• July
    06
    2017

    どこに行っても大工だな~と思ってしまう理由。

     

    事務所で仕事をしていたら髙橋亘大工、茶木大工から

     

     

    クイズが届きました。

     

     

     

     

     

     

    タイトルは「みにくいロールの子(みにくいアヒルの子にちなんで)」

     

     

     

     

     

     

     

    このカタツムリみたいなのは

     

     

    ロールビスといってエア工具にセットすると

     

    空気圧でビスを打てるものなのですが

     

     

    そのロールビスの仲間外れはどれでしょう?

     

     

    という問題です。

     

     

     

     

     

     

    お分かりいただけましたでしょうか?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    左中のロールビスだけ時計回りに巻いてありますね。

     

    これは巻きなおせば使えますが、なかなか珍しいです。

     

     

    硬貨のギザ十とか、+の頭がないビスとか見つけると

     

     

    「おっ///」てなります。

     

     

     

     

    改めまして、こんにちは!

     

    たまにチョコボールを買いますが、

     

     

    最近なかなか銀のエンゼルにお目にかかれない

     

     

    大工工事部のながともです。

     

     

     

    早いもので7月になりました。

     

     

     

    2017年も折り返し地点といったところでしょうか?

     

     

     

    先日私はこちらに行ってきました。

     

     

     

     

     

     

    レオナルド×ミケランジェロ展です。

     

     

     

     

    内容ももちろん二人のスケッチなどが展示されていて興味深かったですが

     

     

     

     

    いかんせん

     

     

     

    一部公開されている小屋組みも気になりました。

     

     

    内装も塗装はしてありましたが、廊下の床が無垢の木でコツコツと鳴ったり

     

     

    建物自体も興味深かったです。

     

     

    こういうとき、

     

     

    ついつい修行中の身ではありますが「大工だなー」と改めて感じます。

     

     

     

    次はどんな展覧会を見に行こうかとワクワクしつつ・・・・

     

     

    明日も事務所に行ってきます(`・ω・´)ゞ

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  • July
    25
    2016

    牛梁

     

    こんにちは 大工工事部 平松です。

     

     

     

     

     

    何度言っても変わらないのは分かっていますが・・・暑いですね!

     

     

     

     

    負けずに頑張りましょう!!

     

     

     

     

     

     

     

     

    今日は「牛梁」(うしばり)について

     

     

     

     

     

     

    この現場で初めて牛梁という言葉を聞きました。

     

     

    調べると、小屋組みにおいて棟木と平行に走る太い梁のことを指すらしいです。

     

     

    牛の背骨に似ているようだという事でこの名前がつけられたらしいです。

     

     

     

     

     

     

     

     

    牛の背骨なんて表現じゃ足りないですよね。 

     

     

    棟木はロケットに見えましたが、これは・・・大砲みたい(笑)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    さすが博康さん。自分の時より少ない回数で仕上げてきました。

     

     

     

     

     

     

    ひとつ、今までの台持ちと違うのところがありました。メチの部分が蟻になっています。

     

     

    重要な構造体ですからね、ずれないような工夫をしています。

     

     

    ここは特に大事な所だ、という小川さんのこだわり所だと窺えます。

     

     

     

     

     

    牛梁も棟木と同様にこれから両端に竿車知で継いだりするので、まだまだ仕事があります。

     

     

    台持ちが終わったらそのまま刻んでいきます。

     

     

     

     

     

     

     

     

    唐澤さんも、もう片方の牛梁いきました!

     

     

     

    言葉や写真でいくら説明しても伝わらない、やった人にしか得られない事が確実にあると思います。

     

     

     

    目まぐるしいくらい色々経験させてもらっていますが、ひとつひとつの経験を忘れないように大事にしていきたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    一方で小屋の刻みの方は、母屋、天秤梁をザクザク刻んでいます。

     

     

     

    継手は主に「台持ち」(だいもち) 「竿車知」(さおしゃち)

     

     

     

     

     

    仕口は主に「渡りあご」「兜蟻」(かぶとあり)となっています。

     

     

     

     

     

     

     

    込詮(こみせん)+ザボールで強度と安定感を増しています。

     

     

     

     

    小屋組は登り梁もあるため、仮組みとは別で一度組みながら刻んでいく予定です。

     

     

     

     

    組む日までまだもう少しかかりそうですが、ペースを上げて頑張ります!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • May
    13
    2016

    発掘しておりました。

     

     

    こんにちは!

     

     

     

     

    大工工事部のながともです。

     

     

     

     

     

    今回は私事ですがゴールデンウィークのお話です。

     

     

     

     

     

    そもそもゴールデンウィークと

     

     

    いつから呼ばれるようになったんでしょうか?

     

     

     

    ご存知でしょうか?

