• July
    20
    2017

    RC蔵

     

    こんにちは。 大工工事部の平松です。

     

    どこへ行っても暑いですね。鎌倉の週末の渋滞も激しくなってきました。

     

     

    少し前の話ですが、今年も大祓、行ってきました。詳しくは、昨年のブログにて。

     

    今年は全国安全週間の最終日に現場での安全大会もありました。お施主様より、安全最優先でやってくれとのお言葉をいただきました。

     

    たらふく食べさせていただきました。余ったお肉もシェフが美味しく調理してくれました。ご馳走様でした!

     

    これから暑くて集中が切れそうになる時もあるかと思いますが、今一度気を引き締めていきたいと思います!

     

     

     

    さて、現場の方は一年程さかのぼりますが、まず始めに建てられたRC造の蔵。

     

     

    本屋と蔵に夢中になりすぎてて、こちらの方はこれまでブログにもほぼ触れずに来てしまいました。まだ誰が担当かは決まってません。

     

    小川さんからこちらの屋根を急いでまとめろとの指令がありまして、原田&タッキーと三人で加工場へ。

     

    加工は主に加工場のドン・植松さんに頼りきっています。

     

    一緒に特急便を仕上げてもらい、外部の造作材や原田の階段材と共に1トンのトラック3杯分運びました。

     

     

    まずは躯体に見切りをまわします。

     

     

    跳ね出しが大きかった為、目違い防止と引き寄せを兼ねた工夫をしてみました。

     

    モルタルで天端をきれいにしたら、その上に土台下にも使った石を挟んで、化粧母屋を乗せます。

     

     

     

    その後は蔵と同じように垂木〜広小舞〜野地〜防虫網と。

     

     

    板金が葺かれる予定です。

     

     

     

    特急便を加工に行くと、本社加工場では新たに古材を使った現場の刻みが始まっていました。

     

     

    渡邊さんの姿もあり、皆生き生きと仕事していました。きっと彼らもホットな夏となるでしょうね。

     

     

     

     

    おまけ

    彫金のサンプルです。もう少しかかるみたいです。

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    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • July
    03
    2017

    三つ目の…

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    毎日ジメジメ、蒸し暑い日が続きますね。

     

    鎌倉では平日にも関わらず、観光客でいっぱいです。

     

    原田君のブログにもあったように、紫陽花が見頃を迎えています。

     

     

    長谷寺までは行けませんでしたが、現場の近くにも、紫陽花が咲いていたので、思わずパシャリ!

     

    鎌倉の現場に来てから、今までより、季節の移り変わりに敏感になった気がします。

     

     

    さて、お蔵入りから4か月、霧除けを二つつけ終わり、ほっと一息…したのも束の間、三つ目の霧除けの取り付けが待っていました。

     

    今回取り付ける場所は、蔵の入り口。

     

     

    鉄扉の霧除けより少し小さめで、腕木と破風がないシンプルな形のものが付きます。

     

    まずは、持ち送りの加工と取り付けです。

     

     

    三回目ともなると、慣れたもんです。

     

     

    腕木がないので、持ち送りに直接桁が乗っかります。

     

    もちろん、ただ乗っけるだけでは不安定になってしまうので、お互いが引っかかり合うように加工していきます。

     

     

    この形、どこかで見た事ありませんか?

     

    そう、小さな「渡り顎」の完成です。

     

     

    天秤梁や登り梁に多く使われている仕口ですね。

     

    詳しくは、沼津編ブログの小屋組みのあたりをご覧ください。

     

     

    垂木を並べて、広小舞、淀、上野地と進めていき、

     

     

    霧除け三つ目完成です。

     

    シンプルですが、存在感のある霧除け。個人的には今回のが1番のお気に入りです。

     

     

     

    本屋に行ってみると、根太組みが順調に進んでいました。

     

     

    根太組をする時は、床に開口部ができてしまうため、最も危険な状態になってしまいます。

     

