• July
    13
    2016

    大祓

     

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

     

     

     

    6月30日、お昼休みに皆で「大祓」(おおはらい)に行ってきました。

     

     

     

    日本では昔から6月と12月の晦日の日に恒例行事として行ってきたということを初めて知りました。

     

     

     

    渡邉さんから「皆で行こう!」という話をもらい、総勢10名。ぞろぞろと近くの神社に行ってきました。

     

     

     

     

     

     

    皆初めてということで、神主さんから説明をいただきました。

     

     

     

    簡単に言うと、半年の間についた「罪・けがれ」を人形にうつして祓い清めるということらしいです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    名前と歳を書いた人形を持ち、茅の輪くぐりをしました。

     

     

     

    こんな具合に輪をまわるそうです。

     

     

     

    今年も残り半年。事故や怪我のないようにと、祈ってきました!

     

     

     

     

     

     

     

     

    刻みの方は蔵の1階部分が終わり、小屋組みの方へと移行しています。

     

     

     

     

     

     

    レンジャー達も現場を終わらせて戻ってきました。

     

     

     

    仮組みまで急ピッチで刻んでいきます!

     

     

     

     

     

     

     

     

    今回は・・・棟木について。

     

     

    この現場一の巨木にもついに墨がつけられました。

     

     

     

     

     

     

    お風呂のフタのようなモノ。「ジャバラ」と勝手によんでますが、これを使って墨をまわしたそうです。

     

     

     

     

    棟木に使われる杉の丸太。長さは11メートルもあります!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    この長さだと現場に搬入できないということで・・・

     

     

     

    切って継ぐことになりました!!

     

     

     

     

    きりしろは短くしないと目違いが大きくなってしまうし、見た目も悪くなってしまいます。

     

     

    なるべく近く、だけど加工しやすいように。絶妙なラインでした!

     

     

     

     

     

     

    斜線部分が切りしろとして許された範囲です。

     

     

    外すのがおっかないので、マジックで鋸の通る道を書いてあります。

     

     

    この状態からチェーンソーで4回に分けて切れ目を入れていきました。

     

     

     

     

     

     

     

    ちなみに上端は屋根勾配にとってあります(これをとるのもなかなか大変でした・・・)

     

     

    垂木上端となる面です。この上に化粧の野地板が取り付けられます。

     

     

     

     

     

     

    ここから、台持ちを刻んで組んでいきます。

     

     

     

     

     

     

    予想どうり見事にはまってしまいましたが、ここは時間をかけてでも納得いくまでやらさせてもらいました。

     

     

     

     

     

     

     

    簡単に言ってしまうと切って戻しただけです(笑)それだけのことに相当苦労しました。

     

     

     

    一度組んだ時から得られるどこがおかしいのかという判断。ここを取るとどうなるのだろうかという予測。

     

     

     

    何度組んだか数え忘れましたが、忘れるくらいの回数は組んでます。まだまだ未熟なことを痛感しました。

     

     

     

     

     

    この後垂木掘りや両端の継手等、仕事がまだ盛りだくさんです。今後どうなるか、ご期待下さい。

     

     

     

    またひとつ大きな経験をさせてもらいました。いい仕事を与えてもらえたことに感謝しています!

     

     

     

     

     

     

     

    博康さんも「牛梁」に手を出しはじめました!

     

     

     

    径の大きさはこれが一番かも。 

     

     

     

    これもド迫力の継手になるでしょうね。お楽しみに!!

     

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

 
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