介させていただきます!!
2015.10.01
木の骨組みと鉄の骨組み
祝!
GOOD DESIGN AWARD 2015で、
平成建設が2点のグッドデザイン賞を獲得致しました!!
詳細は、下記のURLを是非!是非!!是非!!!クリックください!
『木のカタマリに住む』の受賞ページ
<ベスト100に選抜されました!!>
http://www.g-mark.org/award/describe/42845
『平成建設 世田谷支店』の受賞ページ
http://www.g-mark.org/award/describe/42973
設計の四宮です!
今回は、賃貸住戸の内部の施工について、全体の流れをお話し致します!
躯体工事が片付くと、窓サッシを取付け、
大工の初仕事として、窓枠を施工します。
その後、内部を快適な温度に保つための断熱材。
そして、給排水管、換気ダクトやユニットバスが施工・据え付けとなります。
↑窓サッシ・窓ガラス、緑色のモコモコとした断熱材、給水管(赤:お湯、青:水)などが施工されています。
↑右手奥にはユニットバスが設置され、上部には換気ダクトが配管されています。
さて、ここからが大工工事の本番開始です!!
↑作戦会議中の渡辺大工と親方:島田大工
二人が上を見上げているように、まずは天井下地を施工します。
天井より前に、壁下地を施工する方法もありますが、
天井を先行する方が作業の効率が上がるそうです。
↑天井の下地は最初に、コンクリートスラブにあらかじめ打ち込んでおいた
「インサート」と呼ばれる金具に、吊ボルトを入れ、吊木を垂れ下げます。
この吊木の長さによって、天井裏に入るダクトのスペースや天井の高さを調節しています。
↑吊木の下に、「野縁受け」と呼ばれる下地材を固定し、
「野縁受け」と直行する方向に、「野縁」という名前の下地材を等間隔に取付け、クロスさせます。
この野縁に後程、天井の石膏ボードを固定します。
壁際は、受け材をあらかじめ仕込んでおきます。
これと固定することで、天井スラブから吊るだけではなく、
壁の躯体からも天井を支えているので安心です♪
↑コンクリートの梁をかわすため、折れ曲がった換気ダクトも、
巧みに避けながら、下地を作っていきます。
↑天井の下地が完成すると、次は壁の下地を建てていきます。
↑続いて床です。
世間では、コンクリートの床の上に直接床材を敷く工法が多いですが、
平成建設では、ひと手間かけています。
コンクリート床の上に、束を建て、その上に写真のパーティクルボードという板を固定。
さらにその上に、フローリング材を敷くことによって、
より防音性に優れた二重床としています。
↑天井の石膏ボードが貼られ、壁もボード貼りが進んできた様子です。
だいぶ部屋らしくなってきましたね。
床はすでにフローリングが貼られ、工事中に傷がつかないように養生材が敷かれています。
設備機器が搬入され、クロスを貼り、扉を入れると、
室内空間はほぼ完成形になります☆
下階のテナント部でも同じような工事が・・・
天井の下地が施工されていました!
こちらも住戸と同様に、
天井インサートから吊りボルトと野縁が施工されていますが…
材質が異なりますね?
これは軽量鉄骨の下地で、
一般的には、壁も天井も軽量鉄骨で作る建物が大多数を占めています。
テナント工事の際には、平成建設以外の職人も工事に携わるため、
この部分は、一般的な工法である軽量鉄骨下地としています。
木材よりも軽量鉄骨の方が一般的になっている背景には、
木を扱う「大工」という職人の減少が否めません。
当たり前のように木材で内装を作る様子を紹介していますが、
これも大工を有する、平成建設の特徴の一つなのです♪
次回は、この物件の特徴!
大工が施工するエントランスの様子をお伝え致します!
2015.03.20
現場でみつけた、今だけの光景
明日は春分の日。
桜が待ち遠しい季節ですね。
こんにちは!花川です。
今日は、ブログの本筋からは外れますが、
現場の「今」を伝えるショットを1枚。
2階から3階へ上がる屋外階段になります。
整然と建てられたサポートに南側広場からの
光が差し込んで、まるで木漏れ日のようですね。
上の階の床の型枠を支えている「サポート」と
呼ばれる仮設材のつくる、今だけの光景。
現場ではこうした様々な「発見」があります。
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賃貸マンション経営をご検討中の方向け!
