こんにちは!
大工工事部のながともです。
私の記事の更新がご無沙汰になってしまい、
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした><;
仕事上がりに自宅でハリーポッターを全作見てて・・・・・
ではなく
現場も最後の追い込みで
帰宅してどっぷり疲れて
パソコンに向かう気力が残りませんでした。
現場のお話の前にみなさんにお伝えしたい事が一つ。
弊社、平成建設がテレビ番組にて紹介されます!
学生の時から毎週視聴しておりましたが
とうとう自分の会社が・・・・・というのは感慨深いです。
お時間ございましたら
是非ご覧くださいませ。(私は映っておりませんが^^;)
さて、現場の事後報告ですが
私たちもビックリする程、
朝早くから現場に通って
監理してくださった監督の志村さん、
自分自身の仕事をこなしつつ、
ちゃんと私の仕事も見て
適切かつ丁寧にアドバイスしてくださった坂内大工。
その他、あらゆる場面で施工してくださった
現場の職人の皆さんのお陰で
木工事完了(大工仕事ひとまず終了)を迎えました。
ありがとうございます!!!
ここから数回分は回想シーンとして
現場の状況をお届け致します。
前回の記事では坂内大工が
チョウナをふるって化粧梁をはつってましたね。
天井に取り付いて天井ボードが貼られた様子がこちらです。
天井の仕上げ工事がされたときの
見栄えが楽しみですね◎
私はというと・・・・。
1階の洋室の特殊な施工をしておりました。
1階と2階それぞれの音を響きにくくするために
天井下地のふところにグラスウールを入れます。
従来はこのお部屋の下地に
石こうボードを貼るのですが
このお部屋はシアタールームという事で
遮音シートを貼ってからボードを貼ります。
(遮音シートを貼った状態の写真を撮り忘れました。すみません><;)
シートが貼れたら
応援に来てくれた菊地大工に交代です!
この通り天井と、壁をビシバシ貼ってくださいました。
ありがとうございます。
私は2階に戻ります。
明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ
こんにちは 大工工事部 平松です。
梅雨らしくなってきました。蒸しますね。
家に帰ると、子供の宿題プリントが机に置いてありました。
もう寝てましたが、わかんないから教えてってことだったみたいです。
小学一年こくご。長音の問題らしいです。
右の棒のようなのが発音みたいな意味合いのヒントだと思われます。
「きょうりゅう」もマス的になんかあやしいし、左の「とおい」はそれでいいのか?
皆さんこれ、わかりますか? 僕はわかりませんでした。
大人の汚い技を使って色々調べましたが、確信は得られず(笑)
答えはまた次回。あってんのかな、気になるな~
刻み隊は次の段階へと進んでいます。
次は蔵の1階です。
このお宅には〝蔵〟があります。蔵と言ってもなかなかの大きさです。
個人的には蔵の屋根がどうなるのか、とても気になっています。
そのあたりも全貌が見えてきたらまた載せさせてもらいたいと思っています!
小川さんは小屋組みの墨つけ中です。
小屋組みは、おそらく最難関の箇所になるかと思われます。
さて、今回は少し道具の話を。
蔵に入って柱の刻みをやらせてもらっていますが、そこで活躍するのが〝際鉋〟(きわがんな)
僕のは〝際脇取鉋〟(きわわきとりかんな)です。二徳鉋ってことになるんですかね。際鉋と脇取り鉋を兼ねたモノです。
段差になっているところが鴨居の溝に入るようになっています。今まで何度も助けられた経験があります。
例えば、リフォーム現場で引き戸の溝がきつくなっている時に、溝幅を調整したり、建具の肩を少し削ったりという場面。
そんな時はこれ一つで二役こなせるわけです!
ただ、今回の刻みで使っていると鉋クズがすぐ詰まってしまい、調子悪いなという感じがしていました。
川口さんが同じのを使っていたので、お昼に聞いてみると・・・
「こうやるだよ」って教えてくれました。
際のところがつまりやすいので、棒ヤスリでクズの道をつくってやるらしいです。
なるほど~。これは・・・本には載ってないところですね!
今日使ってみたら屑の詰まり方が全然違いました!
またひとつ、技術が上がりました。
なんだか大人になってからの方が色々と勉強してます。
答え、あってるかな~
こんにちは 大工工事部の平松です。
先日、会社で気持ちよく寝ていたら蚊に集中攻撃されました。
腕に30か所以上、よほど旨かったんですね。すごい事になっています(笑)
さて、古材の現場はひとつ節目を迎えました。
2階床梁、1階の柱の仕事がまとまりました!
