今日は、最近起きた出来事の話をしたいと思います。
こんばんは。大工の福田昌平です。
敷地確保のために、既存の鉄道架線が移動する、という現場に居合わせました。
プラレールの話ですが・・・(汗)
住民(長男)の、一日中プラレールを出しておきたいという要望に、
市長(嫁)は、少しだけなら・・・
ということで、収まっていたのですが、
やはり、クローゼットの折れ戸を開けるときに弊害出るため、
撤去されそうです。
どうなることやら・・・
続きは、明日に・・・
「平成建設の内製化」とは…、
と、大きなタイトルをつけてしまいましたが、
ひとつは、営業が、設計が、監督が、職人が、みんなが、
お施主様の方を向いていることではないでしょうか。
遅れました、お疲れ様です。大工の福田です。
そんな思いを表現させて頂けた部分を、
I様邸からご紹介させて頂こうと思います。
小上がり、ハンガーパイプ、収納棚の高さなど、図面や口頭だけだと
伝わりづらい部分は、現場でご提案したり、
デッドスペースを最大限なくすため、下地から多いに検討したり、
テレビを見るときは、布団が見えないよう、
そして、その扉を引き戸にすると、裏のウォークインクローゼット入口が
狭くなってしまうし、布製ブラインドだとイメージが合わないため、
扉が上がってスライドする新しい収まりにも挑戦しました。
しかも、下駄箱も階段下収納内まで目いっぱい活用するため、
なんと、スライド式になっております
私たちの造るモノは、大量生産されたものでもなく
作り手個人のみの想いが込められたものでもありません。
お客様とのいろいろなやり取りがあり、実際に使われたりする
空間や生活習慣を知っている私たちだからこそ、お客様のことを考えた
最善の一点ものが、ご提案・造らさせて頂いけていると思っています。
それらがやはり、「平成建設の内製化」の強味の一つだと思っています。
ちなみにこの物件の詳細はこちらです。
皆さん、こんばんは。
大工の福田です。
この間、A様邸で張らせていただいた、軒天上のお話をしたいと思います。
樹種は、米杉なのですが、
仕上げ方が割ってあるのです。「割肌仕上げ」?といえばいいのでしょうか?
まぁ、現場に搬入されたときは、ホントにこれを天井に貼るの?って、
思ったのですが、これがなかなかどうして素敵だと思いませんか?
特に、不揃いな感じとか、目のつまり具合とか・・・
教育テレビでも歌としてやっている
金子みすずさんの詩「わたしと小鳥と鈴と」の
みんなちがってみんないい~♪ が、
頭の中をエンドレスループしつつ、作業していました。
でも、ちゃんと施工しましたので、ご安心を(笑)
皆様、こんばんは。
大工の福田昌平です。
I様邸リニベーションで一番の見せ場、
HEISEI DESIGN STUDIO 現場密着ブログ「白い畳×墨の建具」
のタイトル通り、白い和の空間の掘りごたつを、ご紹介しようと思います。
樹種は、白い和の空間にも合う、栗の木で制作させて頂きました。
ただ、無垢材はプリント合板などとは違い、どうしても反りや狂いが、
多かれ少なかれ出てくるので、天板の反り止めをどのように対処するかが、
一番難しいと思います。
しかも、反り止めでよく用いる吸い付き桟などは、こたつの井桁にあたらないようにすると、
短くなって効果が薄くなってしまったり、こたつ布団を挟むと安定が悪くなったりするので
木口から止めることにしました。
さらに、天板表から見たときに、その空間のイメージを損なわないよう、
下端だけにしてあります。(手間はかかりますが…汗)
そして、足にも一工夫。
お施主様に一年を通して快適に使っていただきたいという想いから、
根元のブロックが外れて、布団を挟んだ時とそのままの時の、
天板までの高さを調整することができるようになっています。
ちょっと自慢気ですが、白い和の空間にぴったりの一点物の
掘りごたつができたと思っています。
みなさん、今日もお疲れ様です。
大工の福田です。
唐突ですが、無垢材を扱うとき耳や角、木目ってどうしていますか?
皆さんの周りの、無垢材はどうなっていますか?
私は、なんとなく?感性の赴くまま?本能に逆らわず?
(もちろん、その場所・その部材には何が一番かを常に考えながら…)
耳を取ったり、面を取ったりしています。
それがこの間のI様邸で、設計士の角谷由美さんに、
見ただけで誰が木取ったかわかるよ。と言われ、本当ですか?
と思ったのですが、実際そんな出来事があって、びっくりしました。
破魔矢をかける部材を作るとき、自分は他にやることがあったため、
原田に「こんな感じにして」と頼み、原田が「できました!」と見せてきて、
「もっとこうしてよ」と言い、また「できました!」と見せてきて・・・、
そんなことを繰り返し、できた部材を原田が取り付けている所だけ見ていた
角谷由美さんが、「原田君、福田君みたいな木取りするね。」なんて言ったから、
二人ともびっくりしてしまいました。
こういうところにも、大工の個性が出るのかもしれません。
そういうことを考えると、無垢材の見方がまた楽しくなりそうです。