• April
    20
    2017

    鉄扉

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

     

     

    桜満開!!

     

    春ですねー!

     

    今年は雨の日が多くて、お花見できない日が続きましたが、皆さんはどうでしたか?

     

    私は晴れた日を狙って、昼休みに現場周辺を散歩しがてら、満開の桜を見てきました。

     

     

    なんと、チューリップも!

     

     

    一方、現場では、

     

     

    先日、前回のブログで予告した鉄扉(てっぴ)の取り付けが行われました。

     

    「てつとびら」ではないですよ。てつとびらと書いて「てっぴ」と読みます。

     

    今回は、扉の部分ではなく、扉の周りの鉄枠が取り付けられました。

     

     

    鉄でできていて、かなりの重量があるので、クレーンを使って吊り上げます。

     

    そして、建物と足場の隙間を、細心の注意を払って、取り付け位置まで降ろしていきます。

     

    絶妙な操作でスイスイ作業を進めるのは、鉄工所の職人さん達。

     

    さすがプロですね。

     

     

     

    枠の裏側から、たくさんのボルトで締めて固定します。

     

     

     

     

    枠が付くところの下地を自分が組んだので、ちゃんと取り付くか心配でしたが、

     

     

     

    じゃん!!

     

    こんな感じで、無事取り付け完了です。

     

    段々、蔵っぽくなってきましたね。

     

     

    後日、仕上げの塗装がされて、ピカピカになりました。

     

    次は、この枠に、霧除けを取り付けていきます。

     

    まだまだ、蔵から出られそうにないですね。

     

    霧除けの取り付けはまた次回までのお楽しみです。

     

     

    少し、蔵を出て本屋へ…

     

     

     

    ん!?

     

     

     

    おやおや!!

     

    私が、蔵にこもっている間に、手元の照らし方に変化が!

     

    壁から野縁を伸ばして、そこに照明をセットするのが流行っているみたいです。

     

    野縁の根元がフレキシブルに動いて、かなり調子がいいみたいですよ。

     

     

    そして、

     

     

    厚木からの助っ人、加藤君です。

     

    沼津での埋木で残ってしまったところを進めてもらっています。

     

    沼津や厚木からいろんな人が鎌倉に集まって、一緒に仕事ができるのは、本当に貴重な事だと思います。

     

    こんなに多くの人が関わる現場はめったにないですからね。

     

     

    そろそろ、蔵にも助っ人来てくれないかなぁ(笑)

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

  • March
    27
    2017

    折釘とツブ

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    最近、暖かい日が続きますね。

     

    現場の近くの駐車場には、辛夷(コブシ)の花が咲いていました。

     

     

    そろそろ、桜も咲いてきて、本格的に春がやってきますね。

     

    花粉の量も、日に日に増してきて、毎日豪快なくしゃみが現場内を響き渡っています。

     

     

     

    そんな中

     

     

    じゃーん!!

     

    前回のブログで出てきた機械のお披露目です。

     

    持ち運びできる「自動かんな盤」です。

     

     

    加工したい寸法に設定して、材料を通すだけで、均等な厚みに製材してくれる優れものです。

     

    普段は加工場でしていた作業も、現場でできるようになり、作業効率もアップしました。

     

     

     

    一方自分は、一旦窓造作を終え、蔵へ。

     

    そこで待っていたのが、こちらです。

     

     

    Ⅼ字型の金物がいっぱい!!

     

    これは、蔵の外壁に取り付ける「折釘(おれくぎ)」と言われるものです。

     

     

    この様に、外壁に同じ高さで等間隔に取り付けられます。

     

    「折釘」は、補修作業時に梯子を架ける際、縄をかけて固定したり、外壁を保護する板を架ける時に使うそうです。

     

    外壁に漆喰が塗られると、この折釘の周りだけは、半球型に盛り上げて仕上げます。

     

    その部分を「ツブ」と言います。

     

    半球型に盛り上げることで、荷重をかけた際、外壁に亀裂が広がるのを防いでくれるそうです。

     

