• March
    10
    2016

    「くせをとる」

     

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

    暖かくなってきましたね。

     

    日曜日に本社で行われた社員向けのワークショプに参加させてもらいました。

     

     

    会社のイベント等で他所様のお子様の相手はよくさせてもらうのですが、自分の子供に大工体験をさせてあげる時間を今まで作れなかったなと思い、参加させてもらいました!

     

     

    朝、行かないとぐずってた息子もやりだしたら楽しくなってきたみたいで良かったです! とてもいい時間を過ごさせてもらいました。

     

     

     

     

     

    さて加工場の方では、まだまだ埋木レンジャーが奮闘しています!

     

     

     

    平成建設のCMでお馴染みの千秋さんも加わりました! なかなか静止してくれないんで、ブレブレな写真ですいません(笑)

    CMでカンナをかけている大工さんがこの方です!

     

     

     

     

    こちらはじっくり派の超高学歴大工、ダイキです。撮りやすい!

     

    今後も多くの大工さんが登場していく予定です、よろしくお願いします!

     

     

     

     

     

     

    順番が前後してしまいますが、埋木にかかる前に「くせをとる」という仕事をしていました。

     

     

     

    こちらは柱を下から見た写真です。まぁねじれていますね~、これが「くせ」です。長い年月の間にこれだけ動いたんですね。

     

    このくせを四面中一面だけ平らにする作業、「くせをとる」事をしました。

     

     

     

    柱の小口の片方に取りたい断面寸法を出し、もう片方の小口から目で覗いてねじれを修正した墨をつけます。

     

    なかなか難しい仕事です。眼力、求められます。

     

     

    他にも、平らな台に柱を置いて平行や直角の墨を出すやり方やレーザーを使うやり方もあります。何事もそうですが、状況に合わせてその時一番いいやり方を選んでいます。

     

     

     

    小口の墨を上下結んだら、前回出てきたデカ丸鋸で大まかにカットし、ちょうなやカンナを使って墨に合わせて平らにしていきます。

     

     

    なかなか出会うことのない仕事なので、日頃使うことのない道具もどんどん使っていきます。

     

     

     

    これは「ちょうな(釿)」です。これは木を斫(はつ)る時に使うものです。仕事の跡がそのまま意匠的に使われる事もあります。こちらも大工道具の三種の神器の1つです。

     

    古材には多くの箇所にちょうなの跡が残されています。昔の大工さんはホントに上手い!

     

    自分は個人的にこの道具がとても大好きなのです。今回の仕事では出番が多くありそうなので、今後も機会があればどんどんやらせてもらうつもりです。

     

     

     

    長々と読んで頂きありがとうございました!

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

 
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