自分はいろいろな任務を併用しながらも、主に梁の方を刻ませてもらいました。
博康さんが柱リーダーです。
出来たものは仮組みまで大事に保管です。
一本一本なめまわすように触ったと思います。個性ある梁は番付だけで思い浮かぶようになってきました。
これまでの写真を見直していると、紹介しきれていなかった仕事があったのでこの機に紹介させてもらいたいと思います。
まずは「尻挟み継ぎ」(しっぱさみつぎ)。
金輪継ぎに近い継手です。メチが内側に入る事で仕上がった時に金輪継ぎよりスッキリとした見た目になります。
・・・・変な名前ですね(笑)
これはケラバの小口部分です。
今回、切妻の屋根なので破風板と母屋の仕口をどうしようかという話がありました。
これだけ見ると車知継ぎに似たような仕事に見えますが、これは「引きどっこ」という仕事です。
検索すると詳しく図解されています。自分にはそこまで詳しく説明できないんですが、これぞ「いにしえの技」という紹介もされていました。
こんな事を体験できるなんて・・・という仕事ですね。
写真の薄ベニヤは墨付けに使っている型板です。
この形の雄部分をつくり、破風板に蟻溝を付くことで引き寄せます。
そして車知栓で引き寄せる事で、小口につけるような仕事となります。
破風板の方はまだ刻んでいませんが、この部分の取り付け時を想像すると背中から汗がでます(笑)
何と、破風のおがみのところには「懸魚」(げぎょ)も取り付け予定があるみたいです!
そのあたりもどうやっていくのか、ぞくぞくしますね!!
毎度長々と、お付き合いありがとうございます。
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こんにちは 大工工事部の平松です。
キャリアある方達からの「ブログ楽しみに見てるよ」の声がとても励みになりました。
何にも縛られず自由に書かせてもらっており、そうなると一方通行のようなもので正直どう見えているのか不安になるときもあります。
前にも書いたかもしれませんが、少しでも興味のある人に見てもらえれば…という気持ちでやらせてもらっております。
まだまだ若輩者ですのでアドバイス、知りたい所等ありましたら遠慮なく下さい。今後ともよろしくお願いします!
今週は加工場で平成建設の「きぼうのはしら」が立ちました。
夢中になって仕事をしていると、突然川口さんの「希望の柱がたったー!」との声が聞こえてきて気づきました。
アート感がすごいです。その時どんな状況かわからなかったですが、表現が面白くてツボでした(笑)
上下逆さまにして仕事しています。よく見ると、四方に角が出るおさまりです。
つけなければならないところが多くて、大工としてはとても難しいところです。
緊張がほぐれるような、ベテランならではの気遣いでしょうか。心のゆとりを感じました。
そこで今回は柱のひかりつける仕事に少し密着させてもらいました!
まずは墨のままに一度刻んで、ほぞを入れて確認します。
この作業、おなかを引き締めたい方には一番いいかも(笑)
芯墨の直角、水平確認をし、入るだけ入れ込みます。
ほぼ入った状況ですがよく見るとあたっている所、隙間ができている所があります。
一番大きな隙間の厚みでこのような形の定規をつくります。
大工ならではの鉛筆の使い方かもしれませんが、ひかるときはこのように大きく面を出すようにえんぴつをとがらせます。
言葉で説明するのが難しいですが、面をうまくガイドにしてくせをとっていくという感じです。
面の大小ありますが、大工さんの鉛筆は大抵こんな形してると思います。
ここから先は博康さんオリジナルだと思いますが、作った定規と鉛筆をタッカーで固定し、水墨と平行に梁のくせをうつしとっていきます。
写真だとわかりづらくてすいません。
コンパスでやる人もいると思いますが、これの方が調子いいらしいです!
正確にひかることができたら、あとは鉛筆どうりに刻むというわけです。
それをやっている最中だったんですね。パッと見、台づけがいい感じです!
ちなみにこれは博康さんではなく、秋山さんの一瞬しか見れないアート作品「きぼうのはしら」でした。
一方で、墨付けの方はついにこの一番大きな「牛梁」(うしばり)に着手しだしました。
写真だとわからないと思いますが、近くで見ると迫力が半端じゃないです。
どうやって刻んでいくのか、こちらも是非密着していきたいと思います!
お楽しみに!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
いよいよ梅雨入り。
この風景とも
しばしお別れですかね?
この大空に〜翼をひろげ〜♪
飛んで〜行っちゃあダメですね^^;
軒天井の化粧のケイカルも
綺麗に貼られて
外壁面はラス(塗り壁の下地になるアミアミのもの)で
包まれてきました。
私は2階の廊下と玄関の
石こうボードを貼り進めてました。
普段坂内大工は作業音しか立てない
サイレント大工さんなのですが
(私は力を出すのによいしょぉ〜とか
一人でせーの!とか言ってしまうのですが^^;)
坂内大工は1階にて珍しく声を上げたり
深呼吸まじりの力仕事でした。
正体はこちらです。
ででーん!
杉の化粧梁です。
お家を支える構造体ではないので
後から付ける化粧梁なのですが
こちらを坂内大工はハツっておりました。
「はつり」というのは・・・・
この「チョウナ」と呼ばれる道具で
このように、はつって木目や
木の表面の味を出すという手法です。
坂内大工曰く
木材は杉なので固くなく
加工は楽な方らしいのですが
ずっとチョウナを握って
一定のリズムで振るうのが
大変だったとの事です。
いい具合に味が出ました^^
お疲れさまですっ(・ω・)ゞ
私も負けじと自分の身長の1.5倍ある
石こうボードを切って運んでは
貼り進めます。
坂内大工も私も筋肉痛フラグが立ったところで
明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