• April
    14
    2017

    鎌倉だより⑤

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    今夜も原田さんの晩飯が美味い!

     

    大工工事部の瀧本です。

     

     

     

     

     

     

    ルールは簡単

     

     

    二つの耐力壁を押し合って変形量が小さい方が勝ち

     

     

    各チーム続々と形になってきました

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    どれが優勝すると思いますか?

     

     

     

     

    さっそく見ていきましょう

     

     

     

    一回戦

     

     

    こういうことですね

     

     

     

     

    そして

     

     

     

     

     

    勝負あり

     

     

     

    ちょっと分かりにくいですが、左の耐力壁はほぼ変形していませんが右の方は歪んでいますね!

     

     

     

     

    二回戦

     

     

     

     

    三回戦

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    試合が進むにつれ、みんなも耐力壁につられて傾いていきます

     

     

    ときには

     

     

     

     

    材料が限界に達しこんなことに!!!

     

     

     

     

     

     

    構造の選択

     

     

    仕口の収め方

     

     

    材料の欠損量

     

     

     

     

     

    各チーム趣向を凝らして作ったものが

     

    「破壊」

     

    という形で結果になります

     

     

     

     

     

    盛り上がってきましたね

     

     

     

    詳しくは

    ながともさんの「加工場から目が離せない理由」で

     

     

     

     

    一方その頃、現場では

     

    助っ人外国人の内田さんが埋木で準備運動を終え、窓枠に取り掛かりました。

     

     

    平松さんは大きい窓が大好きです。

     

    原田さんは2Fから1Fに戦いの場を移し、大好物の窓枠と向かい合います

     

     

    少しずつですが確実に材料が減っていっています

     

     

    御蔵入りした博康さんはときどき蔵から出てきては工程を記します

    まだまだ蔵からは出られなさそうです。

     

     

     

     

    「くも」に取り組む唯希さんはいつも以上に集中しています

     

     

     

     

    そして

     

     

     

     

     

     

    必死で出した墨を

     

    必死に消していく男

     

    横尾慎介

     

    春の訪れとともに賑わうT様邸でした

     

     

     

    ではでは

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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  • March
    24
    2017

    鎌倉だより④

        

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    春ですね!

     

     

     

     

     

     

     

    T様邸では、ひと月ほど前に植木屋さんがたくさんの植物を植えていました

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    その植木たちにも少しずつ変化が

     

    鎌倉にも春が来ました!

     

    瀧本です

     

     

      

     

     

     

     

    他にもT様邸では

     

     

     

     

     

     

    明日葉

     

     

    小熊笹

     

     

    も育てています

     

     

     

    苔は水をチョロチョロチョロチョロチョロチョロ・・・

     

     

     

     

     

     

     

    二週間ほどでこんな感じになりました

     

     

     

     

     

     

    これがモシャモシャになるころには窓枠の組立は終わっているだろうか

     

     

     

     

    現場では引き続き

     

     

     

    博康さん

     

     

     

     

     

    原田さん

     

     

     

     

     

     

     

    唯希さん

     

     

     

    が窓枠と格闘しています

     

     

     

     

    (現在 平松さんは沼津に単身赴任中)

     

     

     

     

    そんな中、ぼくは恒例行事の技術テストに向けて動き出しました

     

     

    加工場に練習しに行ってみると

     

     

    そこには日比野という男が

     

     

     

    何やら作っていました

     

     

    テーブルの天板かな?

