こんにちは、大工工事部四課の石川です。
最近、暖かい日が続きますね。
現場の近くの駐車場には、辛夷(コブシ)の花が咲いていました。
そろそろ、桜も咲いてきて、本格的に春がやってきますね。
花粉の量も、日に日に増してきて、毎日豪快なくしゃみが現場内を響き渡っています。
そんな中
じゃーん!!
前回のブログで出てきた機械のお披露目です。
持ち運びできる「自動かんな盤」です。
加工したい寸法に設定して、材料を通すだけで、均等な厚みに製材してくれる優れものです。
普段は加工場でしていた作業も、現場でできるようになり、作業効率もアップしました。
一方自分は、一旦窓造作を終え、蔵へ。
そこで待っていたのが、こちらです。
Ⅼ字型の金物がいっぱい!!
これは、蔵の外壁に取り付ける「折釘(おれくぎ)」と言われるものです。
この様に、外壁に同じ高さで等間隔に取り付けられます。
「折釘」は、補修作業時に梯子を架ける際、縄をかけて固定したり、外壁を保護する板を架ける時に使うそうです。
外壁に漆喰が塗られると、この折釘の周りだけは、半球型に盛り上げて仕上げます。
その部分を「ツブ」と言います。
半球型に盛り上げることで、荷重をかけた際、外壁に亀裂が広がるのを防いでくれるそうです。
漆喰が塗られるのは、まだ先ですが、「折釘」と「ツブ」がどんな仕上がりになるか楽しみです。
本屋では、大工工事部四課の日比野君と岩井君が応援に駆けつけてくれました。
古材に塗装をするため、必要なくなった弁柄の墨を消してくれています。
真剣な眼差しで、古材を拭いているのが、日比野君。
細かいところを歯ブラシでゴシゴシしているのが岩井君です。
弁柄を消すには歯ブラシでゴシゴシが調子いいみたいですよ。
窓造作に予想以上に苦戦していた中の応援だったので、非常に頼もしかったです。
今週には、いよいよ蔵の鉄扉が取り付けられる予定です。
その様子は次回までのお楽しみ。