こんにちは!新人大工の内藤です。
さて、突然ですが、今日は皆様にとある漫画をご紹介したいと思います。
その名も、
です。
どんな漫画かというと、『天才柳沢教授の生活』などで知られる女性漫画家の山下和美さんが、若手数寄屋建築家の蔵田徹也氏(仮名)に出会ったことをきっかけに一戸建ての数寄屋を建てる決意をし、実際に建てるまでの日々を描いたエッセイ漫画です。
内容的には、これから新たに家を建てようとしている方におすすめできるのは勿論のこと、各話の最後には蔵田氏による、数寄屋や日本の伝統文化などに関するコラムが書かれていて、そうした物事に興味のある方にもぜひ読んでみて頂きたい一冊です。
そして余談ですが…実はこの蔵田さん、僕の大学の研究室の先輩だったりします。
蔵田さんは、一度は某大手ゼネコンの設計部に勤めながらも、数寄屋や能楽堂といった日本建築への情熱のあまり、退社、独立して設計事務所を立ち上げたという経緯をもつ方なのですが…
ゼネコンやハウスメーカーでの仕事ではなく平成建設で大工になることを選んだ自分としては、勝手ながらもなんだか親近感を覚えてしまう先輩の一人です。
また、先日、研究室関係の集まりで蔵田さんに久し振りにお会いしたときには、
「僕のところも設計士は足りてるんだけど、施工する職人さんがなかなか見つからなくてね~… いつか、内藤君のところと仕事できたりとかしたら面白そうだね!」
といった、なんとも嬉しい言葉をいただいて、
「こちらこそ、ぜひ一緒に仕事してみたいです!!」と思わず即答してしまいました。
いつの日か、蔵田さんと一緒に本格的な数寄屋を建てられるような時が来るまでに、しっかり技術を身につけていきたいと思います!
『数寄です!』の中に出てくる蔵田さんは、普段はとても温厚で気さくな方ですが、数寄屋に対するその情熱の持ちようは、紛うかたなき「職人」の姿です!