     

     

     

     

    手元にはこんな紙が

     

     

    ほほぉ

     

    楕円の方程式に4次関数のグラフが

     

    ふむふむ

     

    彼は材料に対して、もっとも大きい面積の天板を切り取るための計算をしていました。

     

    日比野という男、侮りがたし

     

     

     

     

    それはさておき、今回の技術テストは初のチーム戦ということでいつもとは違う能力が試されます

     

    これまでのテストと同様、段取り力、技術力、知識力に加え、コミュニケーション能力が問われます

     

    より現場的な能力が必要なテストになりそうです。

     

     

    ”誰が何をするか”

     

     

    墨つけ、刻み、組立、調整

     

    1人でやっていたことを分担します

     

    チームには1、2、3年生が混在しているので経験値が変わってきます

     

    それに応じて役割分担をし、本番に向けて練習していくことになりそうです

     

     

     

     

     

    テスト結果はまた今度

     

     

     

     

    ではでは

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    おまけ:鎌倉家の月曜日

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  • February
    27
    2017

    鎌倉だより③

     

     

     

     

     

     

     

     

    吹きましたか?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    春一番!

     

     

     

     

    鎌倉ではすでに春三番ぐらいが吹き荒れています!!!

     

     

     

     

     

     

     

    もうすぐ春ですね

     

     

     

    瀧本です

     

     

     

     

     

     

    そんな陽気に誘われてやってきたのは

     

     

     

    ドンっ

     

     

     

     

     

     

     

    夏目漱石の「門」で有名な円覚寺!

     

    写真はその山門です

     

     

     

     

    近くに寄ると

     

     

     

    ドドンっ

     

     

     

     

     

    圧巻の大きさです

     

     

    この山門は三解脱門を象徴するといわれ、煩悩を取り払う門とされています。

     

     

     

     

     

     

    中に進むと

     

     

     

     

    トーンっ

     

     

     

     

     

    唐門(勅使門)です。

     

     

     

     

     

     

     

    桧皮葺の屋根に

     

     

     

    弓の形を横にしたような唐破風

     

     

     

    松と鳥、獅子や象の見事な彫り物

     

     

     

     

     

     

    あっ

     

     

     

     

    こんなところに防虫網が

     

     

     

     

     

    収まりは異なりますが、自分のやった仕事と同じものを見つけると感慨深いですね!

     

     

     

    これは下見板ですね。

    もうしばらくすると、T様邸でも見れるのではないでしょうか

     

     

    そういえば下見板の加工のために、唯希さんが何か作っていた気がします

     

     

     

    円覚寺内には他にも見所がたくさんあります

     

     

     

     

    が、この日は工事中のために入れないところがちらほら・・・

     

     

     

    バッ

     

     

     

    バーン

     

     

     

     

    バリケードもおしゃれですね!

     

     

     

     

     

    板金工事も!

     

     

     

    T様邸とどっちがはやく緑青がふくだろうか

     

     

     

     

     

     

    ズンっ

     

    方丈の屋根瓦の「のし」はいったい何段あるのだろうか

     

    写真では伝わりませんがすごい迫力でした!

     

     

     

     

     

     

    そうこうしているうちに夕暮れどき

     

     

     

     

     

    T様邸に携わることで今までとは全く異なった視点でお寺を参拝することができました。

     

     

    まだまだ勉強不足で分からないことが多くありますが、できる限り吸収していければと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    おまけ:鎌倉家の日曜日

     

     

     

     

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  • February
    03
    2017

    鎌倉だより②

    拝啓

     

    飯島千秋 様

     

    梅のつぼみも膨らみ、日中はいくらか寒さもゆるんで参りました。

     

    千秋さんが鎌倉を後にしてから早くも1ヶ月が経ちました。三時の一服明けに二人で投光器の準備、雨風養生をしていたことが昨日のことのように思い出されます。

     

     

    今では日も延び、雨も減り投光器の準備や養生に悩まされることも減ってきました。

    そしてついに我々は今週末にも屋根から降りてきますよ!

     

    この面が終わればしばらく屋根仕事からはお別れです。

     

     

    そんな今日この頃、千秋さんはいかがおすごしでしょうか、瀧本は元気です!

     

     

     

     

    さてさて、屋根といえばながとも先輩も言っていたようにお寺の屋根が気になりますね。

    どうやってこの曲線を決めているのだろうか?

