こんにちは!(一応まだ)新人大工の内藤です。
12月後半から静岡に長期出張となってからもうじきひと月。
色々と新しい生活環境にも少しずつ慣れつつ、それなりに楽しく過ごしています。
最近の現場での仕事を少しご紹介しますと、年明けに、窓の下地をいくつか組ませていただいたりしました。
下の写真のように、柱と柱の間に「窓台」「まぐさ」と呼ばれる水平の下地と、それを梁や土台とつなぐ縦の下地を組み、
窓以外の壁となるところに合板を張って、さらにこのあとサッシを入れることによって、日頃よく目にする窓の形ができていきます。
このとき、窓台がしっかり水平に組めていないとサッシが真っ直ぐ入らなかったり、といったこともあるため、下地といえどもなかなか精度が求められる仕事だったりします。
さて、窓といえば、実は僕は大学院で「日本の建具の歴史」を主に研究していたのですが…
数ある窓の形式のうち、日本の住宅では必ずと言っていいほど使われるのに、外国ではあまり使われないものがあるのを皆さんはご存知でしょうか?
それがこちらの「引違い」といわれる、二枚の戸を横にスライドさせる形式の窓です。(写真は現在の僕の居室のものです)
中には「えぇっ、そんなバカな!」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実際に海外の住宅や街並みの写真などを注意深く見てみると、この形式の窓がほとんど見当たらないことに気が付くと思います。(もし見つけても目をつぶっていただけると幸いです)
では何故、日本の住宅の窓と海外の住宅の窓とで大きく形式が異なるのかというと…
日本の住宅は古くから木材による柱梁構造が主流だったため開口部も比較的大きくすることができ、それを間仕切るための「引き戸」の文化が大きく発達しました。
一方で、西洋では石やレンガを積み上げる組積造が主流だったので、開口部も必然的に狭く縦長のものとなって、「開き戸」や「上げ下げ窓」といった建具が多く用いられたわけです。
なので、かの有名な建築家であるル・コルビュジェが「近代建築の五原則」として「水平連続窓」や「ピロティ」を挙げたりしているのも、
西洋人にとっては「おお、なんて斬新なんだ!」と思う内容であっても、日本人にとっては「いや、昔から似たようなことやってるけど…」みたいな感じだったりします。(笑)
このように、これだけ工業化やグローバル化が進んだ現代でも、住宅の窓の形式ひとつにその国の文化が表れるというのは、なかなか面白いものではないでしょうか。
…仕事の話からだいぶ逸れてしまって恐縮ですが(笑)、こんな風に、「知ってると役立つ(かも知れない)豆知識」的なものをたまにお届けできたらと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
みなさん本日もおつかれさまです。
大工のいなぎです。
みなさんは今年どんな目標立てましたか?
先日のブログにもありましたが自分は月一テント。
家を突き詰めると小屋になる。
そんなこと考えたのが4,5年前です。
でも小屋を幾つもつくっていろいろ試す、そんなこと出来ません。
なのでテント。
テントから住宅を考えようってことです。
まあ半分は遊びたいんですけどね。
はじめまして。入社4年目の渡邊唯希と申します。
昨年末より厚木支店勤務になりました。
今回は軽く平成建設の大工の話をさせていただきます。
現在、静岡の沼津本社と神奈川の厚木支店に大工が在籍しております。
本社は主に静岡東部から中部に、厚木では主に関東圏を中心に活動しております。
厚木の大工25名で本社(67名)と比べますと人数ではおとりますが
仕事の熱意、技術、人のよさ、気品、どれも劣りません!
みんな楽しそうに仕事しております。
そんな厚木の大工、大工の魅力を僕自身もっと伝えれたらと思い今年からブログに参加させていただきます。
次回から僕が経験して学んだことを紹介していきます。
それでは僕は技能士の練習を・・・
これが厚木支店(加工場)です。
新年あけましておめでとうございます。
今年も日々精進でがんばっていきたいと思います。 油谷です。
さて、年明け早々、加工場をのぞくと後輩がなにやら作っていました。
椅子ですね。
でもこれ、単なる椅子じゃなく、2級大工技能士の課題なんです。
今年から課題がこれになったらしく、後輩たちが夜な夜な練習してました。
中には年末、実家に帰らずに練習してたなんて猛者まで
もうすぐ本番らしいので、最後まであきらめずにがんばってほしいですね。
あけましておめでとうございます。
今年も平成建設と共に、平成大工によるブログ「大工の日々」を宜しくお願い致します。
申し遅れました、大工2課の山中です。
昨年の今頃から、福田さんの熱い思いで始まった大工ブログ。
他の誰でもない、作り手の大工が発信していくんだと、
福田さんに続き私も、意気揚々と書き始めました。
デザイン部の強力なサポートもあり、無事にスタートすることは出来ました。
ただやっぱりやり続けることが1番大変です。
それでも、デザイン部からアドバイスを頂き気付かされ、
書き手の増加によりそれ以前よりもはるかに活気付き、
社内外からの「大工ブログ読みました」という声から、
また書こうという元気が湧きました。
多くの人に支えられこのブログも新年を迎えることが出来ました。
多くの人との出会いにより成長しました。
今年も皆さんと共に成長し続けたいと思います。
これからも続くお付き合いどうかよろしくお願い致します。