• September
    26
    2016

    通し柱

     

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

     

     

    雨が続いて、急に夏が終わったような感じがしますね。

     

     

     

    先日、T様邸の中打ち上げがありました!

     

     

     

     

     

     

    日頃と全然違う姿を見ることができて、とても楽しかったです(笑) 

     

     

     

     

     

     

     

     

    今回は通し柱について書かせてもらいます。

     

     

     

    この現場では、吹き抜けの角に4本、通し柱が立ちます。

     

     

     

    4本とも四方から梁や差し鴨居が差さってきます。そのうちの1本が例のマンモス梁です。

     

     

     

    500キロオーバーの欅(けやき)の塊です。

     

     

     

     

     

     

    牙のようなものは竿車知の竿部分です。

     

     

     

     

     

     

    こちらは上の竿には梁、下の竿には差し鴨居がおさまってきます。

     

     

     

     

     

     

    ホゾの根元から竿の先端までを少しテーパーにしてあります。

     

     

     

    ホゾ穴の方もそれに合わせて斜にほってあり、組むときに苦労しないよう工夫してあります。

     

     

     

     

    さらに曲がった大物の梁が二本、マンモスに当たってきます。

     

     

     

     

     

    柱を入れた状態だとここでは組めないので、柱がある想定で当たる部分をひかりつけました。

     

     

    正直、小屋組みの後にこんなに仕事があるとは思っていませんでした。

     

     

    4本ともまとまって、ようやく一段落ついたという所です。

     

     

     

     

     

     

    一方で、外の様子もだいぶ変わってきました。

     

     

     

     

     

    昔お世話になった工務部の先輩方が足場を建てに来てくれました。

     

     

     

     

     

     

     

    いよいよですね。仮組みが始まります!!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ブログ移転しました

    ↓↓新ブログはこちら↓↓

    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • September
    12
    2016

    梁補強

     

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

     

     

    少しご無沙汰しています。

     

     

    もう9月になりました。猛暑から少し解放されたような感じがします。

     

     

    今年も台風が続々と来ていますが、10年住んでて沼津周辺で大きな被害のようなものを感じた事はありません。

     

     

    愛鷹山のおかげだと聞いたこともあります。今年も被害が少ないことを祈っています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    今回は小屋組みを振り返って、定点で写真を撮ってもらっていましたので、載せたいと思います。

     

     

     

     

     

     

    刻みながら組んでいくという形だったので一体どのくらいかかるのか、正直読めない部分もありました。

     

     

     

     

     

     

    想像以上に様々な苦労がありました。

     

     

     

     

     

     

    木のねじれや反りが判明した時には、墨を打ち直したりもしました。

     

     

     

     

     

     

    多くの大工さんの知恵や苦労を目の当たりにしました。いい経験させてもらいました。

     

     

    これで仮組みの時は小屋に関しては一度組んだのでスムーズにいくはずです!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    さて、今回は変わった埋木をやらせてもらったので載せたいと思います。

     

     

     

     

     

     

    上下逆さまに置いてありますが、この梁はもともとの欠損が大きく、自重により置いただけで反ってしまうような事になっていました。

     

     

     

     

     

    このままだと芯墨も打てないという事で、車知を応用したような補強をしました。

     

     

    ん~、墨を見せたかったのですが、見づらすぎますね(^_^;)

     

     

     

     

     

    墨どうりやるとこうなりました!

     

     

    こんなやり方、見たことも聞いたこともなかったです。ただ、自信をもってこれで補強できましたと言えます。

     

     

    片方は込栓にボンドをくれてガッチリと、もう片方は車知栓をいれて、もし今後も曲がったりした時に調整が効くようにしてあります。

     

     

    車知で通りを良くした後に両側に埋木しました。

     

     

    最終的には壁になって見えなくなってしまう所ですが、大工らしい仕事で補強できた事が嬉しいです。

     

     

     

     

     

     

    またひとつ思い出に残る梁が増えました。

     

     

     

    牛梁みたいに一本づつ名前つけていきたい、と思うようになってきました(笑)

     

     

     

     

     

     

     

     

    これは唐澤さんとマンモス梁と呼んでいる、おそらくこの現場一番の重量となる梁です。

     

     

     

     

     

     

     

    四角いから仕事は簡単かなと思ってうかつに手を出してしまいました。

     

     

     

     

     

     

    ただいま格闘中です。またの機会にその模様をお伝えできればと思います!

     

     

     

     

     

    ブログ移転しました

    ↓↓新ブログはこちら↓↓

    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

 
大工の日々―平成建設職人集団
© 2013 Heiseikensetsu Co., Ltd. All Rights Reserved.