日に日に暖かくなりだした今日この頃
布団も気持ち良さそうに干されております
こんな日は布団と一緒に干されていたい原田です
現場では瓦屋さんにより『のし瓦』が積み上げられていき
風格が一層出てきました
下界では大人5人がかりで運び込まれる物体が
いい大人達が『重いーー』『背が低くて肩に当たってねーじゃねーか』と楽しそうに運んでいたもの
実はこれ以前書いたバルコニーのパラペット部につく笠木なんです
鉄製で重さは1本40㎏もありとっても重いです
これを斜めに切るのですが先の方が少し上がっているのがわかりますか?
これがいい仕事なんです何はともあれまずは長いのをズバッと
続けて短いのもズバッと
簡単に書いてますがかなりの微調整を繰り返しシビアに切っている現実
そして合わせるとこんな感じ
ここでさっきの斜めの理由が発覚!
中央が凹んでますよね?
雨が降ったときに水が流れるように内側にほんの少し勾配を付けてるんです
これが少し狂うと全体がガッタガタになるのでほんとに慎重に角度を出して切るんです
平面なら45度に切ればいいだけなので簡単なのですが、、、
この話をわかる人は相当空間把握能力が高いです
きっと若い大工でも意味がわからない子は多いでしょう
短いのをもうひとつ切って微調整をしてあてがってみるとこんな感じ
良さそうなので溶接するのですがバルコニーはFRP防水が施されていて火気厳禁
なので下におろして溶接
が、ここで一仕事
歪んだまま溶接するとそのままくっついてしまい努力が水の泡になってしまうので
高さをしっかり出すために這いつくばります
そして全てが決まったらやっと溶接
(注)これは原田ではありません
この光を直視すると夜に目が痛くなって寝れなくなるそうです、、、
恐ろしや、、、
終わったら手摺の柱が入る支柱も溶接
(注)これも原田ではありません
裏返して笠木を固定するための金具も溶接
ライトの感じでかっこいい雰囲気を醸し出している
(注)これを撮ったのは原田です
そして完成!
置いてみる!
無事据わりました
いやーよかったよかった
正直やったことない仕事ばかりで上手くいくのか不安だったのですが無事に終わってひと安心です
すぐ終わったように見えますが実は3日間付きっきりでやっていました
少しでも角度が合わないとガタガタになってしまうので時間がかかりました
終わると同時に早く木に触りたい症候群が発症
やはり木がいい
向こうでは平松さんが楽しそうに木を刻んでいる、、、これ見よがしに、、、
平松さんは名前が哲朗(テツロウ)なのですが、なぜか周りからはテツオと呼ばれています
ふと思う、、、鉄関係は『鉄男』さんに任せれば良かったなと
終わりに
最近暖かくなってきたので夜ランニングを始めました
鶴岡八幡宮の参道は夜桜がライトアップされていてとてもきれいです
おしまい
桜の開花宣言が発表されましたが寒い日が続いていますね
極寒と灼熱ならば迷わず灼熱を選択する原田です
タイトルの件ですが、今年度からリニューアルするようなのですが実はこれを書いてるのは3月31日だったりします
リニューアルをお楽しみに!
さて鎌倉の現場の方は
みんなそれぞれの仕事場所に散ってしまって最盛期には歩くスペースも限られていた2階ですが
今はご覧の通り閑古鳥が鳴いています
博康さんと唯希は離れの蔵の方に行ってしまいました
これがほんとのお蔵入り、、、
タッキーは現場を縦横無尽に移動しています
平松さんに至っては守備範囲が沼津の加工まで入っていますからね
フィールドは広く使っていこうという意気込みが半端ないです
自分はというと寂しく一人残されバルコニー回りをまとめていました
手摺低くない?と思われそうですがこれは手摺ではありません
ここには鉄製の笠木が乗っかりその上に手摺がつきます
鉄の笠木なんて初めてで取り付けもガッチガチになるので下地もゴツいです
バルコニー防水のための雨養生をして一旦終了です
と、これ以上自分のところで書くことがないなーなんて思いながらまわりをキョロキョロしていたんですよ
そしたら都合よく風呂場の防水やってるじゃないですか?
