2014.11.08
ターニングポイント
8月に工事がスタートして、早3ヶ月。
『臨場感』がモットーの本ブログも8回目を迎えました。
いつもご愛顧いただきありがとうございます。
今回は、「床(とこ)付け面確認」の模様を、設計職人・花川が
お伝えします。
数週間前のブログでご紹介した子ユンボたちです。
彼らがいったいどこまで掘ったかと言いますと、、、
こんなに掘っちゃいました!
6.2mもある今回の建物の基礎の深さと大きさ、写真で
伝わりますでしょうか?
そして、、、
最初の写真では褐色をしていた土の色が、
今回は明らかに異なるやや青みを帯びた「暗灰色」になっています。
土の表面を「ガチャ」と呼ばれるレンチの尖った方の先で突いてみると、
簡単に刺さらず、わずかに湿気を帯びた粘土質であることが分かります。
この土が果たして、今回の建物を支える強度を備えた密実な
「土丹」(どたん)と呼ばれる層の土なのかどうか?
この層が、敷地全面に亘って均一に分布しているかどうか??
まさに、「そこがポイント!」なのです!
すかさず事前に採取しておいた土質サンプルを取り出し、
(2番目の写真で豊田設計士の隣に写っている黒袋に入っていたのはこれです)
見た目や、手触り、そして匂いなどから、見定めていた地層と
同一であることを確認します。
構造設計者の意見も聞きながら行われた現場での慎重な話合いの末、
出た結論は・・・
「多少の高低差は認められるものの、次の工程に進んで問題なし◎」
深く掘り下げる「下へ」の工事はひとまずここまで。
次回からは、「上へ」積み上げる工事になります。
どんな景色が見られるか、ご期待ください!