     

     

    屋根の働きといえば雨を流す事です。

     

    つまり、雨を最小の時間で屋根から落とす機能がもとめられます!

     

     

     

    受験生のみなさんならピンときた人もいるのではないでしょうか。

     

     

     

    そうです「最速降下曲線」です!

    サイクロイド曲線の方が馴染みがあるかもしれませんね。

     

     

    最速降下曲線というのは、二点間を結ぶ曲線のうち、物を転がしたときに移動時間が最小になるような曲線です。

     

    数式だと

    x=a(θ-sinθ)

     y=a(1-cosθ)

    と表され、グラフだと

     

     

    になります。

     

    お寺の屋根といいますと

     

     

     

     

    うん、そっくりですね!!

     

     

    昔の大工さんたちは経験的にこのことを知っていたのかもしれません。

    見た目の美しさもさることながら、機能性を追求した結果得られる形というのは自ずと人を惹きつける魅力があると思います。

     

    この現場には卍の井桁がありますが、普通に井桁に組むよりも梁どうしを編み込むことで高さをおさえるという役割も含まれています。

     

     

     

    ものの形には意味があり、そこには作り手の思いや知恵が隠れています。

    建築という仕事、その中でも大工という仕事はこのような魅力に直接的に関われる仕事なのではないでしょうか。

     

     

     

     

    あれ

     

    よく見ると

     

    軒先が跳ね上がっています!!!

     

     

     

     

    そういえば、昔の大工さんは棟から軒に糸を垂らして曲線を決めたという話を聞いたことがあります。

    つまり、それは懸垂曲

     

    ・・・

     

    ・・・

     

    ・・・zzz

     

     

     

     

    平松さんが寝てしまいましたね。

     

     

    この続きはまた今度ということで、、、

     

     

    草々

     

     

     

     

    おまけ:鎌倉家の晩御飯!?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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  • January
    16
    2017

    鎌倉だより①

     お初にお目にかかります。大工2年目の瀧本篤典です。

    T様邸にたずさわって早くも1年が経ちました。

    昨年一年間は、お弁当係として沼津の加工場で息巻いていました。

    現在は戦いの場を鎌倉にうつし、お茶出し係として息巻いております。

    ぼくにできることは、掃除をすること、重いものを運ぶこと、大きい声を出すことぐらいです。

    右も左も日本語もわからないことだらけですが、先輩方が作ってくださった仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。

     

     

     

     

    さて、現場では『面戸』なるものを取り付けています。

    隙間を埋める板状の物を『面戸』と呼び、使う場所材質によって多種類の面戸があります。今回は桁の上の垂木と垂木の間に挿入します。

     

    こんな感じです。

     

     

    それを溝に沿って

     

     

     

    ストンっ

     

     

     

     

    ぼくにとって何ヶ月も前(加工時)の疑問が、答えになる瞬間です。

    これが、面戸シャクリおよび面戸かと、、、

     

     

    これを渡邉先輩が

    もくもくもくもくもくもくもくもく・・・默

     

     

    美しい!!!渡邊さんはもくもくタイプのようです。

     

     

    一方、その頃原田先輩は

     

     

    違います、チョークスリーパーホールドではありません。

     

    面戸と垂木を留めでつけているところです。

     

    上端も

     

     

    下端も

     

     

    見えないところまでピッタピタについていました。

     

     

    完成形がこれっっ!!!

     

     

    お分かりいただけるでしょうか。

     

    ここです!!!

     

     

    原田さんは、ものの数分で仕上げていましたが、ぼくにとっては

    鳥肌ものでした。

     

    が、このちょこんぶり、、、

     

    世知辛い

     

    この現場に足を運ばれた際は、ぜひ探してみてください。

     

    他にもこの現場には数え切れない程の良い仕事が隠れています。

    少しでも紹介していければと思っています。

     

     

     

     

     

    おまけ:鎌倉家の晩御飯「手作り餃子」

     

    ではでは

     

     

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