こんにちは。渡邊です。
唯希(5年目)の方です。
前回の更新では熱い大工さんたちからの反響を多く頂き、さらに頑張ろうと思いました。
さて、今回は。
和風建築にはよく丸太が使われます。そのなかで一際目につくこの部分!
「どうなってんの?」と思いませんか?僕は思いました。
ネットで調べて本で調べて...
やってみました。
やり方はいろいろあるんですがこの手法は『捻組(ねじぐみ)』と呼ばれるものです。
僕なりに簡単に説明してみたいと思います。
まずパーツ!左から楔3つ、短いですが丸太桁、鼻先(先端部)、交差する丸太梁、柱です。
先端部材(鍵状のほぞ)を中心が丸く掘られたほぞ穴にブスっ!
そして90度クルッ!
先端側のパーツと合わせてコチコチっと楔を打って
柱を入れれば完成。
独特な組み方で捻っていれるから捻組です。そのまんまです。
この手法だと金物を一切使わず木材のみでできます。パパッと説明しましたが実際には相当の時間と技術が求められます。
興味のある方。今の説明じゃわかんない方。我が家にも造ってもらいたいと思われた方。厚木支店にいらしてください。
全力で説明させて頂きます。
まだまだ未熟者ですがもっともっと身につけて、出来上がってしまうと大工しかわからないところを伝えていけたらと思います。それではまた。
こんにちは!大工2年生の内藤です。
先日12月18日、10月に受験いたしました一級建築士の設計製図試験の合格者が発表されました。
さて、さっそくですが、自分の結果はといいますと…
…落ちました。
試験が終わったあとに、自分でも「あー、ここ、動線計画ミスってた…」とか「こうすればもっと上手くまとまってたな…」と、いくつものミスに気付いてはいたので、仕方のない結果ともいえるのですが。
やはり、知識さえ身に付ければ突破できる学科試験と比べて、制限時間内に自分のプランを完成させるだけの発想力や作図力が必要となる設計製図試験は、なかなか難しいものでした。
ただ、自分は今回の試験には落ちてしまいましたが、毎週日曜日に資格の学校に通い、
平成建設の設計職の人たちや、役所で働いている方、富士で大工をしているという同年齢の方など、
ほかの受講生や講師の建築士の方と朝から晩まで設計製図の知識と技能を追求し続けた日々は、決して無駄な経験ではないものと思っています。
今回の経験を礎に、来年こそは必ず合格できるように、改めて頑張っていきたいと思います。
ということで、いずれ、「一級建築士への道 ~第二部~」をお送りしたいと思いますので、お楽しみに!
こんにちは。大工工事部設計課の後藤です。
街を歩けばクリスマス、お正月といよいよ年の瀬といった感じですね。
皆さんは残りの2014年をいかがお過ごしでしょうか。
弊社の大工の仕事としましては、多少前後することもありますが、
建前(骨組み)→屋根下地組み→サッシ取付→外壁下地組み→床下地組み→天井下地組み→内部壁下地組み→床材施工→天井下地板・壁下地板張り・造作工事→雑工事
となります。
その作業の中で必要な材料を拾い、発注、必要なものは加工場或いは現場に搬入して加工後組み立てというのが全体の大まかな流れです。
ただし柱や梁といった構造材に限っては、プレカット主体となります。
設計図面を元にプレカット会社に依頼し、住宅の構造材を合理的に解剖して工場で製材された木材はプレカット工場で加工されます。
建設現場には、継ぎ手、仕口の加工まで施された材が配送され、あらかじめ工場で加工済みのものを現場で組み立てることによって、
工期の短縮、建築現場の資材置き場や作業スペースの縮小、大工の技量によらない均質な加工などのメリットが得られるので、現在の木造住宅建築においてプレカットは全国で幅広く用いられています。
従来、木造住宅では現場に作業小屋を設けそこで木材を加工しており、実際の建物の各部位の寸法にあうように材を切断し、ホゾなどの仕口加工をするのは、現場の大工がやる作業でした。
便利になった反面、「刻み」という根本的大工技術の継承が困難になっています。
弊社においても「刻み」から手掛ける現場は稀です。
今回取り上げさせていただくのは川原崎様邸。お施主様は弊社大工の川原崎和俊(かわはらさきかずとし)様。
http://blog.heiseikensetu.co.jp/blog/carpenter/author/267.html
上記ブログを見ていただければ分かる通り日本の伝統構法への思い入れは強く、
ご自宅を日本の伝統技術をより住みよい昇華したカタチで実現しようと、「刻み」から行っております。
貴重な機会とあって、大勢の大工が自分の現場が終わってから刻みに参加しています。
かわさん、ありがとうございます!!
弊社では全ての過程・工程で
「HEISEI DAIKU MIND」を注入し、
お客様の思いを形にし、日本の建築技術を伝承していきます。
平成建設では
本物の職人が育っています。
第参話につづく・・・
こんにちは。大工工事部の渡辺大記です。
街を歩けばクリスマス、お正月といよいよ年の瀬といった感じですね。
皆さんは残りの2014年をどうお過ごしでしょうか。
僕はといいますと、
いま携わっている新築住宅現場の建方が佳境にさしかかっています。
これがその経過段階の写真です。
弊社の住宅の大半は、「在来構法」や「SE構法」といった構法が採用されています。
一方この住宅は、一種の「マッシブ・ホルツ構法」が採用されています。
マッシブ・ホルツとはドイツ語で「木のかたまり」というらしく、
その名の通り、一本一本の角材が集合体として一つの面を成しています。
そしてその面が床、壁、天井となります。
木の温もりを全身で感じることのできる住宅となっています。
国内では一般的にはまだあまり普及されていない構法ではありますが、
中低級国産材の利用などを目的とし、国内でも注目されている構法であります。
完成がいまからとても楽しみです。
こういった貴重な経験をさせてもらえる環境に感謝して。
なんじゃこりゃ!?
皆様!!知ってますか!?
あちこちに積まれた木材の山・山・山。
現在、本社加工場内、過去最高潮に慌ただしくも、にぎわっております。
遂に動き出した「川原崎様邸プロジェクト」
その実態とは如何!?
随時更新していきますので、お楽しみに!!
大工工事部設計課 後藤