約3年ぶりのブログになりました、かつては水曜日の原田などと息巻いていた時もありました。
更新しなくなって、もしや原田はクビになってしまったのではと思っていたごくごく少数の読者の皆様、、、
安心してください、履いてますよ。しっかりニッカを履いて仕事してますよ。クビになってませんよ!!
この3年間は色々ありまして、色々ありました。端的に言うと半年間静岡で大工を離れ営業職につき、8キロの増量に成功し、大工に戻って鎌倉へ飛びました。
体重は増えてもフットワークは軽めな32歳です。筋肉痛の日々です。
なんでブログを再開したかと言うとですね、鎌倉じゃないですか、、、雪の日にカマクラ作るじゃないですか、、、感動を共有したいじゃないですか、、、
ということでこれからまたブログ書きますのでお相手よろしくお願いします。
ともあれ本題はこの鎌倉の現場が凄いってことですね。
その現場は平松さんのブログで度々登場しているT様邸新築工事です。詳しくは平松ブログが1年くらい前から書かれているのでそちらの方で。
その現場の上棟シーンが感動的だったので紹介します。
昔々あるところにそれはそれは立派な大木がありました。
しかし、この大木が生活するには何をするにもこの世の中は狭すぎました。
そこで1本の木は世間のしがらみから逃れるために2つに分かれることを決めたました。
2つに別れることでそれぞれ別々の道に進む可能性も考えられました。ベンチ、テーブル、様々な家具類、建材、オブジェクトetc...
しかしもし可能であるならばまた1つになりたいと強く思っていましたとさ。
そんなお話、、、、、、、、、、
はい現実世界です。青いのとオレンジがのかっているのが元々は1本だった木です。これだと大きさがよくわかりませんがかなりデカい。
まずは片方がブーンと
そしてもう片方がブーンと
待ちに待った瞬間
ただ斜めに切っているだけに見えますがよーく見ると真ん中のあたりに段差があるんです。ズーム!
これは台持ち継ぎという継手の一種で比較的難しい継手に部類されます。
しかもこのスケールでしかも丸いですからね、これはもうやばいです。ちなみに刻んだのは平松さん。
ここに3日間付きっきりだったらしいです。そのかいあって、、、合体!!!!!!
ぴったりですね、きてますね。平松さんきてます。正直自分は3日間でもできるかどうか、、、
そして、この部材が入った場所は建物の棟部分にあたる棟木と呼ばれる箇所で、棟木が入り文字通り上棟となりました。
スケール感をわかりやすくするために比較対象を持ってきました。
右側の四角い材料が一般的な大きさで4寸角(12cm)です。こう見るといかに大きいかがわかります。
木材は同じ条件であれば長い1本の木の方が価値があります。それもこれだけ太く長い木になれば価値もさらにあがります。
ただ、2本の木を繋げた場合でも昔からの大工の技で繋がれた木は1本の木以上にプライスレスな価値があると僕は思います。
今回は棟木についてでしたが、この建物にはそこら中に大工の技が散りばめられているので皆さんによい仕事を見せられると思います。
また、ブログも数人で回していくと思うので楽しみにしてください。
終わり。
こんにちは!
大工工事部のながともです。
デスクワークにも慣れては来ましたが
環境を整えたいのと、道具を時々使った方がいいかと思い
久しぶりに、ながともっこう(=日曜大工)をしました。
今回はちょこっとしたものをパシパシ作るスプリント勝負ですね。
まず材料はこちらです。
現場で余った木材、建材をフル活用です。
例えば・・・・
ドアです。
サイズの変更により、本当は廃棄される運命でしたが
もったいない><;何かに使いたいなーと思い
温存しておりましたが
満を持しての登場です。
ドアですけどね。
続きまして・・・。
頂き物の座卓。
このままでもいいのですが
小さいのでお鍋をつつくのにも窮屈なので
天板を替えちゃいます。
座卓なので大きさの割に、足が短いですが
大きくなったので、これでお鍋がつつけます^^
元々、ドアですけどね。
ついでにこれも作りました。
ベンチではないですが
こちらは次回のお楽しみということで^^
他の制作物も一通りできたので
続きは次回の完成編でお伝えできればと思います。
平松大工、渡邊唯希大工のおかげで
大工ブログのランキングもメキメキ上がってきました^^
応援ありがとうございます。
目下のところ自身の投稿数(右側の名前の後の数字です)が
200になることを目指しつつ・・・。
明日も事務所に行ってきます(`・ω・´)ゞ
こんにちは 大工工事部の平松です。
共同生活始まって早くも2週目?ですか。いつもと違う生活なんで曜日の感覚が全然掴めていません。
本日のメニューは「鮭のムニエル」です!
毎日マジで!?って思うようなハイレベルな内容です。
こうなってくると、日頃家事をしていない自分も何か出来ることはないかとソワソワしてしまう日々です(笑)
生活力、上がりそうです!
現場の方は予想以上に順調に進んでいます。
ブログ仲間も出来たので、建て方の模様はそちらの方を楽しみにしていてください。
建て方以外に気になっていた搬入の方も、皆の協力で難なく?運べました。
あれだけのボリュームの材料が集まると、どこに何を置くのかというのもその後の作業を大きく左右するので重要な決断になります。
仮組みの時とは違い、その後に必要な屋根材も同時に搬入されています。建て方リーダーの千秋さんとも色々相談しながら、進めています!
