ふとこの言葉を思い出しました。その通りだなと思います。
こんにちは 大工工事部 平松です。
嬉しいことに、「ブログ見てるよ」とあちこちで言ってもらいました。
思ってもみなかった反応を頂き、大変励みになります。頑張って完成までお伝えしていきたいと思います!
古材の家に携わらせてもらうにあたり、今でも時間のある時はインターネットで何かいい情報はないかと検索しています。
何かヒントはないか、いいやり方は載ってないか、必要な道具は? 考えることが無限にあって楽しいです。
今の時代、検索すると知りたいことが色々出てきます。勉強になることがたくさんあり、これからもどんどん活用していきたいと思う一方、
自分が最も知りたい部分の、実際にたたいている人の工夫、知恵、苦労話という情報が少ないなと思います。
実際携わらないとわからない部分は多いですが、少しでも自分がこの場で提供していけたらなと思います。
大工さん以外の方にはわかりにくい部分も色々あるかと思いますが、もしかしたら後世に残るようなことにもなるかもしれませんので、大工が思ったように書かせていただきたいと思います!
さて、埋木の方は続々と入隊してもらっているので、とてもはかどっています!
今年一番の大型補強です。待ってました~、いよいよ厚木から博康さんが加わります!
バスケ友でもあります、長身大工の坂内氏。
長澤さんのブログでもおなじみ、重っさん。 さすが、大人の対応ですね~。 3ポーズ頂きました(笑)
ついに埋木の一回戦目に終わりが見えました。二ヶ月も前の写真ですが、初代隊長の唐澤さんです。
皆さんお疲れ様でした!
一方で、墨つけの方は見たことない状況になっています!
これは小口に出された芯を結ぶために、二本の糸を張り、それに指矩をあててポイントを出している状況です。このポイントを結んで、やっと一つの線になるんですね。
これは小川さん特製の墨つけ用の台に梁がのっているところ。台はかなりの補強がされており、どんなに重たい材が乗ってもたわまないようになっています。
台自体をシビアに水平にしているので、基準の面として使え、どんなに曲がった材でも水平や垂直を出す事が出来、とても便利です。
さらにオプションで治具がつくられており、芯を回すのも楽にできる工夫がされました!
次回からはいよいよ待ちに待ったあれが始まります!!
こんにちは 大工工事部の平松です。
暖かくなってきましたね。
日曜日に本社で行われた社員向けのワークショプに参加させてもらいました。
会社のイベント等で他所様のお子様の相手はよくさせてもらうのですが、自分の子供に大工体験をさせてあげる時間を今まで作れなかったなと思い、参加させてもらいました!
朝、行かないとぐずってた息子もやりだしたら楽しくなってきたみたいで良かったです! とてもいい時間を過ごさせてもらいました。
さて加工場の方では、まだまだ埋木レンジャーが奮闘しています!
平成建設のCMでお馴染みの千秋さんも加わりました! なかなか静止してくれないんで、ブレブレな写真ですいません(笑)
CMでカンナをかけている大工さんがこの方です!
こちらはじっくり派の超高学歴大工、ダイキです。撮りやすい!
今後も多くの大工さんが登場していく予定です、よろしくお願いします!
順番が前後してしまいますが、埋木にかかる前に「くせをとる」という仕事をしていました。
こちらは柱を下から見た写真です。まぁねじれていますね~、これが「くせ」です。長い年月の間にこれだけ動いたんですね。
このくせを四面中一面だけ平らにする作業、「くせをとる」事をしました。
柱の小口の片方に取りたい断面寸法を出し、もう片方の小口から目で覗いてねじれを修正した墨をつけます。
なかなか難しい仕事です。眼力、求められます。
他にも、平らな台に柱を置いて平行や直角の墨を出すやり方やレーザーを使うやり方もあります。何事もそうですが、状況に合わせてその時一番いいやり方を選んでいます。
小口の墨を上下結んだら、前回出てきたデカ丸鋸で大まかにカットし、ちょうなやカンナを使って墨に合わせて平らにしていきます。
なかなか出会うことのない仕事なので、日頃使うことのない道具もどんどん使っていきます。
これは「ちょうな(釿)」です。これは木を斫(はつ)る時に使うものです。仕事の跡がそのまま意匠的に使われる事もあります。こちらも大工道具の三種の神器の1つです。
古材には多くの箇所にちょうなの跡が残されています。昔の大工さんはホントに上手い!
自分は個人的にこの道具がとても大好きなのです。今回の仕事では出番が多くありそうなので、今後も機会があればどんどんやらせてもらうつもりです。
長々と読んで頂きありがとうございました!