<< 現場見学のご案内 >>
こちらの賃貸マンションでは、建物の構造部や施工精度などをご見学頂けます。
【見どころ】
① 堅牢な造りの鉄筋コンクリート造
② 厚さ200mm以上の床
③ 二重構造になっている、床・壁・天井
など、遮音性を高め、快適な住環境をご提案しています。
完成してからは見ることの出来ない部分が見られる貴重な機会です。
ご関心のある方は、お気軽にご連絡ください。(予約制)
<ご連絡先>
平成建設 藤沢支店 TEL.0466-31-0811
2015.02.19
現場見学のご案内
(イメージ)
こんにちは。
いつも現場密着ブログをご覧頂きありがとうございます。
今日は、賃貸マンション経営をご検討中の方向けに
当現場の現場見学のご案内をさせていただきます!
通常ですと、建設中の工事現場を見学できる機会はなかなかないのですが
こちらのセンター南駅前都市型マンションでは、建物の構造部や施工精度などをご見学頂けます。
<見どころ>
① 堅牢な造りの鉄筋コンクリート造
② 厚さ200mm以上の床
③ 二重構造になっている、床・壁・天井
など、遮音性を高め、快適な住環境をご提案しています。
こちらのブログでも現場の様子はご紹介していますが、
実際に現地で建設中の建物を見て頂きますと、
より建物構造について、ご理解いただけると思います。
完成してからは見ることの出来ない部分が見られる貴重な機会です。
ご関心のある方は、お気軽にご連絡ください。(予約制)
担当がご案内いたします。
<ご連絡先>
平成建設 藤沢支店 TEL.0466-31-0811
2014.11.22
ラップルコンクリート
こんにちは!
設計担当の四宮です♪
実は先日、平成建設がテレビ番組『ガイアの夜明け』で特集されました!!
現在、進行中のもう一つの現場ブログ:ポケットパークがもてなすマンションも全国デビューしてしまいました(^^)
撮影の裏側はこちらをご覧ください!! http://blog.heiseikensetu.co.jp/blog/apartment6/entry/992.html
皆様、放送はご覧いただけましたでしょうか!?
見逃してしまったという方!ご安心ください。
11月27日 (木) 21:00より、BSジャパンにて再放送がございます!
是非、チェックしてみてください♪
さて、センター南駅前マンションでは、
前回、建物を支える固い地盤まで掘削が終えたことをお伝えいたしました。
今回の基礎の深さは地下4.5mですが、
建物を支える支持地盤の深さは、地下6.0mにもなるのです!!
…あれ?基礎の底から支持地盤まで1.5mの高さが残ってしまいますね??
この部分には、固い地盤に匹敵する固いもの。
すなわち、コンクリート流し込みます!!
基礎にかかる建物の荷重を確実に支持地盤へ伝えるために、
支持地盤より上の地盤を、コンクリートに置換する(入れ替える)のです。
この工法のことを
『ラップルコンクリート工法』と呼びます。
ラップルコンクリート打設の様子です。
作業構台の上、手前の青緑色の車はポンプ車。
現場内の狙った場所にコンクリートを圧送する能力を持っています。
奥にはミキサー車が写っています。こちらはよく道路でも見かけますね。
工場から現場まで、コンクリートが途中で固まってしまわないように
タンクを回転させながら移動することができます。
高さ1.5mのコンクリートを、敷地いっぱいに流し込んでいます。
1.5m…
私の身長だとアゴまで埋まってしまいますよ(汗)
打設を終えた状態がこちら!!
次に、基礎を作る前に、隣地との間の土が崩落しないように
支えていた切梁(赤い鉄骨)を外します。
下のラップルコンクリートが土留壁を支えてくれるようになり、
安全が確保されるようになりました。
この写真では、今まで土留壁を突っ張って崩落を防止していた油圧ジャッキを
職人さんが分解しています。
余談ですが、このジャッキには計器がついています。
現場の所長は毎朝計器を確認し、
崩落の危険がないことを確認してからでないと
作業を行うことができない決まりになっているのです☆
切梁と作業構台が撤去され、ここから基礎の鉄筋を組み上げる作業が開始となります!
現場がどのように変化するかと言いますと…
詳細はまた次回、お伝えします!!