• February
    19
    2017

    屋根クライマックスそして瓦へ

    どうも渡邊です。

     

    去年末になりますが友人が結婚すると報告を受け、

    何かお祝いを!ということで思い立ち↓

    ウェルカムボードです。某キャラクターが好きな友人。

    木製商品はレーザー加工モノが多いですが、削り出ししかできなく、自分の中では味気ないと思っていたので

    埋木したり、立体感出したりしてみました。

    とても喜んでもらいました。

    家作りと同じで、その人のために作り、

    喜んでもらえたときが最高の瞬間だと思います。

     

    さて、鎌倉。

    主力2人が抜けた現場ですが3人で蔵の上屋根に取りかかりました。

     

    一次屋根の板金葺きが終了したので5寸角の「転ばし母屋」を据えました。

    この母屋が斜めに置かれるのは蔵特有の姿です。

     

    垂木を並べ、通気胴縁、上野地を張り終了!

    上屋根はすぐ終わったんだなと思われた方!誤解してますよ。

    垂木の間、母屋の間など隙間をすべて網で塞いであります。

    山に囲まれた場所にあるためリス、小鳥などの小動物や昆虫が多くいます。

    これは屋根の奥まで入っていかないようにしました。

     

    手間はかかりますがやってよかったと思える堅い仕事ではないでしょうか。

     

    背の高いタッキーが終始屈みながら作業してくれました。

     

    そして約2ヶ月の屋根工事は終了となりました。

     

    と同時に瓦屋さん登場!

    静岡藤枝に会社がある瓦屋さん。社寺を多く手がける職人さんです。

    この現場のために住み込みで来てくれました。

    あっと言う間に瓦の下地を組み上げていきました。

     

    この軒先に取り付けられた瓦面戸も普段は樹脂製のものを使いますが、

    こだわりで木で刻まれています。

     

    「このようなことをするのは社寺ではあるが住宅ではやったことない。」

    という瓦屋さん。すごいの一言です。

     

    数日後には瓦上げが始まります。瓦だけで総重量30トン!

    葺き上がるのが楽しみです。

     

    僕らは筋交等外壁工事が始まります。

     

     

     

    最後に道具屋利兼さんへ

    管理上当社のブログにはコメント書き込みができないため、利兼さんのブログでコメントをしていただき、ありがとうございます。

    http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20170202/1485984241

    ブログは毎日拝見させていただいております。

    入隅カッターに関しましては、本目的の床張りにはまだまだ取りかかれておりませんが、またいくつか出番が出てきましたので改めてご紹介できればと思います。

    本当に買ってよかったと思う素晴らしい道具です。また替刃購入の際にはよろしくお願いします。

     

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    Profile | 大工


    渡邊 唯希(わたなべゆいき)

    一級建築大工技能士  二級建築士

 
大工の日々―平成建設職人集団
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