書こうと思うじゃないですか?
そしたら唯希が言うんですよ
『風呂場は自分の担当なんで書かないでください』
えっ?
まぁ気持ちはわからなくもないんです
自分でやったとこですからね自分で書きたいんでしょう
振り出しに戻って記事の内容を探していると蔵の方が賑やかなんですよ
行ってみると鉄扉を付けてるじゃないですか?
ブログチャンスと思うじゃないですか?
そしたら博康さんが言うんですよ
『いやいや、鉄扉は自分なんで』
デジャヴ
ブログってそういうシステムでしたっけ?
一時期は母屋2階の窓枠の造作を一致団結してやったじゃないですか
あのチームワークはどこへ?
ワンフォーオール、オールフォーワンの精神はどこへいってしまったんだろう?
いや、本来人間というのはそういう生き物なのかもしれない
世の中の辛さを感じた瞬間でした
世知辛い
この際2人の記事をめっちゃ楽しみにしてやろうと思います
きっと面白いんだろうな~
とここで救世主現る!!!
まだ誰のものでもない『石』が届きました
これは玄関と土間部の入り口に付く御影石の敷居です
建具がとても大きく重いのでこのくらいの分が必要なんだとか
持たせてもらったんですがめっちゃ重かったです
以前まで現場に建具があったのですが今は建具やさんのもとへ
写真を撮っておくのを忘れました、こうご期待です
この溝に真鍮のレールが入ります
仕上げも磨くのではなく火であぶって滑りにくくしているそうです
意匠的にもマットで不粋な感じがかっこいいです
早く建具が入るとこが見てみたいですがまだまだ先になりそうです
そういえば平松さんが鎌倉にカムバックしましたいきいきしています
それと鎌倉生活に変化が
タッキーが週1で夕飯係をしてくれるそうです
こんなものも買ってきて、彼はやる男です
こちらも今後機会があれば載っけていこうと思います
おしまい
どんな願いも叶えてくれる、某国民的アニメの龍を思わせる絵が描かれているのは、、、
平松さんがちょちょいと作った囲炉裏の原寸模型
使いやすさなどを実際に座ってみて検討するのに使うものですが
現在では喫茶店『バリスタッキー』のテーブルになっています
この店は虎も飼っているようです
こんにちは、コーヒーには砂糖とミルクを入れる派の原田です
さてさて、ヒロヤスさんのブログにあったとおり筋交いが入り終わった家はカッチカチになりちょっとやそっとの揺れではびくともしなくなりました
次なる作業は2階の窓枠付になります、下屋の瓦が乗る前にやりたいんです
窓枠といえば以前のブログに書いた2週間かけて平松さんと加工してたやつです
それを取り付けるんです
まずは取り付ける場所から
下屋があるので窓の高さはここが限界
ここに窓枠を組んでいきます
今回は両サイドの柱と梁が化粧なので枠を組んでポンという風にはいかないんです
こちらが窓材、これは1箇所分です
目を疑う量、、、そして1つ1つが大きい、、、
まずは庇に縦枠を入れていきます
庇がでかい、、、唯希と比べてください ※唯希はミニマムサイズではありません
これが縦枠、、、でかい、、、
これをこんな感じで組みたいのですが
これだと庇の溝の部分が空いちゃいます
この溝は窓や網戸や格子が入る溝です、この溝の分入れ込んであげないといけないんですね
なので縦枠の入る部分を掘っていきます
ここに縦枠の形を写して掘ります掘ります掘ります
穴が掘れたらそこに入れちゃいます
気持ちよし、、、
そして縦枠に敷居、框の入る穴も掘ります
これが
こうなって
こうなります、これじゃよくわからないなと思われた方、、、安心してください
完成写真も最後に載せます
しかし杉やばい!!花粉じゃないですよ、材料のことです
やっぱり杉は難しい、冬目は堅いし夏目は油断するとメショっていってしまう
例えるなら檜がミルクレープならば、、、杉はパイの実的な
パイの実綺麗に切るの難しいですよね?っていうか無理ですよね?
