この写真どこか変じゃないですか?
カメラが壊れているのではありません。 肉眼でも歪んで見えます。
こんにちは、宮下です。
写真は、先日散歩の途中で寄った、沼津御用邸の東附属邸での一枚です。
このガラス、古い建物ではよく見られる「手延べガラス」という、
一枚一枚手でつくられたガラスです。
現在では、機械生産がほとんどで、ほとんど作られていないそうです。
機械で作られた透き通ったガラスとは違った、「味」がありますよね。
太陽の光もこのガラスを通すと趣のある影が映し出されます。
人の手で作られるもの、機械で作られるものそれぞれに良さがありますが、
人の手が加わると温かみがあるものになる気がします。
おはようございます。大工の山中です。
北村さんや会社のfacebookでもお伝えした通り、行いました技術テスト!
対象は1~3年目総勢37名!
さすがに平成大工全員を対象にすると規模が大きくなり過ぎて大変なことになっっちゃいます。
今回は構造系、墨付け刻みのテストになり、1年目、2年目、3年目で課題がそれぞれ違います。
では早速、今回の優勝者を発表します。
3年目・・・・・・駒井剛!
2年目・・・・・・日高尚吾!
1年目・・・・・木村充宣!
3人とも完成度・作業時間・道具検査の3項目全てで好成績をたたき出し、見事1番に輝きました!
おめでとうございます!
そして参加者全員お疲れ様でした。
完成出来て自信となった人、中には歯がゆい思いをした人もいるかと思います。
ただ共通して言えるのは、やっただけ身になったはず。
これからも仲間と切磋琢磨して自分を磨き続けていきましょう。
こんにちは。
季節外れの台風ばかりで、かなり悩まされてる、
福田です。
早速ですが、タイトルの『いわしをきる』と、
この写真に何の違和感も覚えなかった方は、建築や建設関係のしかも現場サイドのお仕事をされている方ですね。
やっとなりたいと思う職業を見つけ、、、
高ぶる気持ちを抑えて迎えた、初めての建前、、、
『今日からお世話になります、福田と言います!
一生懸命頑張って行きますので、宜しくお願い致します!』
そうしたら親方から、
『じゃあ、最初にレッカーで通し柱吊るから、
いわしきっとくか』と言われ、
んっ?!
鰯を切る?
何だ?
体力使うから、お昼用に下ごしらえか?
いや、そんな訳ないしな(笑)・・・と
かなり頭が???になったのを覚えています。
つまり、写真の状態のようなロープの使い方を専門用語で『いわしをきる』と言います。
聞いた話ですが、由来は
よじってあったり、ねじってあったりするため、本来のロープの状態より引張力が弱くなっている事から(魚偏に弱いで鰯)きているらしいのですが、
実は、今でもあまり腑に落ちてません。
何で、さかななんだ?
こんにちは!新人大工の内藤です。
さて、突然ですが、今日は皆様にとある漫画をご紹介したいと思います。
その名も、
です。
どんな漫画かというと、『天才柳沢教授の生活』などで知られる女性漫画家の山下和美さんが、若手数寄屋建築家の蔵田徹也氏(仮名)に出会ったことをきっかけに一戸建ての数寄屋を建てる決意をし、実際に建てるまでの日々を描いたエッセイ漫画です。
内容的には、これから新たに家を建てようとしている方におすすめできるのは勿論のこと、各話の最後には蔵田氏による、数寄屋や日本の伝統文化などに関するコラムが書かれていて、そうした物事に興味のある方にもぜひ読んでみて頂きたい一冊です。
そして余談ですが…実はこの蔵田さん、僕の大学の研究室の先輩だったりします。
蔵田さんは、一度は某大手ゼネコンの設計部に勤めながらも、数寄屋や能楽堂といった日本建築への情熱のあまり、退社、独立して設計事務所を立ち上げたという経緯をもつ方なのですが…
ゼネコンやハウスメーカーでの仕事ではなく平成建設で大工になることを選んだ自分としては、勝手ながらもなんだか親近感を覚えてしまう先輩の一人です。
また、先日、研究室関係の集まりで蔵田さんに久し振りにお会いしたときには、
「僕のところも設計士は足りてるんだけど、施工する職人さんがなかなか見つからなくてね~… いつか、内藤君のところと仕事できたりとかしたら面白そうだね!」
といった、なんとも嬉しい言葉をいただいて、
「こちらこそ、ぜひ一緒に仕事してみたいです!!」と思わず即答してしまいました。
いつの日か、蔵田さんと一緒に本格的な数寄屋を建てられるような時が来るまでに、しっかり技術を身につけていきたいと思います!
『数寄です!』の中に出てくる蔵田さんは、普段はとても温厚で気さくな方ですが、数寄屋に対するその情熱の持ちようは、紛うかたなき「職人」の姿です!
こんにちは 北村です。
先週の土曜日、平成建設の加工場では恒例の技術テストが行われました。
大工1年生~3年生までの者を対象に、基本的な実技の習熟度を確認します。
私はというと、偉そうにも試験官として参加です。
みんなが夢中で鋸を走らせている合間を縫って、それぞれが日々使っている道具たちをチェックします。
機械化が進んだ今でも、玄能や鋸、鑿や鉋などは手放すことのできない大切な道具達。
大工の手となり足となり、仕事の仕上がりや作業効率に大きな影響を与えます。
ですので、刃物がしっかり研がれているか 鉋の台は調整されているか
というのはもちろんですが、丁寧に、大事に、愛情込めて使っているかどうかを重点としました。
道具を磨いて 技を磨いて ますます精進していきます。