• February
    27
    2017

    鎌倉だより③

     

     

     

     

     

     

     

     

    吹きましたか?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    春一番!

     

     

     

     

    鎌倉ではすでに春三番ぐらいが吹き荒れています!!!

     

     

     

     

     

     

     

    もうすぐ春ですね

     

     

     

    瀧本です

     

     

     

     

     

     

    そんな陽気に誘われてやってきたのは

     

     

     

    ドンっ

     

     

     

     

     

     

     

    夏目漱石の「門」で有名な円覚寺!

     

    写真はその山門です

     

     

     

     

    近くに寄ると

     

     

     

    ドドンっ

     

     

     

     

     

    圧巻の大きさです

     

     

    この山門は三解脱門を象徴するといわれ、煩悩を取り払う門とされています。

     

     

     

     

     

     

    中に進むと

     

     

     

     

    トーンっ

     

     

     

     

     

    唐門(勅使門)です。

     

     

     

     

     

     

     

    桧皮葺の屋根に

     

     

     

    弓の形を横にしたような唐破風

     

     

     

    松と鳥、獅子や象の見事な彫り物

     

     

     

     

     

     

    あっ

     

     

     

     

    こんなところに防虫網が

     

     

     

     

     

    収まりは異なりますが、自分のやった仕事と同じものを見つけると感慨深いですね!

     

     

     

    これは下見板ですね。

    もうしばらくすると、T様邸でも見れるのではないでしょうか

     

     

    そういえば下見板の加工のために、唯希さんが何か作っていた気がします

     

     

     

    円覚寺内には他にも見所がたくさんあります

     

     

     

     

    が、この日は工事中のために入れないところがちらほら・・・

     

     

     

    バッ

     

     

     

    バーン

     

     

     

     

    バリケードもおしゃれですね!

     

     

     

     

     

    板金工事も!

     

     

     

    T様邸とどっちがはやく緑青がふくだろうか

     

     

     

     

     

     

    ズンっ

     

    方丈の屋根瓦の「のし」はいったい何段あるのだろうか

     

    写真では伝わりませんがすごい迫力でした!

     

     

     

     

     

     

    そうこうしているうちに夕暮れどき

     

     

     

     

     

    T様邸に携わることで今までとは全く異なった視点でお寺を参拝することができました。

     

     

    まだまだ勉強不足で分からないことが多くありますが、できる限り吸収していければと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    おまけ:鎌倉家の日曜日

     

     

     

     

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  • February
    19
    2017

    屋根クライマックスそして瓦へ

    どうも渡邊です。

     

    去年末になりますが友人が結婚すると報告を受け、

    何かお祝いを!ということで思い立ち↓

    ウェルカムボードです。某キャラクターが好きな友人。

    木製商品はレーザー加工モノが多いですが、削り出ししかできなく、自分の中では味気ないと思っていたので

    埋木したり、立体感出したりしてみました。

    とても喜んでもらいました。

    家作りと同じで、その人のために作り、

    喜んでもらえたときが最高の瞬間だと思います。

     

    さて、鎌倉。

    主力2人が抜けた現場ですが3人で蔵の上屋根に取りかかりました。

     

    一次屋根の板金葺きが終了したので5寸角の「転ばし母屋」を据えました。

    この母屋が斜めに置かれるのは蔵特有の姿です。

     

    垂木を並べ、通気胴縁、上野地を張り終了!

    上屋根はすぐ終わったんだなと思われた方!誤解してますよ。

    垂木の間、母屋の間など隙間をすべて網で塞いであります。

    山に囲まれた場所にあるためリス、小鳥などの小動物や昆虫が多くいます。

    これは屋根の奥まで入っていかないようにしました。

     

    手間はかかりますがやってよかったと思える堅い仕事ではないでしょうか。

     

    背の高いタッキーが終始屈みながら作業してくれました。

     

    そして約2ヶ月の屋根工事は終了となりました。

     

    と同時に瓦屋さん登場!

    静岡藤枝に会社がある瓦屋さん。社寺を多く手がける職人さんです。

    この現場のために住み込みで来てくれました。

    あっと言う間に瓦の下地を組み上げていきました。

     

    この軒先に取り付けられた瓦面戸も普段は樹脂製のものを使いますが、

    こだわりで木で刻まれています。

     

    「このようなことをするのは社寺ではあるが住宅ではやったことない。」

    という瓦屋さん。すごいの一言です。

     

    数日後には瓦上げが始まります。瓦だけで総重量30トン!

