こんにちは 大工工事部 平松です。
連休は前半戦に実家の長崎に飛びました。
父が3月で定年退職したため、子供、孫が数年ぶりに全員集合しました。
40年仕事一筋、そういう人でした。全く違う仕事ですが、働くということを背中で教えてもらった気がします。
少し休んだらまた仕事するみたいですが(笑) そういう人です。
弟は報道関係の仕事なので、しばらく震災の影響で会社に缶詰だったようです。
様々な傷痕を感じながらも、久しぶりに集まった家族と色々と話すことができて、有意義な時間を過ごすことができました。
今回は〝ひかり板〟のことを書いていきたいと思います。
前に載せてもらったひかり板です。
その時はてっきり自分が解読してうつしていくものかと思っていましたが、小川さんがそのまま相手にうつしていく作業までしてくれています。
今回、その作業に密着させてもらいました!
まずは写し取る作業です。
指矩の分、返してますね。指矩の幅が五分だから、〝五〟と書いてあります。
板の後ろに3寸角をつけて安定させてから角度を写しています。
水墨からの返りも両側から正確に写しとり、結びます。
ひかり板ができたら、そのまま受ける梁の方に写していきます。
芯と返りを正確に合わせて動かないように固定したら、正確に写し取ります。
刻みをやっていると、墨の正確さ、わかりやすさが分かってきます。
これまで何ヶ月にも及ぶ墨つけ作業。これからもまだまだ続きます。
刻みの方にも目を向けながら、自分にはわからない部分で多くの工夫、苦労がなされている事と思います。
これからも少しでも多く吸収し、伝えることが出来たらと思います。
こちらでは、刻む前にダンボールで確認作業をしています。
オスを刻んだら、芯と水を写し、型をとります。
メスに墨はしてありますが、鑿をいれる前にこれで確認しています。
着々と進んできました。 部分的に組んで長さや矩の確認をしています。
並行して柱の刻みも始まりました!
人員も続々と動員されてきています。
毎日が見所満載です!