• May
    06
    2017

    出窓

     

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

    春も終盤ですね。暖かくなってきました。

     

     

    少し前の話ですが、沼津の大工工事部はベビーラッシュでした。

     

     

    加工場で仕事していた2週間程の間に、後輩の「今から病院行ってきます!」を二人も見送りました。

     

     

    生き急いでる自分は、同世代ながら子供に関しては少し先輩面したりして。

     

     

     

    子は鎹なんていう身にしみる言葉もありますが、たくさんエネルギーをもらって頑張って下さい!おめでとうございます!!

     

     

     

     

     

    さて、鎌倉は寒さから解放されて色々な生物が出てきました。

     

     

    現場も寮も山をしょっている為、日頃マンション暮らしの自分には信じられない大きさの奴らが出てきます(笑)

     

     

     

     

    休憩中に手作りホイホイを作りました。端材にブチルテープを貼って、中央に魚肉ソーセージを置くだけ。1分で作れます(笑)これは寮に置きます。

     

     

    まだ捕まっていませんが、これを誰がどう処分するかというのが残された大きな問題です(笑)

     

     

     

     

     

     

     

     

    現場の方は・・・造作窓がまだ終わりません。

     

    こんなメンバーだったら、いつものアルミサッシだとすぐ終わるのにな・・・なんて思ったり。

     

    かれこれ2ヶ月以上闘っています。

     

    開口部は室内から障子が2枚(見込み33ミリ)、ガラス戸2枚(見込み42ミリ)、網戸1枚(見込み33ミリ)、格子1枚(見込み40ミリ)となっています。

     

     

     

     

    よって、どの窓にも溝が6本あります。鴨居のパーツは最大4ピース!

     

     

    誰がどれをやるか。こちらもなかなかの大問題ですが、こちらの問題は皆とても前向きに立ち向かってくれるので助かります。

     

     

     

     

    連結の出窓は自分が担当しています。手前は玄関。奥は書斎の窓になります。外から見ると大きな窓に見えます。

     

     

     

     

    連結だから二箇所分ですが、この量。 お腹いっぱいになりそう(笑)

     

     

     

    窓なのに柱や梁がつきます。枘を抜いて、楔でグイグイと引っ張ってつけてるところ。

     

     

    手前は原田作です。これも出窓といってもおかしくないですよね(笑)

     

    柱の下には古材の持ち送り部材も取り付ける予定です。

     

     

     

     

     

     

    窓がついてきたので、外部の壁の下地も始まりました!

     

     

     

     

    おやおや、またおじさんが増えましたね。

     

     

    同期のたっちゃんこと、立木君です!

     

     

    僕は個性豊かな同期に恵まれていますが、その中でも異才を放つ男です(笑)

     

     

     

     

    賑やかになってきました。タッキーズカフェも毎日満席です。

     

     

    どうぞお立ち寄り下さい(笑)

     

     

     

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    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • May
    01
    2017

    木以外を切ったっていいじゃない、人間だもの

    日に日に暖かくなりだした今日この頃

     

     

     

    布団も気持ち良さそうに干されております

     

     

     

     

     

     

     

     

    こんな日は布団と一緒に干されていたい原田です

     

     

     

     

    現場では瓦屋さんにより『のし瓦』が積み上げられていき

     

     

     

     

     

     

     

     

    風格が一層出てきました

     

     

     

     

     

     

     

     

    下界では大人5人がかりで運び込まれる物体が

     

     

     

     

     

     

     

     

    いい大人達が『重いーー』『背が低くて肩に当たってねーじゃねーか』と楽しそうに運んでいたもの

     

     

     

     

    実はこれ以前書いたバルコニーのパラペット部につく笠木なんです

     

     

     

     

     

     

     

     

    鉄製で重さは1本40㎏もありとっても重いです

     

     

     

     

    これを斜めに切るのですが先の方が少し上がっているのがわかりますか?

     

     

     

     

     

     

     

     

    これがいい仕事なんです何はともあれまずは長いのをズバッと

     

     

     

     

     

     

     

     

    続けて短いのもズバッと

     

     

     

     

     

     

     

     

    簡単に書いてますがかなりの微調整を繰り返しシビアに切っている現実

     

     

     

     

    そして合わせるとこんな感じ

     

     

     

     

     

     

     

     

    ここでさっきの斜めの理由が発覚!

     

     

     

     

     

     

     

     

    中央が凹んでますよね?

     

     

     

    雨が降ったときに水が流れるように内側にほんの少し勾配を付けてるんです

     

     

     

    これが少し狂うと全体がガッタガタになるのでほんとに慎重に角度を出して切るんです

     

     

     

    平面なら45度に切ればいいだけなので簡単なのですが、、、

     

     

     

    この話をわかる人は相当空間把握能力が高いです

     

     

     

    きっと若い大工でも意味がわからない子は多いでしょう

     

     

     

    短いのをもうひとつ切って微調整をしてあてがってみるとこんな感じ

     

     

     

     

     

     

     

     

    良さそうなので溶接するのですがバルコニーはFRP防水が施されていて火気厳禁

     

     

     

    なので下におろして溶接

     

     

    が、ここで一仕事

     

     

     

    歪んだまま溶接するとそのままくっついてしまい努力が水の泡になってしまうので

     

     

     

    高さをしっかり出すために這いつくばります

     

     

     

     

     

     

     

     

    そして全てが決まったらやっと溶接

     

     

     

    (注)これは原田ではありません

     

     

     

     

     

     

     

     

    この光を直視すると夜に目が痛くなって寝れなくなるそうです、、、

     

     

     

    恐ろしや、、、

     

     

     

     

    終わったら手摺の柱が入る支柱も溶接

     

     

     

     

     

     

     

     

    (注)これも原田ではありません

     

     

     

     

     

     

     

     

    裏返して笠木を固定するための金具も溶接

     

     

     

    ライトの感じでかっこいい雰囲気を醸し出している

     

     

     

    (注)これを撮ったのは原田です

     

     

     

     

     

     

     

     

    そして完成!

     

     

     

     

     

     

     

     

    置いてみる!

     

     

     

     

     

     

     

     

    無事据わりました

     

     

     

     

    いやーよかったよかった

     

     

    正直やったことない仕事ばかりで上手くいくのか不安だったのですが無事に終わってひと安心です

     

     

    すぐ終わったように見えますが実は3日間付きっきりでやっていました

     

     

    少しでも角度が合わないとガタガタになってしまうので時間がかかりました

     

     

     

    終わると同時に早く木に触りたい症候群が発症

     

     

    やはり木がいい

     

     

     

     

    向こうでは平松さんが楽しそうに木を刻んでいる、、、これ見よがしに、、、

     

     

     

     

     

     

     

     

    平松さんは名前が哲朗(テツロウ)なのですが、なぜか周りからはテツオと呼ばれています

     

     

     

    ふと思う、、、鉄関係は『鉄男』さんに任せれば良かったなと

     

     

     

     

     

     

     

     

    終わりに

     

     

     

     

    最近暖かくなってきたので夜ランニングを始めました

     

     

     

     

    鶴岡八幡宮の参道は夜桜がライトアップされていてとてもきれいです

     

     

     

     

     

     

     

     

    おしまい

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    原田 宗広(はらだ むねひろ)

    一級建築大工技能士|二級建築士

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