話は変わりますが、ここ数日は夜な夜なスケッチを書いています。
載せるのも恥ずかしい出来ですが、何の絵かというと・・・
以前載せさせてもらった渡邉さんの鑿裏(のみうら)です。こんなん作りたくて。
T様邸の刻みを共にやった記念に、何か残そうという渡邉さんからの粋なお誘いに便乗させてもらうつもりです。
まだまだ思案中です。色々考えると楽しいもんですね。
卍は入れたいなと思っています。富士山も入れたいな~という所です。
どうなるか、お楽しみに!!
こんにちは 大工工事部の平松です。
最近あちこちから「ブログは?」と声を掛けていただき、先週サボってしまった事に罪悪感を感じております。
言い訳ですが、先週末は沼津~鎌倉へと引越しをしていました。
親方の指示どうり雑巾がけをしてからの搬入です。
色々と持ち寄っていただいた事もあり、いきなり充実した状況になっているように感じます。
キッチンは食洗機付きのいいやつ!小川さん以外は初体験です。
各奥様方、彼女さん方、安心してください。1人、コックさんがいました!
親方がビール買ってきてくれてました。飯うまかったな~、色々とご馳走様でした!
初日から自分の生活力の無さを思い知りました。自分はほかの人より荷物が少ないな~なんて思っていたら、一晩泊まっただけで忘れ物多数!
とりあえず明日無いと困るコンタクトをとりに帰ってきて、反省しながらブログを書いています(笑)
今回は鎌倉編へと行きたかったんですが、沼津の加工場での最後のミッションも載せておきたいなと思いそうさせてもらいます。
博康さんは先に神奈川へと行き、送り出した古材の荷受けや仮設等をしてくれていました。
その後すぐに土台据えが始まり、千秋さんと、営業研修帰りの唯希と三人でまとめてくれました。
そのあたりはきっと誰かが?詳しく書いてくれると思うんで、楽しみに待っていて下さい!
そのあいだ僕とタキは何をしていたかというと・・・
タキは僕から手伝わない宣言をされて、一人で蔵の母屋部分の「追っかけ継ぎ」に奮闘していました。
目違いを払ってる所ですが、継手がどこにあるか全然わからない(笑)
こんなに追っかけの刻みを短期間に出来る機会はなかなか無いですからね、かなり腕を上げたことだと思います。
自分は、屋根の部材や面戸(めんど)を加工したりしていました。
気になってた蔵の屋根の細かな納まりがようやくわかりました。軸組の後にも膨大な仕事が待っているようです!
最後に上棟式の準備をしていました。半年の営業研修から、一回り大きくなって帰ってきた原田君(コックさん)も参入しました!
破魔矢「はまや」を作っている所です。色んな形式があるようですが、初めて見るものばかりで知らない単語がたくさん出てきてやや混乱しています。
どうやら上棟式も今まで見たこともないような盛大な式になりそうです。恐縮ですが、その模様も是非載せさせてもらおうと思っています。
最後の古材を送り出している時に、加工場に解体したてホヤホヤの古材が搬入されて来ました!
どうやら別物件の物らしいです。自分達の目もなかなか肥えてきました。古材を見るポイントが明らかに一年前と違っている事に成長を感じました。
このような仕事が続いて来ることに感謝しつつ・・・一年以上通いつめた加工場を後にしました。(1日で帰ってきちゃいましたが(笑))
今後はブログにも助っ人が来てくれるそうなので、どうぞお楽しみに!!
こんにちは 大工工事部 平松です。
朝晩寒くなってきましたね。富士山にも雪がかかりました。
先日、何年ぶりか?に自分の両親が静岡に遊びに来ました。やはり九州の人からすると富士山が見れるかどうかが一番気になる所のようで、今回はきれいに見えたようで良かったです。
自分も何年も住んでいるのに、まだ富士山を見る時は「いいなぁ~」となります。
まだ登った事がないので、一度は登ってみたいなと思っています。
鎌倉の現場では基礎の工事が始まっています。
先日、仮住まいの下見ついでに寄らせてもらいました。
昨年末に来た時とはまるでちがう光景になっていました。
東側の山から撮っています。左側が本屋、右側に蔵という位置関係になります。
あれだけの重量の古材を支えるものですからね。鉄筋の量もすごかったです!
沼津の加工場では、仮組みの解体が予想以上に早く終わりました。
すっかり元に戻った加工場は大工さんも少なくなり、少し寂しくなりました。
僕は最後のダメ回り(また埋木レンジャーやってます)。
タッキーには唐澤さんから最後の刻みを託されました。
蔵の化粧母屋の継手です。
この時から比べると、見違えるような感じになったのではないでしょうか。
彼がほぼ全ての材に芯と水墨を出しきりました。
この卍がスムーズにいったのも、芯と水の精度が良かったからだと言っても過言ではないと思います。
来週にはいよいよ古材が現場へと搬出される予定です!!