• August
    09
    2013

    室町時代と同じかも?

    引張りすぎて、すみません。

    大工の福田です。

     

    さあ、この柱を起こすのですが、どうしましょう?

    建て方の段階から用意できていれば、今の時代、クレーンで吊ることができるのですが、

    どうしましょ?屋根もできているので、クレーンで吊れません。

    人力だけで何とか起こせるレベルではありません。

    (ホントに、重いんです・・・汗)

    そこで、室町時代と同じように(たぶんですが・・・)、4人で少し上げては、ウマをかませて、・・・を繰り返し、

     

     

     

    途中からは梁からチェーンブロックで引っ張りました。

     

     

    (室町時代にはもちろんない器械ですが)反則かな・・ハハ

     

     

    この先長い間、お施主様をはじめいろいろな人の目につく柱を、

    自分たちが建てたという充実感と、尋常じゃない程の汗に満ち溢れることができました。smiley

     

     

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

    一級建築大工技能士

  • August
    08
    2013

    盗撮かも?

    皆さん、お疲れ様です。

    最近本当に暑いですね。大工の福田です。

     

    さあ、この紫檀を加工するのですが、

     

     

    桜井さんからは、まだまだたくさんの教わるところがあるなと思いました。

    墨したり、鋸入れしたり、機械使ったり、すべてに迷いがなくやっています。

     

     

    それは、たくさんの経験と実際に作業する前のイメージトレーニングの賜物なのかと、

    なかなか、一緒に仕事にすることが少ないため、少し前からこの日は近くで作業しようと思っていました。

     

     

    昔から、職人の世界では仕事は盗んで覚えろと言われているので、絶好の機会でした。

    盗撮になるのかもしれませんが、休憩時間にこっそり撮ってますよ(笑)

     

     

    隣で、船底天井の下地を組んでます。

     

    さあ、ホントに建つのかな・・・?  引張りすぎですかね。笑

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

    一級建築大工技能士

  • August
    07
    2013

    紫檀・黒檀・鉄刀木

    さぼりがちで、すみませんでした。 ご無沙汰しております。
    大工の福田昌平です。

    タイトルの「シタン・コクタン・タガヤサン」は、唐木三大銘木と呼ばれる木材ですが、先日現場にものすごいのが、搬入されました。


    紫檀の9寸5分角、長さ3600㎜の大黒柱です。(構造柱ではありません)

    ウマが真ん中寄りにおいてあるのは、一人で片方に体重をかけて移動させるためなのですが、 今回は、重すぎて無理です・・・(笑)

    大上司の桜井謙治さんが
    「しょーへー、何㎏ぐらいあると思う?」
    「いや、わかりませんが、想像を超える重さです。はい。」

    謙治さんも、大きさ・重さにびっくりしていましたが、
    「気乾比重が約1.0ぐらいだから、軽く300㎏は超えてるな!」
    と言われ、重さもそうですが比重までも頭に入っている
    謙治さんに脱帽でした。

    さて、どう建てましょうか・・・汗

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

    一級建築大工技能士

  • July
    11
    2013

    大好物なんです。

    おはようございます。大工の山中です。
     
    今この瞬間、石から木が生えようとしています。

    先日の加工場での1枚です。
     
    大工4年目神里くんが柱の根本を丸鑿で刻んでいます。
     
    この柱が生える予定の自然石が左下に・・・。
     
    この石は大沢石と言って、粗削りな石肌が特徴です。
     
    その分キレイに生やすのが難しくなります。

     
    難しいからイヤ?・・・とんでもない!
     
    難しいのが大好物なんです!
     

    神里くんのこの眼差しの先には、
     
    石から美しく生える柱の姿を確実に捉えているはずです。
     
     
     
    以前に私が担当した現場でも自然石から柱を生やしました。
     

    石の表情、柱の表情を見て、どの向きがいいか?
     
    石と柱の向きを5°回転させてずらしただけで、石と柱の見える面積が変わります。
     
    どの取り合いが一番美しいか?
     
    正解は解らないけど、その大工の色が出ます。
     
    造園、土間、外壁と相まって、素敵な土庇の玄関が出来ました。

     

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    山中 康誌(やまなか こうじ)

    一級建築大工技能士

  • July
    04
    2013

    みんなちがって、みんないい。

    皆さん、こんばんは。

    大工の福田です。

     

    この間、A様邸で張らせていただいた、軒天上のお話をしたいと思います。

     

    樹種は、米杉なのですが、

    仕上げ方が割ってあるのです。「割肌仕上げ」?といえばいいのでしょうか?

     

    まぁ、現場に搬入されたときは、ホントにこれを天井に貼るの?って、

    思ったのですが、これがなかなかどうして素敵だと思いませんか?

     

     

    特に、不揃いな感じとか、目のつまり具合とか・・・

     

     

    教育テレビでも歌としてやっている

    金子みすずさんの詩「わたしと小鳥と鈴と」の

    みんなちがってみんないい~♪  が、

    頭の中をエンドレスループしつつ、作業していました。

     

     

    でも、ちゃんと施工しましたので、ご安心を(笑)

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    福田 昌平(ふくだしょうへい)

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