というか、わかりやすいですかね?
そもそもパイの実切ったことないですしね、そのまま食べますもんね、、、
とにかく難しいんだよってことを知っていただきたかった
ただ手のかかる子供ほど可愛いのも事実なのである
少しばかり杉に集中しすぎたため、一旦檜休憩に入りました
あぁ、お前はなんて素直ないい子なんだ
檜は一瞬で終わってしまった、、、
なんやかんややっているとあっという間に3日間が過ぎ去りました
えっ?この作業にそんなにかかるの?って思いますよね?
ここには書いてないなんやかんやがいっぱいあるんです
むしろほぼなんやかんやです
ちょっと1回では書ききれないので、これから皆で小出しになると思います
おそらく1ヶ月くらいは窓枠を付ける事になるんだろうな
こんな緻密な造作作業をやっているので作業場所はこんな状態
影という影を作らないために四方八方から照らしまくっている
それでも見にくいと時に思うことがある
あぁ、体から後光のような光が出ればな、、、
原田の願いが決まった瞬間でありました
そうこうしてるうちに何とか完成
縦枠も収まり
外の敷居と框の取り合い
内の敷居も綺麗に収まりました
しかし改めて思うのは
これはトンネルではなく、窓枠だということ
集中力を使い果たし帰り支度をしていると何やら視線が、、、
こいつはいったい、、、
まだまだ楽しそうなことが起こりそうです
おしまい
原田です
寒い日が続いています
ホッカイロをどこに貼るのが一番暖かいかを試行錯誤する日々です
この前ネックウォーマーの中に忍ばせたら途中で熱すぎて外しました
寒すぎず熱すぎないポジションを発見するための飽くなき挑戦は続きます
さて、現場の方は博康さんの『ちょっとまってプレイバック2017~屋根編~』にもあったとおり屋根工事がひと段落しました。2ヶ月近く屋根の上にいるといろんな事が起こるわけで。。。
それはある寒い日のことでした
いつもどおり屋根の上で仕事をしていると、どこからともなく
ブーーン!
ブーーーーン!!!
ブーーーーーーーーン!!!!!!
凄い音を立てて何かが近づいて来る気配が。。。
ヘリコプターの音にしては軽く、かと言って虫が繰り出すにはあまりにもな重量感
スズメバチが人間の大きさになったらこんな音を出すんじゃないかななんて思っていたら
そいつは目の前に現れた
それは。。。
こいつ!!!!!!!
ドローーーーーーーーーン!!!!!!
記念写真をパシャリ、しっかり浮いている
ドローンの登場によってはるか上空から現場の様子を窺えるようになりました
めちゃくちゃ高いですよね?そして画質もいい!
今後色々な写真を載せられそうです。操縦士さん次第ですが(笑)
そしてドローンに連れ去られるように平松さんが鎌倉からいなくなりました
それを追うように原田も鎌倉を後にしました
そして誰もいなくなった。。。
いや、博康さんと唯希とタキはいます
平松さんと自分はどこに行ったかというと、加工のために沼津へ一時帰国です
ただいま沼津、1年半振りだ
沼津の加工場にはまだまだ古材がたくさん
これから少しずつこれらも加工していきます
今回は2階の窓枠の加工です
普段の窓枠は基本的に4本の材料を四角く組んでカポっとはめますが、この現場は1箇所の窓に使う材料が10本以上で、それぞれが複雑な形をしています
それを1本1本確認しながら刻んでいきます
見てください、図面を見てる風に休んでいる平松さんです
嘘です
形が複雑で間違えられないですからね、何回も確認します
かがみ過ぎて平松さんの膝と腰が爆発寸前です
これは本当です
加工が終われば現場に持って行ってすぐに組み立て、取り付け作業に入ります
現場で組み立てながら手を加えることも多いですが、しっかり加工しておけば後の仕事が楽になるばかりでなく精度の良い物ができるので大事な部分です
これからは細かい仕事もどんどん出していけると思うので楽しみにしていて下さい
追伸
久しぶりに沼津にいると会う人会う人に『久しぶり!』と言われます
続けて『飯作っているね!』と必ず言われます
皆ブログ見てるんだなーと
ただ言われすぎて自分は鎌倉に飯を作りに行っているんではないかと思いはじめた今日この頃でした
おわり
明けましておめでとうございます!原田です!