    葺き上がるのが楽しみです。

     

    僕らは筋交等外壁工事が始まります。

     

     

     

    最後に道具屋利兼さんへ

    管理上当社のブログにはコメント書き込みができないため、利兼さんのブログでコメントをしていただき、ありがとうございます。

    http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20170202/1485984241

    ブログは毎日拝見させていただいております。

    入隅カッターに関しましては、本目的の床張りにはまだまだ取りかかれておりませんが、またいくつか出番が出てきましたので改めてご紹介できればと思います。

    本当に買ってよかったと思う素晴らしい道具です。また替刃購入の際にはよろしくお願いします。

     

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    Profile | 大工


    渡邊 唯希(わたなべゆいき)

    一級建築大工技能士  二級建築士

  • February
    16
    2017

    こんにちは 大工工事部の平松です。

     

     

    先日、静岡で行われていた「技能グランプリ」の見学に行ってきました。

     

     

    日本の技術が集合したようなイベントで、どこの職種も気になるような内容の大会でした。

     

     

     

     

    建具の課題です。ものすごく難しそう・・・

     

     

    大工としては建築大工の所がやはり一番気になります。

     

     

     

     

    全国から集まった大工の猛者達を目の前に、仕事の進め方や道具など食い入るように見てました。

     

     

    課題は一級技能士の課題のさらに上のレベルというような内容でした。

     

     

     

     

    ベテランばかりかと思いきや、自分と同じくらいかもう少し若いような職人さんが多かったような気がしました。

     

     

    同年代のハイレベルな大工姿に、良い影響受けてきました!!

     

     

     

     

     

     

    さて古材の現場は、天候にも恵まれてほぼ手を止める事なく大屋根までまとまりました。

     

     

     

     

    現在は沼津で原田君と窓周りの部材を加工しています。一人じゃとても終わりそうもなかったので、頼もしい助っ人が来てくれて助かりました。

     

    シェフのいない鎌倉寮がどうなっているのかやや心配です(笑)

     

     

     

     

     

     

    少しさかのぼりますが、破風の後は広小舞~淀のあたりを取り付けていました。

     

    博康さんも書いてくれていましたが、破風の拝みの所は空かせていますから、登り淀もその分空かせました。

     

    つける仕事には慣れていますが、木の動きを予測して空かすというのは難しい仕事でした。

     

     

     

     

    周りの部材は広小舞、淀、二重淀と三枚重なってくるのですが、今回角の部分は留めでということになりました。

     

     

    木の癖にもよりますが、45°に切って取り付けるだけでは空いてくるなと思い、工夫をすることにしました。

     

     

    手間をかければ色々な手段も思いつきますが、なるべく手間のかからないようないい方法はないかと模索しました。

     

     

     

     

    厚木のリーダーに教えてもらいました。波釘という物です。(現場の写真撮り忘れたので木っ端に打ってみました)

     

     

    打ち込むのに少しコツがありますが、割れにくく、留めの先端近くまで効かすことが可能だと思います。

     

     

     

     

    そして、博康さんが探してくれた剣山のような金物も使ってみました。

     

    かなりの数の刃が出ているので、ちょっとのことでは動かないような力強さを感じました。

     

     

     

     

    自分は50と90の釘をペンチで曲げて鎹(かすがい)を作ってみました。

     

     

    コの字の下の方を少し広げるようにして打ち込むと、2本の部材が引き寄せられるようについてきます。

     

     

    鎹は今でも新築現場で構造金物として使われている金物です。シンプルな作りというのもあり、かなり古くから使われている金物だと思います。

     

     

    構造計算的には弱い金物だと言われていますが、リフォームの現場をいくつも見てきた中で鎹という金物は強いという感覚を持っています。

     

     

     

     

     

     

    どれが正解かなんて何年も経たないとわからないことですが、様々な手段があるということは大工としての強みにもなります。

     

     

    うちの会社は100人も大工さんがいるんで、一つの問いにたくさんの答えが返ってきます。とてもありがたい環境です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    寒さのあまりパカッといってしまいました。

     

     

    ここにもにも鎹を打ちたい(笑) 痛くないやつ。

     

     

     

     

     

     

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    Profile | 大工


    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • February
    14
    2017

    削減!

     

    近頃、自分の中で一日一名言を決めています。

     

     

    自分でも、誰かが言った言葉でも印象的に残った一言を残しています。

     

     

     

     

    特にここ最近のハイライトは「ベランダくん」です。 

     

     

    現場の打ち合わせとなるといくらか緊張感があるのですが

     

     

    傍から聞いていると

     

    ついつい笑いをこらえるのに肩が震えます。

     

     

     

    改めましてこんにちは!

     

     

    大工工事部のながともです。

     

     

    ベランダくんは文字通りベランダで使うもので下地材なんですね。

     

     

    現場で聞いたら耳を疑う、可愛らしいネーミングです。

     

     

    T様邸の原田大工のブログをご覧いただけましたでしょうか?

     

     

    「ドローン」を使っての現場の撮影とは。

     

     

    なんともナウいですね^^

     

     

     

     

     

     

    本題の削減ですが・・・・

     

     

     

    経費削減ですね。

     

     

     

    といっても何ができるかと思い

     

     

    今、試みているのはこちらです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    不要な紙を封筒にして

     

     

     

    その中に用済みのメモや紙ごみを入れてます。

     

     

     

    再利用できる用紙をこの封筒に溜め込んで

     

     

     

    丸ごとリサイクルにひょいっ!です

     

     

    (ポイっだと捨てるニュアンスになるかと思い^^;)

     

     

     

    これを実行してから事務所から発生する

     

     

     

    燃えるゴミが減りました。

     

     

     

     

     

     

     

    あとは・・・・・・

     

     

     

     

     

     

    カレンダーの紙。

     

     

    大きければ大きいほど使い勝手がいいのです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こうして封筒を作って・・・

     

     

     

     

     

     

     

     

    A4のファイルが丸ごと入ります。

     

     

    これは社内のやり取りで

     

    本社以外の支店に送るときに重宝します。

     

     

     

     

     

    本社の皆さん。

     

     

    お知らせいただければ作ります!差し上げます!