こんにちは 大工工事部の平松です。
まだ週の前半なのに腕がパンパンです。
古材の重さ + 鑿と玄能を1日中使っていることで、肘から下の筋肉がかつてないくらいの張り方してます(笑)
仕事の量もそうですが、使う道具も規格外の大きさのものを多く使っていきます。
これは指矩。
これは丸鋸。右がいつも使ってる中でも大きいやつです。
これは電気カンナ。片手で持てない重さ、そりゃ腕もパンパンになるわけです。
今後もこれまで見たことないような規格外の道具がたくさん登場します。新しい技術を習得できることがとても楽しみです!
さて、今日の自分の相手はこれです。
小川さんに「これは大変だぞ~」と言われながら、いざ!
埋める木を探すのに一苦労。この大きさの端材がない!?寸法は足りるのか?という戦いもあります。
もはやこれは手術だな、とか思いながら何とか無事完成。勾配をつけたり、定規に工夫したりと頭脳プレーを求められる仕事でした。
この大物2ヶ所、頭も体もフル稼働してとても達成感がありました!
しかしまだまだこんなのはゴロゴロいるようで・・・頑張ります!!
こんにちは 大工工事部の平松です。
インフルエンザが流行っているようですね。皆様もどうかご注意ください。
さて、お待たせしました!! 墨つぼに彫られたものの答えは・・・
『河童』でした! 墨つぼコレクターの道具屋の社長さんも「これは珍しい!」と言っておられました。
頭の上には皿つきです。おなかの下まで彫られてあり、貴重なものであることは間違いありません。
現在、墨つけは1階の梁を小川さんがやっています。
今まで出会ったことのない仕事が山盛りありそうな感じです!
タキレンジャーは今日は真っ黒になりながら梁のすす払いしてました。何事にも全力で取り組む姿勢はとても・・・
まぶしいですね~。
ちなみにこの材料は全て1階の梁で使う分です。これを組んだら相当な迫力になるでしょうね!!
布谷大工は明日の任務の為に朝も夜も研いでます。本社加工場には砥ぎ場まで完備されており、大工にとってとてもいい環境です!
びよーんと伸びた感じですね。(笑) こんな感じも味があって好きです。
自分には明日、強敵が待ち受けているんでまたその辺をレポート出来たらと思います。
ではまた次回!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
前回に引き続き。
技術テストの午後の部をお伝えします。
お昼ご飯を済ませ
油谷大工による
ノミの道具検査と並行して・・・・・・。
ミニ削ろう会です!!
ヒノキ、ヒバを鉋で削り、
削った鉋くずの薄さを競います!!!
あっ、「鉋くず」って呼ばれるのですが
なんか味気ないので
私は「削り帯(けずりおび)」と
密かに命名しています。
鉋は、刃を研ぐのが上手かったとしても
鉋の台(削る時に木材に触れる鉋の木の部分)の調整が
上手く出来ていないと
ティッシュのように薄く削れなかったり・・・
反対に刃も研げていないと削った材料が
ツルツルにならなかったり・・・・。
鉋はいくらやっても、奥が深いのです。
今までの鉋の道具検査は
刃を見て、台が調整できているかを
審査するのみだったのですが
「削ってみないと、鉋が切れるか分からないでしょ!」
と重さん(=重森大工)の一声により
実現しました。
さぁ目指せ!3ミクロン!
みんな、鉋を手に刃の出具合を調整しています。
1年目の鈴木大工も気合い十分に
カメラ目線頂きました!
木村大工が削って、加藤大工が削り帯を引っ張っています。
山中大工が加藤大工の
削り帯の薄さの計測をしています。
計測はもう一人、唐澤大工が担当します。
唐澤大工は社内でも1、2を争う
鉋の名手なのです!
削ろう会の最中は、前半戦とは打って変わって
和気あいあいとしておりました。
上手く削れると楽しいんですよね^^
みんなでいっぱい削りました!
さて結果発表!
前半戦の「じょうご四方転び」は
1年目 百野大工
2年目 大高大工
3年目 布谷大工
が優秀な成績を収めました!
おめでとうございます!!
後半戦の鉋削りは・・・
1年目 鈴木康太大工 平均 19.3ミクロン
と経験年数を覆す結果がでました!
おめでとうございます。
これで私を含める
大工3年目は技術テスト卒業です!
私自身、トップ3に入る!・・・・・ことは残念ながら
出来なかったのですが
最後の最後は練習も本番も
楽しい技術テストでした。
技術テストのみならず
今後も自分のスキルアップの為に
精進して参りたいと思います!
改めてよろしくお願い致します!
気持ちがまた一つ引き締まった所で
明日も現場に行ってきます(・ω・)ゞ