こんにちは。渡邊です。
唯希(5年目)の方です。
前回の更新では熱い大工さんたちからの反響を多く頂き、さらに頑張ろうと思いました。
さて、今回は。
和風建築にはよく丸太が使われます。そのなかで一際目につくこの部分!
「どうなってんの?」と思いませんか?僕は思いました。
ネットで調べて本で調べて...
やってみました。
やり方はいろいろあるんですがこの手法は『捻組(ねじぐみ)』と呼ばれるものです。
僕なりに簡単に説明してみたいと思います。
まずパーツ!左から楔3つ、短いですが丸太桁、鼻先(先端部)、交差する丸太梁、柱です。
先端部材(鍵状のほぞ)を中心が丸く掘られたほぞ穴にブスっ!
そして90度クルッ!
先端側のパーツと合わせてコチコチっと楔を打って
柱を入れれば完成。
独特な組み方で捻っていれるから捻組です。そのまんまです。
この手法だと金物を一切使わず木材のみでできます。パパッと説明しましたが実際には相当の時間と技術が求められます。
興味のある方。今の説明じゃわかんない方。我が家にも造ってもらいたいと思われた方。厚木支店にいらしてください。
全力で説明させて頂きます。
まだまだ未熟者ですがもっともっと身につけて、出来上がってしまうと大工しかわからないところを伝えていけたらと思います。それではまた。
こんにちは。大工工事部設計課の後藤です。
街を歩けばクリスマス、お正月といよいよ年の瀬といった感じですね。
皆さんは残りの2014年をいかがお過ごしでしょうか。
弊社の大工の仕事としましては、多少前後することもありますが、
建前(骨組み)→屋根下地組み→サッシ取付→外壁下地組み→床下地組み→天井下地組み→内部壁下地組み→床材施工→天井下地板・壁下地板張り・造作工事→雑工事
となります。
その作業の中で必要な材料を拾い、発注、必要なものは加工場或いは現場に搬入して加工後組み立てというのが全体の大まかな流れです。
ただし柱や梁といった構造材に限っては、プレカット主体となります。
設計図面を元にプレカット会社に依頼し、住宅の構造材を合理的に解剖して工場で製材された木材はプレカット工場で加工されます。
建設現場には、継ぎ手、仕口の加工まで施された材が配送され、あらかじめ工場で加工済みのものを現場で組み立てることによって、
工期の短縮、建築現場の資材置き場や作業スペースの縮小、大工の技量によらない均質な加工などのメリットが得られるので、現在の木造住宅建築においてプレカットは全国で幅広く用いられています。
従来、木造住宅では現場に作業小屋を設けそこで木材を加工しており、実際の建物の各部位の寸法にあうように材を切断し、ホゾなどの仕口加工をするのは、現場の大工がやる作業でした。
便利になった反面、「刻み」という根本的大工技術の継承が困難になっています。
弊社においても「刻み」から手掛ける現場は稀です。
今回取り上げさせていただくのは川原崎様邸。お施主様は弊社大工の川原崎和俊(かわはらさきかずとし)様。
http://blog.heiseikensetu.co.jp/blog/carpenter/author/267.html
上記ブログを見ていただければ分かる通り日本の伝統構法への思い入れは強く、
ご自宅を日本の伝統技術をより住みよい昇華したカタチで実現しようと、「刻み」から行っております。
貴重な機会とあって、大勢の大工が自分の現場が終わってから刻みに参加しています。
かわさん、ありがとうございます!!
弊社では全ての過程・工程で
「HEISEI DAIKU MIND」を注入し、
お客様の思いを形にし、日本の建築技術を伝承していきます。
平成建設では
本物の職人が育っています。
第参話につづく・・・
なんじゃこりゃ!?
皆様!!知ってますか!?
あちこちに積まれた木材の山・山・山。
現在、本社加工場内、過去最高潮に慌ただしくも、にぎわっております。
遂に動き出した「川原崎様邸プロジェクト」
その実態とは如何!?
随時更新していきますので、お楽しみに!!
大工工事部設計課 後藤
おはようございます。大工の山中です。
行ってきました!「削ろう会」
以前も紹介したカンナの削りの祭典です!
削りの参加者600人にもなる大会なんです。
そのうち弊社の大工も10人以上で乗り込みました!
こちらが我らがリーダー土屋大工、薄いところで5ミクロンという結果を残しました!
さすがです!それでも決勝戦には進めないほど削ろう会は強者揃いでした!
また参加とは別に平成建設として展示をさせて頂きました!
先日、弊社の25周年イベントで帝国ホテルに展示した番傘風の東屋です。
こっそり弊社が特集された「ガイアの夜明け」の放映をアピールしときました。
この東屋は弊社の櫻井大工によって作られたものです。
個人的にとても格好良いと思ってます!
その東屋が削りの祭典、大工の祭典の削ろう会に展示されてる姿を見て、平成大工として誇らしい気持ちになりました!
削ろう会小田原大会の実行委員、関係者の皆さま、展示させて頂きありがとうございました!
こんにちは!
大工工事部のながともです。
最近更新が滞ってしまったのにも理由がございまして・・・
山中大工の記事にもありました通り
いよいよ「全国削ろう会 小田原大会」が近づいております!
そんでもって
出場します!
私はまだ2年目の大工の卵です。
ベテランの皆さんには笑われてしまうでしょう。
私ももちろん未熟者だと自覚はしておりますが
この削ろう会を通して
鉋(かんな)の刃を研ぐ、台を直す事の奥深さ。
大工として何かしら刺激を得たいと思い
出場を決めました。
本番まで僅かですが時間の許す限り
鉋と仲良くしたいと思います。
今日も鉋を片手に
現場へ行ってきます。