• July
    24
    2017

    嵐、付け柱、付け梁

    どうも渡邊です。

     

    先日は鎌倉はピンポイントで大豪雨に見舞われました。

    まさにバケツをぶちまけたような勢いです。

     

    工事中に雨に打たれることは悪いことではありません。

    浸水、漏水等が確認ができ、万が一の場合は的確に処置ができるので、

    完成後の被害を食い止めることができます。

     

    現場はこんな豪雨でも異常なしでだったので安心でしょう。

     

     

    大工が長い戦いをしていた窓に変化が。

     

    皿敷居部には、

    板金屋さんに銅板が葺かれ、

    建具屋さんにより真鍮のレールが取りつかれました。

    さらにその上に窓が納められています。

    これで雨風吹込みを防ぐことができるようになりました。

    窓が半透明なのは仮の姿。

    完成直前まではガラスは外しておきます。

     

    その上部板庇部分にも

    皿敷居同様。板金が葺かれています。

     

    出窓部は面積が広いので一文字葺きが施されています。

    かなり手が込んでいます。

    蔵の3つの霧除けにも葺かれています。

    あそこは博康さんが担当なので載せるのはやめときます。

     

    さぁここからは最近の自分の仕事。

    前回の気を張って取り付けた通気胴縁の上に

    化粧材と左官下地となる木摺り。

    通称「嵐」と呼ばれている小幅の木材をバシバシバシバシ付けていきます。

     

    その上に付け柱、付け梁等の装飾が取り付けられます。

    北面は蔵から出張に来てもらった博康さんが。

     

    東面はマリンスポーツでこんがり焼けた原田さんが。

     

    南面は原田さんにいじられまくってキレぎみの平松さんが。

    あと玄関回りも平松さんが。

    別に担当分けしたわけではないですが各自持ち場を持って作業しています。

     

    先輩たちの仕事を止めないように自分が先行して嵐を

    あっちでバシバシ、こっちでバシバシ取り付けました。

     

    ここ最近は一段と制服がびちゃびちゃになったでしょう。

     

    嵐終了後はあそこはお前がやるんだろ。と言わんばかりに残された西面に取り掛かります。

    母屋のくせを取り、

    梁にくせをうつして、

    取り付けます。

     

    写真見てわかるように

    この流れの写真は一致してません。

    つい集中して撮り忘れて、次の箇所で。という感じです。

    雰囲気だけわかってもらえたらと思います。

     

    これ以上書くと次の記事が書けなくなるのでこのへんで。

     

    タッキー登場していませんが内部で重大任務遂行中です。

     

     

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    Profile | 大工


    渡邊 唯希(わたなべゆいき)

    一級建築大工技能士  二級建築士

 
大工の日々―平成建設職人集団
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