• September
    01
    2017

    鬼瓦

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    お盆休みも終わり、徐々に秋を思わせる日が増えてきましたね。

     

    休みで鈍った体もそろそろ慣れてきた頃ではないでしょうか。

     

    今年は、お盆休みを利用して、高知県へ行ってきました。

     

     

    休み明けに蔵の「鬼瓦」を取り付けると聞いていたので、高知城の鬼瓦をパシャリ!

     

     

    鎌倉の現場が始まってからというもの、このような古い建築物を見ると、昔の人は機械やクレーンもないのにどうやって建てたんだろうとつくづく思います。

     

     

    さて、鎌倉に戻ります。

     

    休み明け、四月から蔵の鬼瓦を残して現場を空けていた瓦屋さんが戻ってきました。

     

     

     

    ん!!

     

     

    トラックの荷台に積んであるのは…

     

     

     

     

    鬼瓦!!

     

     

    ものすごい迫力ですね。

     

    高知城のと比べると2倍近くの大きさはあります。

     

    鬼の表情をよく見ると、阿吽(あうん)の表情になっています。

     

    陽を意味する「阿形」と、陰を意味する「吽形」。

     

    据え付ける向きなど諸説ありますが、鎌倉の現場では正面に「阿形」がくるようにしました。

     

     

     

    据え付ける前に、バランスを確認して、

     

     

     

    ドーン!!

     

    一日も経たないうちに据え付け完了していました。

     

    鬼瓦の側面をよく見てみると、何やら文字が見えますよね。

     

    何だかわかりますか?

     

    これは、「へら書き」と言って、瓦を焼く前に、竹のへらを使って、建築した年や建主、設計士、棟梁の名前などを記録するものです。

     

    何百年にわたって、名前が残ると思うと、誇らしいですね。

     

     

    写真だとわかりづらいですが、下から見上げても、この存在感は凄いです。

     

     

    瓦工事も無事に終わり、蔵の外部も順調に進んできました。

     

     

     

    裏の入り口ではシンヤさんが古建具を取り付けていました。

     

     

     

    内部も本屋同様、二階の床組みが進んでいます。

     

    そろそろ蔵でも階段も始まる予定です。

     

    まだまだ仕事は盛りだくさんですが、頑張ります。

     

     

     

     

    おまけ

     

    高知県の「鰹の塩タタキ」

     

     

    美味しかったー!

     

     

     

     

     

     

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

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