    漆喰が塗られるのは、まだ先ですが、「折釘」と「ツブ」がどんな仕上がりになるか楽しみです。

     

     

     

    本屋では、大工工事部四課の日比野君と岩井君が応援に駆けつけてくれました。

     

    古材に塗装をするため、必要なくなった弁柄の墨を消してくれています。

     

     

    真剣な眼差しで、古材を拭いているのが、日比野君。

     

     

    細かいところを歯ブラシでゴシゴシしているのが岩井君です。

     

    弁柄を消すには歯ブラシでゴシゴシが調子いいみたいですよ。

     

    窓造作に予想以上に苦戦していた中の応援だったので、非常に頼もしかったです。

     

     

    今週には、いよいよ蔵の鉄扉が取り付けられる予定です。

     

    その様子は次回までのお楽しみ。

     

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

  • March
    03
    2017

    瓦上げ日和

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

     

    そろそろ花粉の季節がやってきましたね。

     

    外仕事をする私たちにとって、1年で1番過酷な季節がやってきました。

     

    鎌倉の現場は山の中…

     

    毎日、見えない敵と格闘しています。

     

     

    それはさておき、先日、渡邊君のブログでも言っていた瓦上げが行われました。

     

    当日は雲一つない快晴でした。

     

    まさに、瓦上げ日和!

     

     

    地面から伸びた梯子が途中からぐにゃっと曲がって棟まで伸びてますね。

     

    荷揚げ用の電動ウインチを使って瓦を上げていきます。

     

     

    瓦の枚数は、本屋、蔵合わせて6500枚!!

     

    本屋だけでも5000枚あります。

     

    1日で終わるのかなぁと思ってましたが、

     

     

    昼休みには大屋根のほとんどが上げ終わっていました!

     

     

    仮置きの状態でもきちっと並べられていて、気持ちがいいですね。

     

    葺き上がりが楽しみです。

     

     

     

    屋根の下では、筋交い、間柱など壁下地工事が進んでいます。

     

    建て方後、屋根材であふれかえっていた現場も、だいぶすっきりしてきました。

     

    普段は難なくできる筋交いも、今回の相手は古材です。

     

    いつも通りにはいきません。

     

     

    こんなところに筋交い!?

     

    ってところもいっぱいあります。

     

     

    差し金や自由矩(じゆうがね)を駆使して、古材の型を取っていきます。

     

    一本一本形が違うので、型の取り方も様々。

     

     

    こんな形の筋交いも、ぴったり納まりました。

     

     

    瓦上げが終わり、屋根の上に瓦の重みがかかると、多少ですが、躯体が沈みます。

     

    窓や建具が取り付けられるところは、高さが下がってしまうと建てつけが悪くなってしまうので、瓦をのせてから高さの基準墨を出していきます。

     

    高さの基準が出たら、いよいよ窓造作工事が始まります。

     

     

    おっ!

     

    何やら新たな機械も搬入されました。

     

    どんな活躍をしてくれるのか楽しみですね!

     

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

  • February
    06
    2017

    プレイバック 屋根編

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

     

    早いもので、2017年も1か月が経ちましたね。

     

    未だにジョギングを始めることもなく、2月を迎えてしまいました。

     

    しかし!

     

    始めましたよ!!

     

     

    自転車通勤!!!

     

    防寒対策もばっちりです。

     

    いつまで続くか分かりませんが……温かく見守ってください。

     

     

    それはさておき、鎌倉の現場では、無事に大屋根の作業が完了しました。

     

    まだ、蔵の上屋根の作業が残っていますが、とりあえず一段落といったところです。

     

    12月から建て始めて約2か月間、ほぼ屋根の上で過ごしてきました。

     

    今までこんなに長い期間屋根の上で作業をしたことがなかったので、いい経験になりました。

     

    ここで、今回は2か月の屋根工事を振り返ってみたいと思います。

     

     

    7mの垂木に悪戦苦闘しながら、屋根工事は始まりました。

     

     

     

