今年、最後の大工ブログになると思います。
こんにちは。福田昌平です。
営業さんや設計士ではなく、大工自身の想いや考え方を、知ってもらいたい!
作ってきたものの、こういうところを見てほしい!
など、大工工事部から外に発信していきたいとの思いを込めて
今年の初めから、『ブログ』を始めました。
そのうえで、HPページ作成や文章・写真のことなど、ある意味ただ書けば良いというところまで
作り上げて頂いたのは、デザイン部の方々の協力があったからに他なりません。
そう、まさに平成建設の『縁の下の力持ち』です。
現場が竣工すれば、一眼レフを構え、竣工写真を撮りにきてくれたり
各種媒体の広告や企画を一手に引き受けているのです。
東京駅、新幹線の八重洲南口の広告です。
(実際に新卒採用の面接時に、見てきました。
目立ちまくりで、しかもかっこよかったッス)
そして何より、見て頂いている皆様、本当にありがとうございました。
2014年も頑張っていきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
では、よいお年を。。。
お久しぶりです、水曜日の原田です!
先日、久々に住宅の建て方に行ってきました!
人数も多いせいか作業がどんどん進んで行きます。
残念なことにこの日は雨降りで、さらに午後には雪まで降る始末…
皆、二言目には『さ、さむい・・・』と。。。
しかしそんな中でも建て方はどんどん進んで行きます!
建て方中、現場から大工の威勢のいい声が何やら聞こえてきます。
『【い】の【さーん】』、『【は】の【いちー】』、『【ほ】通りの【さん、から、ななー】』
さてさて皆何をそんな大声で叫んでいるんでしょうか?
これは材料の位置を大声で叫んでいるんですね!
建物を上から見下ろしたときに横方向を【い、ろ、は、に、ほ、へ、と・・・・・・】
縦方向を【一、二、三、四、五、六・・・・・・】と言う風に番付しています。
大工はそれを基に柱、梁を収めていきます。
この声を聞くと『建て方やっているな~』と実感します。
そして冬の建て方、一服休憩中にうれしい納品がありました。
なんでも身も心も芯から温めてくれる新素材が現場に届いた模様・・・
それがこちら
みんな大好きコーンポタージュ!!!
現場監督立会いの下、しっかりと受け入れを確認しおいしく頂きました(笑)
寒いですが、これでまだまだ頑張れそうです!
皆さんも芯から温まって寒い季節を乗り切りましょう!!!
今年もあと少しですね。
高橋です!!
今日は、現場で使用している枠の加工について紹介したいと思います。
名前で言えば 「八掛け枠」。
形は
こんな形です。
なぜこのような加工をするかというと、
「見付け」
仕上がったときに見える部分を少しでも薄く見せたいためなんです!!
加工の手順としては、
まず見付けの部分を残して切込みを入れます。
そこを目指して45度に切り落とします。
この後面を取れば、片側完成です。
これを両側施工し、取り付けます。
画像は笠木ですが、この現場の枠は全てこの加工がされています。
斜めじゃなくて、直角でもいいのでは??と思われるかもしれませんが、
直角だと薄い部分が多く、枠の強度も落ちますし、仕上がった塗り壁や、クロスの割れる原因になりやすいんです。
ちなみに、壁の入り隅には
こんな形の見切りが使われているんです!!
これはまた次回紹介します!!
枠ひとつをとっても、さまざまな工夫がなされているんです。
本当にこの現場は見所満載です!!
もうすぐ完成なのでラストスパートがんばります!!
今年もあと2週間を切ってしまいました。
雪が降りそうなくらい寒い日があったり、風がすごく強かったり、
先日登場させたドカジャンが大活躍です。
こんにちは、大工の宮下です。
現在木工事真っ只中のH様邸、実は無垢の板がたくさん使われているんです。
先日紹介した、土庇の軒天には、杉の白味。
床板には、カバザクラ。
バルコニー上の軒天には、レッドシダー。
まだ、貼られていませんが、腰板には杉の赤味を使います。
4種類もの無垢の板が使われているのです。
無垢の板は、自然の温かみがあっていいですよね~。
でも、この無垢板を貼る大工は、頭を悩ませながら貼っているんです。
違和感なくバランスよく貼るにはどうすればいいのか???と悩んでいるんです。
同じ材種でも、一枚一枚微妙に違う表情を持っているので、
考えずに貼ってしまうと、色味や木目に偏りがあったり、一枚だけやけに目立ってしまったり。。。
そうならない様に、一度仮に並べてバランスを調整しながら、貼っているんです。
大分、手間と時間を要しますが、、、
それをやるかやらないかで、仕上がりに影響がでてしまうんです。
仕上がってしまえば、全く感じることのできない事ですが、
無垢の板には、大工の見えない気遣いが詰まっているんですね。。。
H様邸の無垢板は、現在、僕と英水くんが、悩みに悩んで貼っています(笑)
その分、かなりキレイに仕上がっていますよ~
H様、完成を楽しみにしていてくださいね
こんばんは。先日伐木を見てきた大工の山中です。
皆さんスギとヒノキの違いはご存知でしょうか?
写真の森の中にはスギとヒノキが混在しています。
スギとヒノキ、それにマツが日本で主に家の構造に使われる木材です。
ただし大工が普段目にするのは削られた木材がほとんどです。
立木の状態では、スギだかヒノキだか分からない大工は意外と多いんじゃないかと思います。
かくいう私も3年前ぐらいにやっと知りました。
左がスギで、右がヒノキですね。
切口を見れば分かりやすいのですが、樹皮の表情も全然違います。
写真のヒノキは樹皮がほぼめくれてます。最初の写真の左手前の木がヒノキですね。
大きな表皮がパリパリとめくれます。
左がスギで、右がヒノキの葉っぱです。
皆さん山に登った時にでも、注意して見てはどうでしょうか?
ちなみに・・・
左がスギの雄花、右がスギの雌花です。
雄花にスギ花粉がいっぱい詰まってるそうです。