    中の仕事が始まると、電気屋さんや設備屋さんなど、様々な業者さんが出入りするため、この危険な状態を少しでも早くなくさなければなりません。

     

    二人で作業すれば、スピードも2倍!近くで作業してた理由がわかりましたね。

     

     

     

    7月には鎌倉の海で、海開きがあります。

     

    仕事帰りに立ち寄ってみると、海の家はほぼ完成していました。

     

    本格的な夏がやってきますね。

     

    これからの季節、仕事でもプライベートでも、熱中症には気をつけましょうね。

     

     

     

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

  • June
    21
    2017

    卍組化粧梁

     

    ご無沙汰してます。 大工工事部の平松です。

     

     

    6月も後半、鎌倉の海辺では海の家の建設が着々と進んでいます。

     

    週末、沼津への帰りは海沿いの道が混んできました。

     

    着々と夏が近づいてきてますね!

     

     

     

     

    原田ブログの最後の窓造作に補足して。

     

    一筋の敷居は福井県の美山杉(みやますぎ)の柾目。掃き出しの窓の材料だけは福井の材木屋さんから別便で搬入されてきました。

     

     

     

     

    見たことないようなきれいな赤みを帯びていました。マグロで言うと大トロでしょうね。とても刻みやすかった感じがします。

     

     

    原田の隣でやってて、ほぼ同じ仕事なのにやり方は色々と違っていました。大工って面白い生き物だなと思いました(笑)

     

    色んなやり方を見られてとても刺激を受けます。

     

     

     

     

     

     

    先日嬉しいことがあったので、今回はその模様をお伝えしたいと思います。

     

     

     

     

    社内コンペで、T様邸の「卍組化粧梁」がデザイン大賞を頂きました!

     

     

     

     

    吹き抜け部にどーんとある、これです!

     

     

    さかのぼること9か月前。よく振り返ると、まずは博康さんが手を出しました。

     

     

     

     

    4本中1本が表面の腐食が酷く、悪いところを斫る作業から始まりました。

     

    削っては乾かし、削っては乾かし。大変な労力がかかっている一本です。

     

     

     

     

    からの墨付け。

     

    卍のすぐ上にも梁が乗ってくるので4本ともおさまる高さを決めるのはとてもシビアな事だったと思います。

     

    タッキーの頑張っている姿を思い出しました。

     

     

     

     

    梁がまわるようなイメージで墨をしたと言う小川さん。登り梁を加工場で組んでいる時に「いける!」と思ったそうです。

     

    実際に梁がまわっているのかどうかはわからなかったですが、仕口がこうなっていたのですんなりとおさまったのは事実です。

     

     

     

    この絡みは何人が関わったのか、多すぎて把握できてません(笑)

     

    改めまして、このような仕事を間近で経験出来たことに感謝しています。

     

     

     

     

     

     

    そういえば・・・

     

    卍デザインで彫りを頼んでいた鑿がそろそろできるかと思っていましたが、なかなか大変なようで。

     

    次回?載せます!!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    平松 哲朗(ひらまつ てつろう)

    一級建築大工技能士

  • May
    24
    2017

    霧除け

    こんにちは、大工工事部四課の石川です。

     

    最近、夏のような暑い日が続いていますね。体調は崩していませんか?

     

    12月から始まった現場も、早いもので、もうすぐ半年が経とうとしています。

     

    3月にお蔵入りしてから、鉄扉周りを中心に作業をしてきましたが、いよいよ終盤です。

     

    前回のブログで、鉄扉の外枠の取り付けが無事に終わり、続いて「霧除け」を取り付けていきます。

     

    「霧除け」とは、雨が入らないように、開口部の上部に取り付けられる、小さな庇のことです。

     

    小さなと言っても、今回の霧除けはかなり大きいです。

     

     

    まずは、組み立てる前に、垂木が乗っかる部分、「口脇(くちわき)」の加工をします。

     

     

    途中まで組み立てて、垂木がちゃんと納まるかを確認し、一度ばらします。

     

     

    組み立ててしまうと、手が入らなくなってしまうところが出てくるので、先に塗装をし、組み立て開始です。

     

    ちなみに塗装は、タッキーこと瀧本君にお願いしました。

     

     

    このように作業の都合上、先に塗装をしなければいけないところは、瀧本君にお願いしているのですが、上達が早いですね!