     

     

     

    「ちりも積もれば山となる」

     

     

     

    これはゴミも利益も一緒です。

     

     

    小さなものでも再利用して、うまく活用していけば

     

    どこかで利益として生まれるかもしれません。

     

     

    日々何か無駄がないか、役に立たないかと考えてます。

     

     

    ちなみに「ちりも積もれば山となる」は英語で

     

     

     

     “Every little bit counts.”

     

     

    というそうです。(ここから引用させていただきました)

     

     

     

    名言も、利益も溜まったら嬉しいものですね^^

     

     

    明日はどんな名言が見つけられるかとワクワクしつつ・・・

     

    明日も事務所に行ってきます(`・ω・´)ゞ

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  • February
    13
    2017

    未確認飛行物体…そして誰もいなくなった…

    原田です

     

     

     

    寒い日が続いています

     

     

     

    ホッカイロをどこに貼るのが一番暖かいかを試行錯誤する日々です

     

     

     

    この前ネックウォーマーの中に忍ばせたら途中で熱すぎて外しました

     

     

     

    寒すぎず熱すぎないポジションを発見するための飽くなき挑戦は続きます

     

     

     

     

     

    さて、現場の方は博康さんの『ちょっとまってプレイバック2017~屋根編~』にもあったとおり屋根工事がひと段落しました。2ヶ月近く屋根の上にいるといろんな事が起こるわけで。。。

     

     

     

    それはある寒い日のことでした

     

     

     

    いつもどおり屋根の上で仕事をしていると、どこからともなく

     

     

     

    ブーーン!

     

     

     

    ブーーーーン!!!

     

     

     

    ブーーーーーーーーン!!!!!!

     

     

     

    凄い音を立てて何かが近づいて来る気配が。。。

     

     

     

    ヘリコプターの音にしては軽く、かと言って虫が繰り出すにはあまりにもな重量感

     

     

     

    スズメバチが人間の大きさになったらこんな音を出すんじゃないかななんて思っていたら

     

     

     

    そいつは目の前に現れた

     

     

     

    それは。。。

     

     

     

     

    こいつ!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ドローーーーーーーーーン!!!!!!

     

     

     

    記念写真をパシャリ、しっかり浮いている

     

     

     

     

     

     

    ドローンの登場によってはるか上空から現場の様子を窺えるようになりました

     

     

     

     

     

     

    めちゃくちゃ高いですよね?そして画質もいい!

     

     

     

    今後色々な写真を載せられそうです。操縦士さん次第ですが(笑)

     

     

     

    そしてドローンに連れ去られるように平松さんが鎌倉からいなくなりました

     

     

     

    それを追うように原田も鎌倉を後にしました

     

     

     

    そして誰もいなくなった。。。

     

     

     

    いや、博康さんと唯希とタキはいます

     

     

     

    平松さんと自分はどこに行ったかというと、加工のために沼津へ一時帰国です

     

     

     

    ただいま沼津、1年半振りだ

     

     

     

    沼津の加工場にはまだまだ古材がたくさん

     

     

     

     

     

     

    これから少しずつこれらも加工していきます

     

     

     

    今回は2階の窓枠の加工です

     

     

     

    普段の窓枠は基本的に4本の材料を四角く組んでカポっとはめますが、この現場は1箇所の窓に使う材料が10本以上で、それぞれが複雑な形をしています

     

     

     

    それを1本1本確認しながら刻んでいきます

     

     

     

     

     

     

    見てください、図面を見てる風に休んでいる平松さんです

     

     

     

    嘘です

     

     

     

    形が複雑で間違えられないですからね、何回も確認します

     

     

     

    かがみ過ぎて平松さんの膝と腰が爆発寸前です

     

     

     

    これは本当です

     

     

     

    加工が終われば現場に持って行ってすぐに組み立て、取り付け作業に入ります

     

     

     

    現場で組み立てながら手を加えることも多いですが、しっかり加工しておけば後の仕事が楽になるばかりでなく精度の良い物ができるので大事な部分です

     

     

     

    これからは細かい仕事もどんどん出していけると思うので楽しみにしていて下さい

     

     

     

    追伸

    久しぶりに沼津にいると会う人会う人に『久しぶり!』と言われます

     

    続けて『飯作っているね!』と必ず言われます

     

    皆ブログ見てるんだなーと

     

    ただ言われすぎて自分は鎌倉に飯を作りに行っているんではないかと思いはじめた今日この頃でした

     

     

     

    おわり

     

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    Profile | 大工


    原田 宗広(はらだ むねひろ)

    一級建築大工技能士|二級建築士

大工の日々―平成建設職人集団
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