こんにちは。 大工工事部 平松です。
少し日が長くなり、少し目がかゆくなってきました。
いよいよつらい花粉が来てますね。今年は少ないことを願っています。
さて、加工場では今回古材の家の棟梁、小川さんが土台の墨つけを始めました!
今回使用する土台は6寸幅の檜です。(土台は新材です。) 日頃は4寸角を使っているので、見た人は大体「デカっ!」ってなります。
差金のパンッパンッて音に自信と慣れを感じます。慣れてない僕らからすると、とてもカッコ良いです!
今回は化粧物が多いので、赤い弁柄という粉をとかした墨を使っています。(土台は化粧ではありませんが)
これで墨をしておけば、後々墨がいらなくなった時に水ぶきで墨が落とせるのです。
これは小川さんの墨壷です。 大工の三種の神器と呼ばれる道具の一つです!
よーくみると、何か生き物が彫られているのがわかりますか?
正解は次回。お楽しみに!
こんにちは 大工工事部の平松です。
大工ブログでは初登場になります、今後共よろしくお願いします!
さて、自分は12月頃より古材を使った新築住宅の現場に関わらせてもらっています。
今回のブログは、大工の技や知恵、苦労を少しでもお伝えできる事ができたらという思いで始めました。
つたない文章力で読みにくい部分あるかと思いますが、読んでくださった方に少しでも楽しさが伝われば幸いです。
現在、本社沼津の加工場は古材で溢れかえっている状態です。
これまでに材料を搬入し、洗い、時にはイベントの為に片付けをし、その後戻してどこに何を使うか材料を選定し、荒切りするというたくさんの工程があってここまできました。
多くの人の苦労があったことと思います。
大量に古材があるので初めのうちは細かいところまでなかなか目がいかなかったですが、日々眺めていると本でしか見たことないような、いや、本にも載っていないような仕事が随所にしてあり、先輩大工や後輩大工達とどうしてこんなことをしてあるのか、昔はこんな工夫をしたんだなという話題で持ちきりです。
機械のない時代に、今やるとなると想像もつかないくらい大変なことがとても綺麗な仕事として残っている。
無言の技術の伝承と捉えて良いのでしょうか。
機械のない時代、決して無駄な作業はしていないはずだと思います。
一つでも多くの事を学び、今後の仕事に生かしていきたいと思います!