こんにちは!本日2月1日をもって、大工工事部に異動してからちょうど丸一年となった内藤です!
新年のご挨拶でも書かせていただきましたが、今年は大工2年生として、より多くのことを学び、かつ新たに異動してくる後輩の面倒を見れるように頑張りたいと思います。
そしてもう一つ、大工仕事以外で今年の目標としているのが…
一級建築士の資格の取得です。
ご存知の方も多いかと思いますが、平成建設の大工工事部には、大工でありながらも一級建築士や二級建築士の資格をもっている社員が何名も在籍しています。
もちろん日頃の仕事では設計業務や監理業務を行うわけではありませんから、必ずしも建築士の資格をもつ必要性はないのですが、
家づくりに携わる身として、建築に関する知識や技術を少しでも多く身につけておこうという意志が、我々大工をも建築士取得の道へと突き動かしているのではないでしょうか。
そしてそれは僕のような駆け出し大工にも充分あてはまることで…
ただ単に「先輩に言われたからやっておこう」「図面に書いてあるからやっておこう」と淡々と作業するのでなく、
「ここはああいう規定があるからこんな材料使うんだな」とか、
「ここはあの設備機器が入るからこういう納まりになるんだな」とか、
自分の仕事がその家の空間や機能とどう関わってくるのかしっかり考え、理解しながら進めていくことが、
自分自身にとっても、その家にとっても「いい仕事」を実現することにつながるのではないか、なんて思ったりするわけでして、
そうした知識を身につけるには、建築士の勉強をするのが手っ取り早いと思うのです。
…もちろん、「一級建築士」の肩書きがあったらカッコイイかもなぁ~、なんて思惑も無いわけではありませんが(笑)
おかげで平日の夜も休日の昼間も勉強に時間をとられる日々が続いてますが、
一発合格目指して頑張りたいと思いますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!
こんにちは!(一応まだ)新人大工の内藤です。
12月後半から静岡に長期出張となってからもうじきひと月。
色々と新しい生活環境にも少しずつ慣れつつ、それなりに楽しく過ごしています。
最近の現場での仕事を少しご紹介しますと、年明けに、窓の下地をいくつか組ませていただいたりしました。
下の写真のように、柱と柱の間に「窓台」「まぐさ」と呼ばれる水平の下地と、それを梁や土台とつなぐ縦の下地を組み、
窓以外の壁となるところに合板を張って、さらにこのあとサッシを入れることによって、日頃よく目にする窓の形ができていきます。
このとき、窓台がしっかり水平に組めていないとサッシが真っ直ぐ入らなかったり、といったこともあるため、下地といえどもなかなか精度が求められる仕事だったりします。
さて、窓といえば、実は僕は大学院で「日本の建具の歴史」を主に研究していたのですが…
数ある窓の形式のうち、日本の住宅では必ずと言っていいほど使われるのに、外国ではあまり使われないものがあるのを皆さんはご存知でしょうか?