     

     

     

     

     

     

     

    「ゴールデンウィーク」の名称は、

     

     

    某映画作品がこのGWの期間に

     

     

    正月映画やお盆映画以上の興行成績を残したことで、

     

     

    映画界でこの時期に多数の動員を生み出すことや

     

     

    活性化を目的として、当時作成された宣伝用語であり、

     

     

     

    1952年頃から一般に使われるようになった

     

     

    和製英語なのだそうです。

     

    (Wikipediaより)

     

     

     

     

    なるほど。映画がきっかけだったのですね!

     

     

     

     

     

     

     

    本題です。

     

     

     

     

    私はゴールデンウィークは

     

     

     

    ブログをしたためていたのは勿論ですが

     

     

     

    前々から気になっていた所へ行ってきました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    フリーマーケットです。

     

     

     

     

     

     

    お目当ては・・・・・

     

     

     

     

    洋服でも

     

     

     

     

    靴でも

     

     

     

     

     

    時計でも

     

     

     

     

     

    骨董品でもありません。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    立かんなと万力

     

     

     

     

     

     

    です。

     

     

     

     

     

     

     

    我ながら

     

     

     

     

    「休日の昼下がりに女性が買う物か?」と

     

     

    思いましたが

     

     

     

    欲しくて買っちゃいました。

     

     

     

     

    他のお店でも平かんなは売られていたのですが

     

     

     

     

    なかなかの使われっぷりの

     

     

    錆っぷりで

     

     

     

    刃もほとんどなく

     

     

    余命あとわずかな道具達が多くて

     

     

     

    諦めかけていたら・・・・・

     

     

     

     

     

    まさか

     

     

    立ちかんな(かんなを調整するのに必要なかんな)に

     

     

     

    お目にかかれるとは思わなかったです( ̄ω ̄;)

     

     

     

     

    また機会があれば

     

     

    今度は名品を発掘したいものです。

     

     

     

     

    その日を楽しみにしつつ

     

     

     

    明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ

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  • May
    06
    2016

    もえております。

     

    またやっちゃいました。

     

     

    長澤ブログファンの皆様、期待を裏切ってすみません。

     

     

    題名ってなかなか悩みどころなんです。

     

     

    さすがブログの大先輩、調子のいいやり方を知っていますね。

     

     

     

     

     

    ようこそ こちらは大工工事部の平松のブログです。

     

     

     

     

    先日、保険屋の小母さ・・・きれいなお姉さんが、「作業服の人を見ると萌えます!」と言っていました。

     

     

    テンションが上がるというような意味合いでしょうか。

     

     

    そういう使い方するんだ!と学びました(笑)

     

     

     

     

     

     

    という事で、今日は大工の萌えポイントを紹介していきたいと思います!

     

     

     

     

     

     

     

    まずはこれ(笑)

     

     

     

    胴縁カッターをアレンジしました。 

     

     

     

    大工さんしか意味わからないですよね(笑)

     

     

     

     

    通常の状態はこうです。

     

     

     

    超マニアックですいません(笑)

     

     

     

     

    なぜアレンジしたかというと、建具があたる柱の面を平らにするという難問に直面したからです。

     

     

     

     

    一見四角の平らに見える柱も、建具が当たるとなるとNGになるものばかりです。

     

     

     

     

    さて、どうやってやろうかという所から話は始まりました。

     

     

     

     

    自分なりに思いついたようにやってみましたが、なかなかの手間。

     

     

     

     

    家の大きさは130坪もありますから、建具の数も相当あります。

     

     

     

    少しでも早く終わらせる為に、小川さんから色々とヒントをもらいました。

     

     

     

    過去に丸太に面を出すときにしていた仕事の話をしていただき、その話を元に今回の問題を解決する策を練りました。

     

     

     

     

     

     

    上端がとりたい面です。柱がねじれ、反っていることが伝わるでしょうか。

     

     

     

    これを芯墨から平行に、きれいに面をとりたいということです。

     

     

     

     

     

     

    まずは同じ幅で作った定規を芯から平行に、両側に打ちます。

     

     

     

     

    この段階ではビスを打っても大丈夫な部分がまだ残っていますから、面をとるならこの段階でやるべきですね。

     

     

     

     

     

     

    そして特製胴縁カッターを定規に滑らせていくと、芯から平行な面をとれるというわけです。

     

     

     

     

     

     

     

     

    安い材料でなかなか完成度の高いものができたと思います!

