こんにちは!
大工工事部のながともです。
技術テストが終わり、
現場では重森大工が
勝手口の庇を取り付けました。
そしておもむろに
鉋をとりだすやいなや・・・・
鉋の台(木の部分で木材に当たる部分)が
平らがどうかをチェック・・・
庇につける化粧材のヒノキを仕上げ始めました。
ならぬ
プチ・削れるかい?の開催です。
技術テストの道具チェックで
重森大工に
「この鉋の刃じゃキレないな・・・・。」
と言われて凹みましたが
今回を機に
重森大工に鉋の刃の研ぎ方、手入れの仕方を
仕込んでもらいました。
「ここが砥石に当たってないから
ほんのり力を入れて研いで・・・・・」
「これをこうすると先端が(切れるという意味で)
怖くなってくる」
いよいよ重森大工からGO!サインが出て
庇の余った端材で練習。
重森大工の的確なアドバイスのお陰で
かなり切れるようになりました。
今度は自力で研ぎも削りも出来るよう
頑張ります。
庇も素敵な仕上がりに・・・・・・
ノミもそうですが
鉋も奥が深いです。
と改めて感じつつ
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
前回の社内技術テスト後半戦の続きです。
お昼休みを挟んで
試験自体も後半にさしかかり・・・・
ん?
同期の浦谷大工がここで闘魂注入。
彼曰く「帰りの車を運転するために」と・・・。
健気(けなげ)です。
さぁ私も出来てきました。
まだまだこれからです。
このようにさしがねをあてて
矩(かね=直角)がどうかを確かめて仕上げたり・・・・。
1・2・3年目とそれぞれ異なる課題を完成させ提出。
矩かどうか、寸法が正確か、
仕口(=繫ぎ目)が綺麗についているかなど
評価されます。
点数がついてそれぞれ一喜一憂したと同時に
試験が終わった開放感に充たされます。
この感覚、ペーパーテストや設計課題を連想・・・
学生時代を思い出します。
当日の結果は・・・・・
一年目:平野大工
二年目:木村大工
三年目:川辺大工
おめでとうございます!
日頃の鍛錬、センスの光る個性、繊細な仕上がりを追求する技術。
それぞれ陰ながらの努力あってこその結果だと思います。
1年目は得意不得意を見つけながら次回へ。
私たち2年目は今回の反省点をバネに最終回へ。
これで3年目の先輩大工は卒業!
ということでお疲れさまでした!!!
もう一人、労うべき方が・・・。
テスト中、大工の真剣な眼差しを捉えようと
デザイン部の中嶋さんが撮影にきてくださいました。
試験中の写真も中嶋さんをはじめ
鈴木大工、山中大工撮影のものです
(提供ありがとうございます。)
私自身の結果としてはまだまだです。
悔しかったことの方が多かったので
この気持ちを忘れず次回のテストに
持ち越したいと思います。
と決意を新たに
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
お待たせ致しました。
前回に予告致しました通り
技術テスト当日の模様をお伝えします。
「はじめ!!」
号令とともに緊張感が加工場に充満します。
作業の合間に道具チェックが入ります。
ノミのチェックでは原田大工の熱血アドバイスが入ります。
鉋のチェックは重森大工の鋭い指摘が入ります。
試験官初参戦の重森大工。
道具も技術もそれぞれ得意不得意があって、
それを点数化するのが大変だったのだそうです。
加工場では・・・
墨をするのにさしがねをあてがう音。
ノミで「ガツっ!バリっ!ゴリゴリゴリ・・・・」
と木材を彫ったり削ったりする音。
後半戦と結果は次回にお送り致します。
ついついブログを書くのも熱くなって
夜更かししちゃいますが・・・
明日も元気バリバリで
現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
3月。
いわゆる卒業シーズンですね。
現場に差し込む陽気が温かく優しくなってきたな〜
なんてほのぼのしているのも束の間・・・・・。
あの時期がやってきました。
平成建設 大工技術テスト。
これは社内で現場の仕事のみならず
出題される課題を通して大工の技術。
道具が手入れされているかなどを問うものです。
・・・という事で2月下旬から受験対象である
大工3年目以下は
休憩時間や仕事上がりに
試験勉強ならぬ
試験特訓をします。
左から
大工同期の渡邊大工、木村大工、青山大工、私で
特訓用の材料の加工をしています。
あとは時間と、自分の体力が許す限り
ノミを研いだり、鉋の刃を研いだり、
加工した材料で練習をしたり・・・・
練習しつつ、
「これよりも先にこっちを刻んだ方が・・・・」
「ここをきれいにつけるには、ここを削って・・・」
などとお互い切磋琢磨し合いながら本番を迎えます。
私も頑張らなくては・・・・
加工場では、先輩の木村大工
現場では、親方の重森大工に
アドバイスしてもらいつつ
どうにか練習で完成。
本番の模様は次回お伝えします!
お楽しみに!
と予告も済んだところで
明日も現場に行ってきます!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
現場では順調に
外壁のベニヤが張り終わり、
窓のサッシも取り付け終わり。
外では外装の防水紙貼り。
中では、断熱の発砲ウレタン吹き付け
(=白いモコモコした発泡スチロール状の
家の内部を温かく保つものです)
にむけて壁下地を進めている段階です。
早いものでおよそ一ヶ月前は建て方でした。
建て方とは大工5名前後で
柱、梁、屋根をかけるいわゆるチーム戦です。
大工仕事の中で一番賑やかな仕事です。
ここ何回か掲載した記事とは前後してしまいますが
せっかくなのでお話しさせて頂きます。
まずは土台に柱を挿して・・・。
足場の上では、木村大工(右)と
大高大工(左)がスタンバイ
柱の頭を梁で繋いでいきます。
二人で息を合わせながらカケヤ(大きい木槌)を
振るって梁をおさめていきます。
たっ、頼もしいっす!
その間、私は羽子板ボルトを
必要なところに配って締めたり
一人で持てる重さの梁を上に持ち上げたり・・・
それぞれ出来る事を見つけ、フル稼働するため
本当に建て方はチーム戦です。
ここで親方の重森大工はというと・・・・・
真剣な眼差しで
柱がまっすぐ立っているかを確認してます。
一階の柱を立てる、梁をかける
柱の立ちをチェックする
仮筋交いで固定する
2階の床パネルを張る
2階の柱を立てる 梁をかける
2階の柱の立ちをチェックする
仮筋交いで固定する
小屋組を組む(建て方一日目終了)
垂木(野地板を支える部材)をかける
野地板(=屋根の下地板)を張る(建て方二日目終了)
この一連を2日でやります。
皆さんのお陰で
無事上棟しました!
ありがとうございます!
建て方戦士の木村大工、大高大工は
元々居た現場に戻り
ここからは、木工事完了まで
重森大工と共に
地道な長期戦が続きます。
なかなか最初から最後まで
一連の流れでお家が出来上がって行くのを
お伝えできなかったので
この現場を通して、
つぶさに大工の楽しさをお伝えできればと存じます。
改めてお施主様、関係者の皆さん、
このブログを読んでくださっている皆様
よろしくお願いします!
と思い出に浸りつつ・・・。
明日も現場に行ってきます!