それがこちらの「引違い」といわれる、二枚の戸を横にスライドさせる形式の窓です。(写真は現在の僕の居室のものです)
中には「えぇっ、そんなバカな!」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実際に海外の住宅や街並みの写真などを注意深く見てみると、この形式の窓がほとんど見当たらないことに気が付くと思います。(もし見つけても目をつぶっていただけると幸いです)
では何故、日本の住宅の窓と海外の住宅の窓とで大きく形式が異なるのかというと…
日本の住宅は古くから木材による柱梁構造が主流だったため開口部も比較的大きくすることができ、それを間仕切るための「引き戸」の文化が大きく発達しました。
一方で、西洋では石やレンガを積み上げる組積造が主流だったので、開口部も必然的に狭く縦長のものとなって、「開き戸」や「上げ下げ窓」といった建具が多く用いられたわけです。
なので、かの有名な建築家であるル・コルビュジェが「近代建築の五原則」として「水平連続窓」や「ピロティ」を挙げたりしているのも、
西洋人にとっては「おお、なんて斬新なんだ!」と思う内容であっても、日本人にとっては「いや、昔から似たようなことやってるけど…」みたいな感じだったりします。(笑)
このように、これだけ工業化やグローバル化が進んだ現代でも、住宅の窓の形式ひとつにその国の文化が表れるというのは、なかなか面白いものではないでしょうか。
…仕事の話からだいぶ逸れてしまって恐縮ですが(笑)、こんな風に、「知ってると役立つ(かも知れない)豆知識」的なものをたまにお届けできたらと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
こんにちは!新人大工の内藤です。
私事ですが、このたび藤枝市内で新たに始まる住宅新築工事に参加することになったため、静岡市のほうへ長期出張することになりました。
…実をいうと自分は大工工事部に異動してきて以来、少し特殊な現場に入ったり、他の現場に少しだけ応援に行ったりといったことが多かったこともあって、住宅新築工事の始まりから固定人員として参加するのは初めてだったりします。
加えて、入社以来いままでずっと沼津に住みながら仕事していたので、長期出張するのも初めてです。
さらにいうと、向こうでは大工の1コ上の先輩と、人生初のルームシェアです。
言ってしまえば初めて尽くしの新現場ということで、こんなこと書くと「こいつ大丈夫かなぁ?」とか思われてしまいそうですが…(笑)
でも、色々と初めてなことだらけな分、心機一転がんばろう!って気持ちも強いものです。
特に、自分にとって初めての、建て方から参加する固定現場とあっては、
自分自身にとっても、そしてお施主様にとっても「いい仕事」と言えるような仕事ができるように、励んでいきたいと思います!
これから静岡や藤枝で関わることとなる皆様にはいろいろとご迷惑をお掛けする事もあるかと思いますが、
精一杯、努力していきますので、何卒よろしくお願いします!
向こうで迎える真冬の寒さ対策もバッチリ!
それでは、行ってきます!!
こんにちは!新人大工の内藤です。
さて、タイトルにもありますように、先日、会社のリクルート資料を後輩に渡したりするために、母校の大学を訪ねてきました。
…今更かも知れませんが、母校です。↓
ご存知の方も多いかと思いますが、平成建設は「高学歴大工集団」なんて謳い文句を使っているだけあって、日本各地の大学や高等専門学校などを出て、大工工事部や工務部で職人として働く社員が大勢います。
とはいうものの、東大の大学院まで出て大工になろうという人間はなかなか珍しいらしく…
やはり行く先々で色々な人から、「どうして東大まで行ったのに大工になろうと思ったの?」ということを度々聞かれたりします。
相手の人を納得させるだけの返答をするのは自分でもなかなか難しいのですが… ひとつ、確かに言えることは、
「東大に入って建築、特に日本の家について勉強したい」
と思ったから東大に入ったし、
「平成建設で大工になって自分の手で家を作ってみたい」
と思ったから平成建設に入った、ということだと思います。
自分にできる範囲で、自分のやりたいことをやって、
それが決して人を傷つけることなく、
むしろ、少しでも誰かを喜ばせることにつながればいいな~
とか呑気なことを考えて生きてたら、こんな大工が生まれました。(笑)
もちろん、大工の仕事には学歴なんて関係ありませんし、自分は大工としてはまだまだ未熟な身ではありますが、
「東大卒大工」というのがお客様や会社の仲間、協力業者の方などとの話のタネに少しでもなればと思いつつ、日々を過ごしています。
ということで皆様、今後とも何卒よろしくお願いいたします!
こんにちは!新人大工の内藤です。
今週は2日間だけ、普段いる現場を離れて他の現場の建て方の応援に行っていたのですが、その1日目の昼休み中に珍しいお客様が現場に来られました。
ネコです。
しかも、黄色い首輪にスカーフをつけた、なかなかお洒落な子です。
さて、この突然の来訪者に、先輩大工のみなさんがどう対応したかというと…
「おっ、ネコだー!」
「にゃー!おいでおいで!」
と、基礎から出ていた細い配線の端っこでネコと遊び始めました。
…なんて平和な現場なんでしょうか。(笑)
当日は真冬並みの冷え込みといわれるほど寒い日でしたが、そんな中、ちょっぴり心が温かくなるような出来事でした。
ネコくん、お疲れさまでした!