• March
    21
    2017

    鴨と鴫

    どうも渡邊です。

     

    今回はT様邸にいる生き物の紹介です。

     

     

    ウマ。あらゆる現場を渡り年季が入っています。

     

     

    ネコ。こちらも使われ続け年季が入っています。まだまだ現役です。

     

     

    モンキー。何かとよく使います。

     

    鋸の刃が若干開いているのわかりますか?この部分をアサリ

     

    建物でいうと

     

    犬走り

     

     

    屋根の迫り出している部分をケラバ(おけらのこと)

     

     

    牛梁

     

    他は蟻、クレーン(鶴のこと)、、、、、

     

    挙げるとキリがないぐらい出てきます。

    多種にわたる生き物の名が使われています。

     

    さて現在僕が奮闘中のゾーン。

     

    ここにも2羽隠れています。

     

     

    鴨居の「鴨」は気付いたでしょうか。

     

    あとは1羽は敷居です。

     

    鴨居の語源は「上居(かみい)」が転じたものと言われています。

    上に「鴨」が使われるなら下は?

    ということで水鳥である「鴫(しぎ)」が当てられました。

    鴫居(しぎい)がのちの敷居と呼ばれるようになったそうです。

     

    なので答えは鴨と鴫です。

     

    この鴨と鴫なかなかの仕事量がありまだまだ時間かかりそうです。

    縦枠には雲がつきます。

     

    これは試作品でありますが、このような装飾がつきます。

     

    デザインはT様の息子さんです。それを具現化しました。

    前回登場した龍と虎を書いたのも息子さんです。さら〜さらっと書き上げていました。

     

    木彫が趣味な私。

    それを仕事で残せるということで思わず「自分がやりたい!」とかぶりついてしまいました。

     

    外観の雰囲気に影響してくる部分であるのでバチッと決めたいと思います。

     

    下屋からみの窓は終わりました。

    奥から

    自分、原田さん、原田さん、博康さん、博康さん、自分と取り付けしましたが

    見事バチッと決まりました。

    窓も垂木も瓦も揃っていると気持ちいいものです。

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    Profile | 大工


    渡邊 唯希(わたなべゆいき)

    一級建築大工技能士  二級建築士

 
大工の日々―平成建設職人集団
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