こんばんは。
大工の福田昌平です。
引き続き、リノベーションさせて頂いたI様邸からお伝えいたします。
タイトルで「大工による家具」と書かせていただきましたが、
家具屋さんでなく大工が作る意味を毎回考えています。
やはり一番は、お施主様とダイレクトの関係を築かせて頂けていることと、
建築と絡めた仕事ができることではないでしょうか?
今回のTVボードも、位置決めから、
ご提案させていただき、
設計士のイメージを崩さないよう、お掃除のし易さも考え、450mm跳ねだすTVボードも
側板を下地まで伸ばし、周りはクロス下地用ベニヤで囲い、絡めました。
そこから照らされる、LEDテープライトも、
目線にテープライトが入らないように、光った時にテープライトの玉が映らないように、
クロスのサンプルを持ってきて、検討して場所によって溝・取り付け方を変えています。
もちろん、「餅は餅屋」という言葉もありますが、
仕上がりを見てください!!!
私は、「大工による家具」も価値があると思っています。
ご無沙汰しております。
大工の福田昌平です。
この間リノベーションさせて頂いた、
I様邸の仕事を大工観点で紹介していこうと思います。
まずは、はしごづくり。
昔の大工さんは、年明けの仕事始めに、よく新しいはしごを作った、
とのことですから、現代の大工も負けていられません。
まずは、寸法加工後の側面の手摺の反りを見て、内側に反ってるように
配置しておくのが、ポイントです。
そうすることにより、一番上と一番下の手摺と段板をビス止めしておけば
(もちろん見えなくしますが)、
間の段板が外れてこようとはなりづらいからです。
あとは、段板の内法を測って切るのではなく、押し切りで定規をこさえて
切れば、寸分の狂いなく同じ寸法の段板が量産できます。
(写真はないですが…汗)
んで、真空状態になるぐらいに、ボンドもビスもいらないぐらい
(使いますが…(笑))
丁寧に穴掘って、(鉛筆の墨、半分を目安に…本当ですよ)
ボンドをつけてクランプで締め付ければ、完成です。
おっと、細部の加工や
塗装も、忘れてはいけませんね。
どうですか?アルミや既製品でできているのも、機能的で良いかもしれませんが、
お部屋にマッチしていて、素敵じゃないですか?
こんばんは、福田昌平です。
今日は、現場に雑誌の撮影がきました。
メインは佐々木さん。
佐々木さんは、一つ上の先輩ですが、
大学、学科、独身寮、大工工事部の課編成まで同じな
腐れ縁です。(笑)
新人の頃は、よく同じ現場で働いたりしたのですが、
お互い担当者クラスになると、まず同じになることはないのですが、
今現場は久しぶりに一緒に叩いています。
やっぱり、かっこいいね!
自分も、負けずにがんばっていきますよ。