• August
    21
    2013

    現場で自給自足!!!

    水曜ブログ請負人、4年目原田です!もう一人の請負人『みやっち』さんと水曜日を盛り上げていきます!よろしくお願いします。

     

     

    みなさん『水曜どうでしょう(笑)』

     

     

    さて暑さがまだまだ厳しいですが、最近みなさん、ご飯はちゃんと食べられているでしょうか?

     

    日本では年間一人当たり60kgのお米を消費するらしいです。

     

    そして60kgのお米を作るには約40坪の土地が必要らしいです。

     

    この40坪というのは一般的な住宅の床面積と同じです。

     

    すなわち皆さんが住んでいるお家の床という床に苗を植えれば、1年間食べるお米(1人分)が収穫できるというわけですね!

     

     

    と言うことで、僕が今いる現場でも大工さんが必死に苗を植えております。それがこちら

     

     

     

    苗と言っても使っているのは3cm角、厚さ0.5mm程度のプラスチックの苗です。

     

     

     

    決してこの一向に大きくならない苗を育てて食べようとしている訳ではありません。

     

    現場では現在『床張り』の真っ最中!ここで使用しているのは無垢材の【カバザクラ】と言うものです。

     

    無垢材は一般的なフローリングなどと違い、季節による気候の変化で膨らんだり縮んだりします。

     

    床を隙間なくピッタリ張ってしまうと、後々の気候の変化によって床板同士が押し合い、せり上がってきたりします。

     

    そうならない為に、この0.5mmの【スペーサー】を間に挟んであげるんですね!

     

     

     

     

    う~ん、しかしキレイな緑のラインが出来上がっていますね!こういったところで大工さんの性格が出ます!

     

    この職人さんは絶対『A型』ですね………はい、僕です(笑)

     

    床を張り終えれば大収穫祭、ざっと1500枚………明日も暑くなりそうです。

     

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    原田 宗広(はらだ むねひろ)

    一級建築大工技能士|二級建築士

  • August
    19
    2013

    木挽き

    みなさん本日もおつかれさまです。

    大工のいなぎです。

    先日の話

    「鉋の台打ち○千円なら自分で彫るより安いよね」

    「そうだけど手で物を作る大工がそんなこと言ってちゃだめだよ」

     

    今の時代、手間が一番高い。
    そんな中でこの写真。

    木挽きに頼むより運送費払ってでっかい製材所で挽いたほうが安い。

    大鋸と製材機の鋸道の差や熱の影響など気にしない。

    そんな時代に、この写真です。

     

    自分は家づくりは建材など使わず手で作ったものが良いと思っています。

    だけど現実は厳しいです。いろいろあって厳しいです。

    だけど何か出来ると思って考えています。

     

     

    しかしこれ生で見たかった。お世話になっている大川さんの家の前。

    左側にいるのは林以一氏、本も出ているので読んでみてください。

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    稲木 重夫(いなぎ しげお)
  • August
    16
    2013

    これは何でしょう?

    これは何でしょう?

    先日、とある現場の改修工事を担当させていただいたのですが、そこで見つけたものです。
    とても立派な古いお宅でいったい築何年なんだろうと思いながら

     

    興味本位で。。。いやいや現調で屋根裏に潜入してみると、、、

     

    幣束(へいそく)発見!!

    幣束とは、新築を祝い、福を願い、工事の安全を祈願し、屋根裏の一番高いところに取り付けずっと家を守ってくれるお守りです。

    基本的に、幣束には上棟した日付と、どこの誰べぇさんが建てましたということが書いてあります。

    写真はありませんがこう書いてありました。


    大正2年3月3日上棟。。。。


    えっ??

     

    大正2年というと、、、1913年のようです。。。ジャスト100年前!!!

     

    古(いにしえ)の技に感動。。負けてはいられませんなー!!

     

     

    さて、話がそれましたが、ヒントはこの「100年前の〇〇」ということです。

    答は木製の戸車です。

    戸車というのは引き戸などの建具の下部に取り付けてある滑車のこと。それが木で作ってあるわけです。

    すごい技術ですねぇ。。おそらく黒檀という恐ろしく固く、頑丈な木材を使用していると思います。物が小さすぎて正確にはわかりませんが、、、

    その固い木材を丸く加工する技術が100年前にすでにあったんですねー!!

    戸車の軸に真鍮のピンが入っていたのですが、黒檀の戸車との100年間の摩擦で真鍮のピンのほうが負けてすり減っていました。これでは動きませんね。

     

    熟練の建具屋さんたちも見たことないとのこと。。

    そりゃー100年前の代物ですから(*^_^*)

    今回は樹脂のものに交換しました。動きもスムーズでお施主様にも喜んでもらえました。

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    寺本 達哉(てらもと たつや)

    二級建築大工技能士

  • August
    09
    2013

    室町時代と同じかも?

    引張りすぎて、すみません。

    大工の福田です。

     

    さあ、この柱を起こすのですが、どうしましょう?

    建て方の段階から用意できていれば、今の時代、クレーンで吊ることができるのですが、

    どうしましょ?屋根もできているので、クレーンで吊れません。

    人力だけで何とか起こせるレベルではありません。

    (ホントに、重いんです・・・汗)

    そこで、室町時代と同じように(たぶんですが・・・)、4人で少し上げては、ウマをかませて、・・・を繰り返し、

     

     

     

    途中からは梁からチェーンブロックで引っ張りました。

     

     

    (室町時代にはもちろんない器械ですが)反則かな・・ハハ

     

     

    この先長い間、お施主様をはじめいろいろな人の目につく柱を、

    自分たちが建てたという充実感と、尋常じゃない程の汗に満ち溢れることができました。smiley

     

     

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

    一級建築大工技能士

  • August
    08
    2013

    盗撮かも?

    皆さん、お疲れ様です。

    最近本当に暑いですね。大工の福田です。

     

    さあ、この紫檀を加工するのですが、

     

     

    桜井さんからは、まだまだたくさんの教わるところがあるなと思いました。

    墨したり、鋸入れしたり、機械使ったり、すべてに迷いがなくやっています。

     

     

    それは、たくさんの経験と実際に作業する前のイメージトレーニングの賜物なのかと、

    なかなか、一緒に仕事にすることが少ないため、少し前からこの日は近くで作業しようと思っていました。

     

     

    昔から、職人の世界では仕事は盗んで覚えろと言われているので、絶好の機会でした。

    盗撮になるのかもしれませんが、休憩時間にこっそり撮ってますよ(笑)

     

     

    隣で、船底天井の下地を組んでます。

     

    さあ、ホントに建つのかな・・・?  引張りすぎですかね。笑

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

    一級建築大工技能士

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