昨年は皆さんのお陰でこのブログが2位まで上がりました!ありがとうございます。
現在はまた3~5位あたりをウロウロしてますので早めに引き上げてやって下さい。今年もお願いします。
鎌倉の現場はついに全員がブログデビューしましたね。全員の名前を覚えてもらえるように頑張ります!!!
さてさて鎌倉の新年は地元で人気の定食屋さんから始まりました。
何でもかき揚げ丼が人気だとか、、、はい、ドン!!!
ヒロヤスさんとタキが頼んだ特盛には大きなかき揚げが3枚、2人共もれなく胃をやられていました。
2回目の平松さんは同じ過ちを繰り返さないよう無難に並盛りを頼んでました。ちなみに自分も危ない橋は渡りません。しかし並でもしっかりと傷跡を残されました。
エビが食べられない渡邉大工は1人アナゴ天丼を食べていました。おそらく午後の仕事に支障がなかったのは彼ぐらいでしょう。
現場の様子はというと他の人達が書いているとおり屋根をやっています。書かれすぎてもう書くことがありません。
仕事からは脱線しますが最近作業靴を変えたので、その話を。
というのもですね、最近寒いんです。とても寒いんです。朝なんてやばいです。
普段は屋根の上などは足袋を履くのですが寒すぎて、ちょっとモコモコの足袋を履いていました。
確かに暖かかった。
しかしそれ以上に鎌倉は寒かった!!!
これだとですね、靴下の2枚履きとか無理じゃないですか?そもそも足袋って無駄な部分を削ぎ落として軽量化と驚異のグリップ力を生み出してるじゃないですか?そこに保温力を求めるのはナンセンスだということに気付きまして皆何履いてんのかなーと見てみると、、、
渡邉大工
平松さん
足首のホールド感が素晴らしいこちらのアイテムは都纏(みやこまとい)と言います。これなら靴下いっぱい履ける!と思い流れに乗ってみる、、、
とっても温もりを感じます。
と、初めての都纏にウキウキしていると平松さんがこちらを見ている、、、
何かを訴えかけるように、、、こちらを見ていらっしゃる、、、ドヤ顔で、、、
もう一度よーく平松さんの都纏を見てみる、、、
!!!!!!エ、エアーが!かかとの下にAIRが入っている!!!
そういえば平松さんは高校でバスケをやっていて、かなりの強豪だったらしい。
この都纏からはそんな平松さんのバスケ愛が滲み出ていると感じた。
そんな都纏連合に対するのは
ヒロヤスさん
男気で足袋を履いていました。白が好きなヒロヤスさんは腰袋も白で遠目で見ると全身真っ白です。
曇っている日の屋根の上では少し見えにくくなります。
でもやっぱり地下足袋は大工っぽいですね。
そして最後のタキはというと
これはゴム足袋といって雨の日に履くゴムでできた足袋です。タキは晴れていても履きます。
尋常じゃないくらい冷たくなるのになんで履くのかはわかっていません。何か理由があるのか今度聞いてみようと思います。
ということで、今回は皆の足元事情『オシャレは足元から』でした!
今後の勢力バランスはどうなるのか!乞うご期待!!!
次回はしっかり現場の様子をお届けできるように頑張ります。
おわり