おはようございます。彫金師見習いの山中です。
みなさん「彫金」をご存じですか?
金属を彫り、アクセサリーや仏具などの飾り金具を作り上げる技法を「彫金」と言います。
金属を彫る・・・そう金属も彫れるんです。それが「彫金」。
そして彫金も極まると、こんな生き物まで表現出来てしまうんです!
このカマキリは、5年ほど前から師事している彫金作家の河合隆男さんの作品です。
私の撮影した写真で、この精巧さをお伝えしきれていないことが残念な限りです。
技術はもちろんのことですが、河合さんの観察眼と表現力に私は圧倒され、「尊敬」、その一言に尽きます。
また木とは違う、木よりも繊細な表現を可能とする金属への「憧れ」、それと同時に「嫉妬」も覚えます。
木で果たしてこの表現が可能なのか?
このままでなくても、違う表現でなんとかこの繊細さを表現できないだろうか?
なんてことをつい考えてしまいました。
私の彫金の腕は、ひよっこもひよっこです。それでも,
金属だろうと木だろうと素材を活かせる作り手になりたい。