• September
    17
    2013

    勉強会

    大工の寺本です。

    勉強会ということで、静岡市にある駿府城公園に会社の大工さん達と行ってきました。

     

    現在、駿府城公園では、坤櫓(ひつじさるやぐら)の復元工事を行っています。

    今回は先立って復元された巽櫓(たつみやぐら)と同じ園内にある紅葉山公園の茶室を見学に行ってきました。

     

    まずは巽櫓。

    奥のほうでなにやら雨仕舞の話をしているのは謙治さんと篠原さん。

    篠原さんとは現在同じ現場で木工事真っ最中です。

    手前では、何やら和田さんが天井の梁を見て思いふけっています。

    城建築は、寺社仏閣とは違い、戦いの場としての機能があり鉄砲を打つための窓や、下から上ってくる敵に石を落すために床が開くところがあったりと

    根本的に考え方が違います。柱も七寸角はあります。丈夫です。開口部も少なく、格子がついてます。

    それに引き換えこちら。

     

    大きな開口に、線の細いシルエット。違いが分かりますか??

    こちらが紅葉山庭園の茶室が付随する建物です。

    年代も違いますが、用途が違います。大きな開口から庭を眺めお茶を嗜む。贅沢です。

    室内側から

    廻縁の納まりについての説明を謙治さんがしてくれています。

    数寄屋建築では、廻縁、畳寄せ、など普段であれば留めになる部分を留めにはせず、室内から見て時計回りに材料が勝っているとのこと。

     

    謙治さんに質問。

    「なんでそんななってるんですか??」

    「いろんな説があるけど正直なとこ、わからんね。」

    うーーーん。奥が深い。。。

     

     

    こちらが茶室。

    みんなが大きくなったって??

    この感じだと和田さんは2メートルオーバーの巨人って感じですか。。

    でも和田さんは阪神ファンです。

     

    僕も野球は阪神ですね。僕も和田さんも関西出身ですから。

     

    いつかは地元に帰って、京都の町屋の修復とかやりたい!!!と再度思わせてくれた一日でした。。

     

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    寺本 達哉(てらもと たつや)

    二級建築大工技能士

  • September
    03
    2013

    大工と文化芸術祭

    まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では秋のようです。

    秋とは名ばかりで、現場ではパンツまで汗だくの日もまだありますが。。。。

     

    秋というと食欲の秋、スポーツの秋、等々ありますが、今回は芸術の秋について少し触れたいと思います。

     

    我が社では今年、第二回文化芸術祭が行われます。

    何をするかというと、社員がアートな作品を出品し、どの作品がもっともすばらしいかを社員投票で決めるのです。

    全社員が対象なので、前回の作品にはなかなか面白いのがありました。

    デザイン部からは、写真。工務部からは、コンクリートのイスなどなど、、、、

    大工さんは??もちろん木工作品をつくりましたよーー

     

    去年はこんなのを作りました。

    何だと思います??

     

     

     

     

     

    実は、これ木琴になってるんです。球を上からコロコロ転がすと、

    キラキラ光るーーー♪

    お空の星よーーー♪

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    これが鍵盤になっとるわけです。欅の鍵盤です。

    固いので音が響きます。

     

    音によって長さが違います。

    厚みと幅を揃えて長さで音の高い低いを調整しています。

    長いほうが低い音。短いほうが高い音。

    ただ、木材の密度が均一でないため、一個一個微調整が必要です。

    ちなみに、左から二番目と三番目は同じ音です。

    若干長さが違うのわかりますか??

     

     

    ただ、完成度が低く、何十回に一回成功するかどうかという不完全な出来で提出期日を迎えてしまい

    あまり良い評価はもらえませんでした。。。残念。。

     

    今年はなにつくろっかな??

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    寺本 達哉(てらもと たつや)

    二級建築大工技能士

  • August
    16
    2013

    これは何でしょう?

    これは何でしょう?

    先日、とある現場の改修工事を担当させていただいたのですが、そこで見つけたものです。
    とても立派な古いお宅でいったい築何年なんだろうと思いながら

     

    興味本位で。。。いやいや現調で屋根裏に潜入してみると、、、

     

    幣束(へいそく)発見!!

    幣束とは、新築を祝い、福を願い、工事の安全を祈願し、屋根裏の一番高いところに取り付けずっと家を守ってくれるお守りです。

    基本的に、幣束には上棟した日付と、どこの誰べぇさんが建てましたということが書いてあります。

    写真はありませんがこう書いてありました。


    大正2年3月3日上棟。。。。


    えっ??

     

    大正2年というと、、、1913年のようです。。。ジャスト100年前!!!

     

    古(いにしえ)の技に感動。。負けてはいられませんなー!!

     

     

    さて、話がそれましたが、ヒントはこの「100年前の〇〇」ということです。

    答は木製の戸車です。

    戸車というのは引き戸などの建具の下部に取り付けてある滑車のこと。それが木で作ってあるわけです。

    すごい技術ですねぇ。。おそらく黒檀という恐ろしく固く、頑丈な木材を使用していると思います。物が小さすぎて正確にはわかりませんが、、、

    その固い木材を丸く加工する技術が100年前にすでにあったんですねー!!

    戸車の軸に真鍮のピンが入っていたのですが、黒檀の戸車との100年間の摩擦で真鍮のピンのほうが負けてすり減っていました。これでは動きませんね。

     

    熟練の建具屋さんたちも見たことないとのこと。。

    そりゃー100年前の代物ですから(*^_^*)

    今回は樹脂のものに交換しました。動きもスムーズでお施主様にも喜んでもらえました。

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    寺本 達哉(てらもと たつや)

    二級建築大工技能士

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