こんにちは!
大工工事部のながともです。
お待たせしました!
技術テストの全貌をお伝えしたいと思います。
前日に墨付け、ノコギリでまっすぐ切る練習を存分にして・・・・・
「集合は9:30だけど早めに行こう」
と7時前に会社に着きました。
おっ?
気合い十分に上西大工と、瀧本大工が
ノミ、かんなの刃を研いでおりました。
連日研いでいる結果は現れたのでしょうか?
数分後。
厚木に出張中の加藤大工も参戦。
・・・・・眺めてる場合じゃないですね(・へ・;;)
私も最後の追い込みをかけていました。
テスト開始の直前。
テストの吉凶を左右する「勾配決め!」
勾配が緩やかだとやりにくくなってしまうのです。
試験官である重さん(=重森大工)が持っているクジを
飯塚大工が引きます!(念を込めてます。)
念を送ってます!
引きました!
結果は3寸勾配!
10:00試験開始!
今回使う道具はのこぎりだけなので
ひたすらザクザク切る音が加工場に響きます。
制限時間は2時間。
11:30の模様です。
私も一心不乱だったので
作業中にカメラを構えられず><;
完成して採点してもらうのを
待っている時にやっと撮れました。
それぞれ孤軍奮闘しております。
私の前では数分前に完成した
木村大工が採点の真っ最中です。
12:00の鐘が加工場に鳴り響き
技術テストの前半戦は終了です。
お昼ご飯のハーフタイムを挟んで
後半戦に突入です。
続きは次回をお楽しみに!
明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ
こんにちは!
大工工事部のながともです。
早速前回のお話の続きをさせていただきます。
先日大工技術テストが
社内で行なわれました。
まず1年目の課題は・・・・・。
「じょうご四方転び」といいます。
2年目
「じょうご四方転び」です。
いやいや・・・・・・。これもしかして3年目は違うものですよね?
・・・・・・・
3年目も「じょうご四方転び」です。
何が違うかというと
角の留め方が変わります。
ん?これって3年目の方が簡単に見えない?
と思われた方もいらっしゃるかと存じます。
が、一番難しいです。
3年目は角(=留め、と呼びます)を
『吉原留め』という手法で留めます。
そもそも「じょうご四方転び」は
ただ45度に角を切るのではないのです。
朝顔のように縦も横も外側に開くのです。
なので45度に切る訳でもなく
規矩術(=さしがねを使った材料の寸法、角度を出す方法)をつかって
絶妙な角度でノコギリで切ります。
1年目は・・・・・
2年目は・・・・・
3年目は・・・・・・
こうなります。
完成品は技術テスト当日に
評価が一番高かった作品を
撮らせていただきました。
さて?誰の作品でしょうか?
次回をお楽しみください。
では明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ
こんにちは。大工工事部 平松です。
きのうは小田原城見学に行き、とても充実した休みを過ごせました。今週もまた励んでいこうと思います!
さて、古材の現場ですが、現在自分はというと3~4人がかりで柱の“埋木”という作業をしております。
前の家で使われていた鴨居や敷居の穴、貫穴は今回は使わないので、埋める作業が必要となりました。柱の数も相当あるので仕事量がすごいです!
今回この家ではいろんな所で“埋木”が大きなポイントになってくる予感がしています。
こちらは布谷大工。
木村大工。
急にカメラを向けられて挙動不審になりかけているタッキー。
僕たち埋木レンジャーはかつての仕事に最敬礼して(心の中で)、柱を補強する意味もあるのであちこち埋めさせてもらっています!
板目の場合、1ミリ厚みをおとすだけで木目の表情がガラッと変わってきます。絶妙なラインをとれたときはとても快感です!
話は少し変わりますが今朝、仕事にかかる前にまじまじと木をながめてみました。すると、ひとつ気づいた事がありました。
昔の柱なので背割れを入れるという仕事はしていないのですが、割れがきている場所に注視すると木目に沿っているような感じで割れています。
背割れがないので、木の弱い所が割れてくると思っていましたが、木目に沿うようにとは知らなかった・・・。
たまたまの偶然なのか、他も全ての柱がそうなっているわけではないのではっきりはわかりませんが、その事実があることは間違いないのでまたひとつ身になることを得られたような気がします!
あ、そういえば前回の墨壺の答えがまだでしたね。今日は長くなってしまいましたのでまた次回!
どうしても気になる方は加工場で小川さんに見せてもらってください。きっとやさしく教えてくれると思いますよ。(笑)
こんにちは!
大工工事部のながともです。
大分ご無沙汰になってしまいましたが
すこぶる元気しております!
皆さんご存知の通り、
上司の平松大工が
貴重な大型物件の記事を書いてくださっております。
こちらもどうぞお楽しみに!
私は更新出来なかったのも
いろいろありまして・・・。
私事ですが引っ越ししました!
それはさておき・・・・・。
現場は3階の
壁のボードを貼る為の
間柱を建て込んでます。
最後に一つ!
この風景と、この時期。
そうです!
平成建設大工技術テスト!!!
の時期がやってまいりました。
受験する大工は3年目までで
1、2、3年目とそれぞれ課題の内容が若干異なります。
私も(毎回こっそり)休みを返上しての
練習を重ねて参りましたが
今回でいよいよ卒業を迎えます。
しかも今回は例年の問題内容を
がらっと重さん(=重森大工)がリニューアルしました。
その内容及び当日の風景は
次回にお話しさせて頂きます。
では明日も現場に行ってきます!
こんにちは。 大工工事部 平松です。
少し日が長くなり、少し目がかゆくなってきました。
いよいよつらい花粉が来てますね。今年は少ないことを願っています。
さて、加工場では今回古材の家の棟梁、小川さんが土台の墨つけを始めました!
今回使用する土台は6寸幅の檜です。(土台は新材です。) 日頃は4寸角を使っているので、見た人は大体「デカっ!」ってなります。
差金のパンッパンッて音に自信と慣れを感じます。慣れてない僕らからすると、とてもカッコ良いです!
今回は化粧物が多いので、赤い弁柄という粉をとかした墨を使っています。(土台は化粧ではありませんが)
これで墨をしておけば、後々墨がいらなくなった時に水ぶきで墨が落とせるのです。
これは小川さんの墨壷です。 大工の三種の神器と呼ばれる道具の一つです!
よーくみると、何か生き物が彫られているのがわかりますか?
正解は次回。お楽しみに!