    蔵の屋根では、6,5寸の急勾配にビクビクしながらの作業でした。

     

    かなり、アキレス腱が伸びました。

     

     

    下屋では、大屋根の垂木が伸びていて、常に中腰。

     

    腰にきましたね~。

     

     

    下屋と渡り廊下の屋根との取り合い。

     

    この角度を出すのは、かなり難易度が高いんですが、原田君がきれいに納めてくれました。

     

    大工の腕の見せ所ですね。

     

     

     

    全員参加で破風の取り付け。

     

    足場の中を、傷をつけずに慎重に、みんなで声を出し合って無事に納めることができました。

     

     

     

    仮組みの時と同様、拝みの上の方が五厘ほど空かせてあります。

     

    ちゃんとついてくれるかな~。

     

    今後も目が離せません。

     

     

    面戸しゃくりでは、新兵器が大活躍でしたね。

     

    屋根が終わっても、いろんな場面で活躍してくれそうな頼もしい道具です。

     

     

     

    いよいよ大屋根スタート。

     

     

    細かい傷のチェックと、同じ色味の化粧板をまとめているところです。

     

    一見、同じ色に見えますが、光の当たり具合で、赤っぽいものや、薄い色など表情は様々。

     

    色味の似た者同士を並べて貼ることで、下から見上げた時に、違和感がないようにしています。

     

    貼り終わってから数えてみると、大屋根だけで1400枚!!

     

     

     

    続いて斜め野地。

     

     

     

    斜め野地の傾きは45度なんで、一つ一つ長さは測らず、ある一か所計測して、あとは計算で長さを出しました。

     

    この板に、貼る順番と長さ、形 継ぎ手の位置の情報が書いてあります。

     

    継ぎ手の位置も隣り合わせにならないように、かつ材料の無駄が出ないように、何度も電卓をはじいて算出しました。

     

     

     

    フォレストボード、胴縁と追っ掛けで進めていき、

     

     

    上野地を貼っていきます。

     

     

    最終日は夕日が綺麗でした。

     

    屋根が終わったら、次は外壁の作業が始まります。

     

    外壁の作業でも、いろんな発見や新たな道具との出会いがあると思うと、わくわくしてきます。

     

     

    外壁編もよろしくお願いします。

     

     

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  • January
    19
    2017

    チームワーク

    はじめまして、大工工事部四課の石川です。

     

    平松君のブログでちょいちょい出てきた ”博康さん” が私です。

     

    昨年の3月より、T様邸新築工事に携わっています。沼津での埋木、刻み、仮組みを経て、現在は鎌倉の現場で日々頑張っています。

     

    初めてのブログなので、慣れるまでは読みづらいと思いますが、よろしくお願いします。

     

     

    2017年になって、早いものでもう半月が過ぎましたね。皆さんは2017年、新しく始めたこと、始めようと思っていることはありますか?

     

    私は、お正月太りをしてしまったので、ジョギングを始めようと決意しましたが… すでに半月が過ぎてしまいました。

     

    しかし、

     

    鎌倉の現場では、2017年に入って新しく始めたことがあります!

     

    その様子がこちら

     

     

     

    !!!

     

     

     

    そう!

     

    ラジオ体操です。

     

    T様邸ではこれまで、個々で準備運動をしていました。

     

    外部作業では、垂木などの重たくて長い材料の荷揚げ、運搬、取り付けを複数人で作業することが多く、作業員同士のチームワークが大事になってきます。

     

    毎朝、朝礼前にみんなでラジオ体操をすることで、よりチームワークが高まると思い始めることにしました。

     

    ちなみに、ラジオ体操にはダイエット効果もあるみたいですよ。

     

    まだまだ現場は始まったばかりですが、最後までみんなが一致団結して作業が進められるように続けていきたいと思っています。

     

     

     

    現場では、下屋下地がもうすぐ終わり、大屋根の養生がはがされました。

     

    屋根下地もいよいよ最終章に突入です。

     

    それでは、今日も一日安全作業で頑張るぞー!!

     

     

    おー!!

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