     

     

     

    シンプルさと、安さ、早さ、高ナットのシルバーが萌えポイントです。

     

     

     

     

     

     

    全ネジとナットでのばした部分が盤の下端と平らになるようにしてあり、定規のキワまで取ることが可能です。

     

     

     

    前にお伝えした特製ルーターに近い考え方ですね。

     

     

     

    しかしルーターとはパワーが全然違います。

     

     

     

    硬いケヤキも難なく平らにしていってくれました。

     

     

     

    過去には何度も硬い木のねじれや反りに困った経験があります。

     

     

     

     

    この特製胴縁カッターがあれば・・・今後の仕事にも大きな可能性を感じますね!!

     

     

     

     

     

    まことに勝手な見解ですが、面を出すのが格段に早くなって、小川さんもだいぶ萌えてくれていたと思います!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こんなので萌えてくれるのはタッキーくらいでしょうか。特製折りたたみ棚です。

     

     

     

     

    どんな状況でも整理整頓は心がけたいものです。使い方もアレンジしてます(笑)

     

     

     

     

    使われていないものがあったのでちょっとお借りしました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    話は変わりますが、新顔もチラホラと応援に来ております。これまでも撮りそびれた方もいます。

     

     

     

     

     

    2課の駒井大工です!

     

     

     

     

    大工工事部は人数が多いということもあり、1課、2課、3課、4課に分かれています。

     

     

     

     

    最近のメンバーで言うと、千秋さんと自分は1課。写真の駒井大工が2課。小川さんとタキレンが3課。博康さんが4課。

     

     

     

     

    社内事情ですが、全部の課の人がいるなんてなかなか見られない光景です。平成大工集団、総力戦ですね。

     

     

     

     

     

    今後どれだけの社員大工が関わっていけるのか、というのも楽しみです。

     

     

     

     

     

    ブログを書いてくれる人も出てきてくれるとイイなー(笑)

     

     

     

     

     

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    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

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  • April
    18
    2016

    色々と試みております!

     

    なんか、つられてしまいました。

     

     

     

    ようこそ。 ここは大工工事部 平松のブログです。

     

     

     

     

     

     

    先日、T様が加工場にいらっしゃいました。

     

     

    古材を集めるのに十何年もかかったということを初めて聞きました。

     

     

    あらためて、心して仕事に励まさせていただきます。

     

     

     

     

     

     

     

     

    さて、前回もお伝えしましたように梁の刻みに入っています。

     

     

     

     

    梁だけでも色々な樹種を使ってあります。

     

     

    杉、檜、松、栗、欅 は確認しています。

     

     

     

    前にお伝えした、面出しした部分がわかりますでしょうか。

     

     

    写真だとわかりにくいですが、上の幅が大きく、下が狭くなるようにして上から落とています。

     

     

    こういった事も理解してから墨を出さないと、仕事がとまってしまいます。

     

     

     

    いいところを写真におさめてもらっていました(笑)

     

     

    相手が古材になってからは、研いできた刃物も一日ももたず、切れなくなっている感じがします。

     

     

    材が大きいのでつい大きな鑿を手にしてしまいがちですが、小さな鑿をうまく使うようにと教わりました。

     

     

    研ぐのも楽だし、崩していくのは小さな5分の鑿でも充分なんですね。

     

     

    大変勉強になります。

     

     

     

     

     

     

     

    右から突き鑿、穴屋鑿(首ながという方もいます。)、普通の叩き鑿。

     

     

     

    長いのは今まで使ったことなかったです。

     

     

     

    今回は材が大きく、深いところや大きな面をさらうのにとても重宝しています。

     

     

     

     

     

     

     

     

    話は変わりますが、角のみを古材でも使えるように改造しました。

     

     

    何度か改良を重ねて、現在この形です。

     

     

    芯に合わせる苦労からは逃げられませんが、かなり役立つ予定です。今後さらに改良を重ねていきます!

     

     

     

     

     

     

     

    ルーターも色々やって、現在この形です。

     

     

    2階の柱の根ホゾ(下のホゾのことです)の胴突き部を平らにするために工夫しました。

     

     

     

     

     

    水墨(水平の基準墨)から平行に当て物をして、その上を滑らせるように特製ルーターを使えば、水平な面を取れるというわけです。

     

     

     

    ルーターでなくても出来そうですね。困った事が出てきたらちがう機械でも試してみたいと思います。

     

     

     

    しかしだいぶマニアックな話になってきました(笑) 

     

     

     

     

    やった事をすぐ忘れてしまう悪い癖のある自分にはとてもいい、仕事日記を書いてる気分です。

     

     

     

     

    自分は、こういった工夫をしている時が夢中になってとても楽しいです。

     

     

     

     

    新しいものを生み出すというより、昔から手を動かしながら色々なアイデアを出していくやり方が一番性に合ってます。

     

     

     

     

    数がありますからね、うまく使えると格段に生産性がよくなると思います。

     

     

     

     

    やっぱりこの仕事、おもしれェーー!!です(笑)

     

     

     

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