     

     

    まずは、腕木を支える「持ち送り」の取り付けです。

     

    持ち送りには古材を使用しているんですが、繊細な彫刻が目を引きますね。

     

    加工をするときは、ドキドキでした。

     

     

    垂木掛け、梁を入れて、垂木を並べていきます。

     

    この時点で、小さな庇には見えなくなってきましたね。

     

     

    屋根工事でも使用した化粧野地を貼り、破風、淀、上野地と進めていきます。

     

     

    写真ではわかりにくいですが、破風の幅が壁側と軒先で違うのがわかりますか?

     

     

    同じ幅だと、正面から見た時にごつく見えてしまうため、軒先側を3センチほど小さくしてあります。

     

     

    先日、鉄扉も入りました。

     

    やはり、小さな庇ではなく、大きくて立派な庇ですね。

     

    下の段にも霧除けを取り付けたら、完成です。

     

     

    一方、おじさん助っ人が活躍している中、フレッシュな助っ人二人も駆けつけてくれました。

     

    5月より、大工工事部四課に配属された、内川君と久保田君です。

     

     

    みんなのマイカップを洗っているのが、内川君。

     

     

    歯ブラシでゴシゴシ、久保田君です。

     

    二人のおかげで、本屋、蔵の墨消しがほぼ終わりました。

     

     

    もう一人?もう一匹?助っ人登場?

     

    多いときで8人の大工で作業をしていたので、賑わっている現場が気になって見に来たのかもしれませんね。

     

    今後は猫の手も借りるかも…

     

     

     

     

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    石川 博康(いしかわ ひろやす)

    一級建築大工技能士

  • May
    15
    2017

    夜の鎌倉の海は光る

    みたいです。まだ見ていません。

     

    夜光虫の影響で海が光っているニュースを見ましたが

    最近の日没は遅いため明るい海沿いを帰るのでこのまま見れずに終わりそうです。

     

    どうも。渡邊です。

     

    5月に入り、5ヶ月目突入です。

    普段の住宅なら2棟目の終盤戦ぐらいの時間が流れました。

     

     

    やりたいと手を挙げた持ち送りの雲は終了しました。

     

    先代の作品を参考にし、

     

    いくつかの試作を重ね、納得のいく形を模索しました。

     

     

    刻み総数31カ所!

     

     

    奇数なのはワケあって一個だけ平松さんがやりました。

    やった人にだけわかる難しさがあります。

     

    数年前の上司から言われた言葉

    「本番で練習するなよ」

     

    わかる人にはわかるはず。

    初めての仕事に対してどう向きあうのかはひとそれぞれです。

     

     

    このとんがっている部分「背峰(せみね)」と呼びます。

    小川さんに教えてもらいました。こんな細かい部分にも名称があるのは驚きです。

    まだまだ勉強不足でした。

     

     

     

     

    各所に散らばった先輩たちが着々と取り付けて

     

    助っ人の先輩たちが外壁をまとめてくれます。

     

    先輩ばかりの現場です。

     

     

     

    塗装屋さんも随時仕上げてってくれます。

     

    垂木同様に背峰部分だけ白くなりました。

     

    いい感じです。

     

     

     

    と、まぁ今回の現場ネタはもうないので

    告知しまーす。

     

    6月11日(日)神奈川県辻堂海浜公園にて行なわれる

    「辻堂ローカルマーケット」に平成建設も出店します。

    内容は工具を使って折り畳みラックを作る企画です。

    ご興味ある方、お近くの方ご参加ください。チラ見だけでも結構です。

    雨天は中止となります。

    お待ちしております。

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    Profile | 大工


    渡邊 唯希(わたなべゆいき)

    一級建築大工技能士  二級建築士

大工の日々―平成建設職人集団
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