• November
    07
    2013

    網代

    ついに11月ですね!!

    高橋です。

     

     

    現在現場では、茶の間の施工が行われています。

     

    先日もお話しましたが、茶の間の天井の網代の一部を自分たちで編みました!

     

    どうでしょう?

    手作り感が少し出てますよね??

     

    作り方は...

    薄い木の皮を、規則にしたがって一枚一枚編んでいくだけです。

    が、途中で頭が混乱してきます...。

     

    規則を間違えないように編んでいるところです。

     

    で、編み終わりました!!

    これを、あらかじめ用意してあったベニヤに、両面テープとボンドで固定します!!

     

    そして、余分な部分をカットし、天井に収めれば一枚目の写真のようになります!

     

    案外簡単そうですよね?

    でもやってみると難しい!!

    難しかったですが、すごくいい経験になりました!!

    ちなみに、こちらが自分たちで編んでない網代

    編み方は少し違いますが、どちらも味があってかっこいいですよね!

     

     

    さて、隣では丸太の格天井に天井板が伏せられています。

    これまたかっこいい!

     

    和室や茶の間は、様々な造作仕事があって面白いし、かっこいいです!!古きよき日本といった感じですかね。

     

    これを手早くやってのける先輩もまたすごい!

     

    いつかは自分もそうなりたいものです。

     

     

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  • November
    06
    2013

    おっかけ

    1月生まれですが、寒いのは苦手です。

     

    こんにちは、宮下です。

     

    ここ数回、仕事とは関係のない投稿が続きましたが、

    決して仕事してなかったわけではありません(笑)

     

    これを作っていたのです。

     

     

    実は先日、担当させていただいているH様邸がついに上棟したのです。

     

    H様邸、本体部分はSE構法を採用し、軸組はプレカットなのですが、

     

    玄関先の土庇は、プレカットでは対応できないため、手刻みで造りました。

     

    材木屋から荒木の状態で材木を仕入れ、

     

     

     

     

    製材→仕上げ→墨付け→刻みを本社の加工場で行っていました。

     

     

     

     

     

    タイトルにある「おっかけ」は一枚目の写真の継手の名前です。

     

    伝統的な継手の一つで、最も強い継手のひとつとされています。

     

    金物がない時代からの伝統的な継手がプレカットできないことにも驚きですが、

     

    強度も備わっているという、先人の偉大さを改めて実感させられます。

     

    次回は、上棟の様子を紹介したいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    宮下 貴之(みやした たかゆき)

    一級建築大工技能士

  • November
    04
    2013

    ご飯粒の話

    こんばんは。大工の山中です。

     

    先日行った技術テスト、実はみんなの真剣な顔を撮れる良い機会でもあるんです。

     

    でも撮れるのは真剣な顔だけじゃなく・・・

     

     

     

    なでしこ大工の女子会も撮れました。

     

    試験中は気が張ってたので、昼休みは皆リラックスしてます。

     

    こっちでは大工1年目の同期会が始まってますね。

     

     

    こっちは現在首都圏勤務と、元首都圏勤務が「そっちはどう?」と言い合ってますね・・・たぶん。

     

     

    真剣な眼差しが並ぶ実技試験、

     

    昼休みには気を緩め、

     

    自信のない面持ちで道具検査をむかえ、

     

    実技採点では一喜一憂、

     

    試験を終えた人が増えるにつれ、加工場が笑顔で溢れていきます。

     

     

    実技テストではホントに若手の色んな顔が見れました!

     

    次回どんな顔が見れるか楽しみです。

     

     

    そういえば厳しい試験官の油断した瞬間も・・・

     

     

    福田さん!ご飯粒ついてますよ!!

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    山中 康誌(やまなか こうじ)

    一級建築大工技能士

  • November
    01
    2013

    サイン 内藤 ver.

    こんにちは!新人大工の内藤です。

     

    以前、昌平さんが自分自身の「サイン」について何度か記事を書いていましたが…(『サイン』 『サイン part 2 by 落合先生』)

     

    僕も大工工事部に異動して少し経った頃、

    昌平さんが色々な先輩方のサインを載せているのを見て

    「よし、自分も書いてみよう!」と思い立ち、

    それ以来、自分の道具にはできるだけサインを書くようにしています。

     

     

    一番でかでかと書いてあるのが、毎日欠かさずお世話になっている箒とちりとりです。

    形としては「内」と「藤」の字を少しだけ組み合わせた至って単純なものなのですが、

    ただ単に「内藤」と書くよりはアイコン性があって、

    掃除道具といえどもなかなか愛着が湧いてくるものです。

     

    他にも、こんな所にも書いてありました。

     

     

    ちなみにこのサインの原型は僕の兄が中学生ぐらいの頃に考案した物なのですが、

    10年以上経った今、兄への尊敬の念も込めつつ使わせてもらっています!

     

    …でも、ただ兄が考えたサインを使っているだけなのも芸がないので、

    先日、自分の下の名前の分も考えてみました。

     

    …なかなかいい感じ!(笑)

    今度、自分の道具にも書いてみようと思います。

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  • November
    01
    2013

    吾唯足知

    こんにちは 北村です。

     

    私事ですが、この11月から人事異動に伴い本社の静岡から神奈川勤務となります。

    今は残りの業務と引っ越しの準備に追われて、何かと忙しくしています。

    これまでお世話になった同僚や協力業者の皆さん、お客様の顔を思い出しながら、

    そしてこれまでの自身の仕事を振り返りながらふと頭の中にある言葉が浮かんできました。

    『吾唯足知』

    「われただたるをしる」

    石庭で有名な京都の龍安寺にある蹲踞に刻まれた禅の言葉でご存知の方も多いでしょう。

    「足る事を知る人は不平不満が無く、心豊かな生活を送る ことが出来る」ということだそうですが、

    自身に言い聞かせるとすれば

    「多くの方々の協力や支えがあってこそ、今の自分があることに満足し感謝しなさい。

    己の技術や知識、教養はまだまだ足りないことを知り、

    好きな仕事ができる境遇や勉強するチャンスが与えられることに満足しなさい」

    といったところでしょうか。

    新しい土地でも、不安は何かとありますが心を落ち着けて自分らしく仕事できればなんとかなるさ!

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    北村 武留(きたむら たける)

    一級建築大工技能士|一級建築士

大工の日々―平成建設職人集団
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