こんにちは!
大工工事部のながともです。
現場では順調に
外壁のベニヤが張り終わり、
窓のサッシも取り付け終わり。
外では外装の防水紙貼り。
中では、断熱の発砲ウレタン吹き付け
(=白いモコモコした発泡スチロール状の
家の内部を温かく保つものです)
にむけて壁下地を進めている段階です。
早いものでおよそ一ヶ月前は建て方でした。
建て方とは大工5名前後で
柱、梁、屋根をかけるいわゆるチーム戦です。
大工仕事の中で一番賑やかな仕事です。
ここ何回か掲載した記事とは前後してしまいますが
せっかくなのでお話しさせて頂きます。
まずは土台に柱を挿して・・・。
足場の上では、木村大工(右)と
大高大工(左)がスタンバイ
柱の頭を梁で繋いでいきます。
二人で息を合わせながらカケヤ(大きい木槌)を
振るって梁をおさめていきます。
たっ、頼もしいっす!
その間、私は羽子板ボルトを
必要なところに配って締めたり
一人で持てる重さの梁を上に持ち上げたり・・・
それぞれ出来る事を見つけ、フル稼働するため
本当に建て方はチーム戦です。
ここで親方の重森大工はというと・・・・・
真剣な眼差しで
柱がまっすぐ立っているかを確認してます。
一階の柱を立てる、梁をかける
柱の立ちをチェックする
仮筋交いで固定する
2階の床パネルを張る
2階の柱を立てる 梁をかける
2階の柱の立ちをチェックする
仮筋交いで固定する
小屋組を組む(建て方一日目終了)
垂木(野地板を支える部材)をかける
野地板(=屋根の下地板)を張る(建て方二日目終了)
この一連を2日でやります。
皆さんのお陰で
無事上棟しました!
ありがとうございます!
建て方戦士の木村大工、大高大工は
元々居た現場に戻り
ここからは、木工事完了まで
重森大工と共に
地道な長期戦が続きます。
なかなか最初から最後まで
一連の流れでお家が出来上がって行くのを
お伝えできなかったので
この現場を通して、
つぶさに大工の楽しさをお伝えできればと存じます。
改めてお施主様、関係者の皆さん、
このブログを読んでくださっている皆様
よろしくお願いします!
と思い出に浸りつつ・・・。
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
現在、2階の外壁のベニヤがある程度終わって
木工事(=大工仕事)12%といったところでしょうか?
そろそろ1階にさしかかるという事で
私はどえらい量の1階の金物(ホールダウン金物など)を
取り付けておりました。
足場をうろちょろしていたら・・・
重森大工が2階でベニヤをジグソーで切り取っていました。
ん〜?
何を切っているんですかね?
切り終わったかと思えば
今度は反りがんなで
切った小口を軽く仕上げて
私が1階の金物を回っている間に
何枚かこの手順でベニヤを加工していたようで
しばらくしてお呼びがかかりました。
重森大工の切ったベニヤの正体はいかに・・・・・
・
・
・
おっ!
アール(=曲面)だ!
そうなのです。
バルコニーの開口の上(マグサとも呼びます。開口の下は窓台)がアールなのです。
通常、窓台とマグサを組む時は
下地を組んでから
ベニヤをスタタタっ!と張りますが
先にベニヤを張ってから
下地を入れた方が綺麗にいくだろう。という事で
ベニヤ、下地、ベニヤの順で決めました。
下地ができたので
最後にベニヤで蓋をして
アール開口の完成です!!
アール・デコならぬ
アール・大工
な仕事をさせてもらいました。
「ジョークはいいけど、金物は終わったのか?」
まだっす!すみません!!
猫検査官に怒られないように・・・
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
現場では・・・
筋交い、間柱がはいり、
外壁の下地になるベニヤを貼っております。
タイトルのふせぐですが・・・・
朝から業者さんがバルコニーに
ずっとこもっております。
スタイロとケイカル板を
床にはって
繫ぎ目に専用のパテをくれて
手が止まる事なく1日で
バルコニーの防水工事完了です!
これで雨が吹き込んでも一安心です。
吹き込むと言えば
最近「春一番」なのか
強風、突風が吹きますね。
花粉症、強風にお気をつけください。
明日は重森大工と「あるもの」に立ち向かうため
現場へ行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
前回の玄翁を据える話の続きです。
古い柄を外したら・・・・・
新しい柄を頭の穴に合わせて
ノミで少しずつ削っていきます。
削って、少し頭をはめ込んでみて
あっココが当たってるから
一回頭を外して、削って・・・・。
・・・・を休憩時間に
先輩大工にアドバイスを頂きながら
くりかえします。
お昼休みに昼食を済ませて
お天道様の下で玄翁を据えるのも
なかなか乙です。
(お昼休みに玄翁を据える
女性会社員がいる弊社は
本当に特殊だなとしみじみ・・・)
結果このようになりました。
まだまだ反省点はありますが
やった。やっとできた!!
この小さな達成感は
自分の道具への愛着に変わります。
もうむやみに柄を短く切ったりしないよ。と・・・
今回は柄も安価で据えやすいものにして
練習がてら据えましたが
次据える時は、原木(枝の状態)から
据えてみたいと思います。
そのことも綴る事が出来る日を
楽しみにしつつ・・・・
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
先日は土台を据えましたが
大工の世界には『据える』を使う時が
他にもございます。
そのひとつが・・・・
『玄翁(げんのう)』です。
ちょうど1年前位に勘違いをして
玄翁の柄(持つ部分)を短く切りすぎてしまいました。
これはこれで愛着もって使っていたのですが
厚木出張中に乾燥と酷使で
柄が痩せたのか、頭がぐらぐら
いつ頭がボーン!と取れてしまっても
おかしくない状態に・・・;
という事で意を決して
いよいよ据え直すことにしました。
まず柄を取ります。
右、左・・・とコツコツたたくと・・・。
頭と柄がお別れです。
ここからが大事ですが長くなりそうなので
次回に持ち越します。
上手く据わる事を願いつつ・・・・・
明日も現場に行ってきます!