• September
    16
    2014

    あきやすみ

    こんにちは!

     

    大工工事部のながともです。

     

     

    先日、マンションの現場も一段落し

     

     

    「夏休み」ならぬ「秋休み」をいただきました。

     

     

    もともと美術展や建築展目当てに

     

    ふらっと東京に出るのが好きだったので

     

    今回のお休みは展覧会めぐりをしてきました。

     

     

     

     

     

    まずは「ジブリの立体建造物展」

    http://tatemonoen.jp/special/

     

    撮影禁止なので写真を掲載できませんが

     

    ジブリ作品の時代背景、風景、建物に

     

    スポットを当てた展覧会です。

     

     

     

    ジブリファンはもちろん、

     

    美術・建築の視点で見ても存分に楽しめます。

     

     

    ちなみに私は「紅の豚」が一番好きです。

     

     

     

     

    次は・・・

    「日中韓~棟梁の技と心~」

    http://www.a-quad.jp/index.html

     

     

     

    ありがたいことに撮影OKだったので

     

    許可を頂いて掲載させていただきます。

     

    (この場をお借りして誠にありがとうございます!)

     

     

     

     

     

    会場に入ると・・・・・

     

     

     

     

     

    中国、韓国に現存する寺社仏閣の縮小模型がお出迎えです。

     

     

     

     

     

    模型でもこの迫力・・・・。

     

     

    本物を見に行きたくなりました。

     

     

     

     

    まだまだ勉強不足ですが

     

     

    どのようにしてこれほどまでの大きく、重厚な屋根を支えているのかと

     

     

    まじまじ考えながら拝見させていただきました。

     

     

     

    棟梁といえばこちら・・・・・

     

     

    日本の名工 小川棟梁の道具です。中国の名工 李棟梁の道具。日本のカンナと異なり、引くのではなく押して使うため、取手がついてます。

     

     

    鉋(かんな)です。

     

     

    日本(左)と中国(右)で比べた時に大きく異なるのが

     

    鉋の使い方です。

     

     

     

    みなさんもご存じの通り、

     

    日本は引いて使いますが

     

    中国韓国は押して使います。

     

     

     

    なので取手がついてます。

     

    他にもヨーロッパで使われる「西洋かんな」も

     

    押して使う方式です。

     

     

     

     

    押して使う方が疲れにくいらしいのですが、

     

     

    実際のところいかがなものなのでしょうか?

     

     

     

     

    ただでさえ宮大工さんの展示を拝見することが少ない中

     

    中国、韓国の名工の展示も拝見できるという充実した内容でした。

     

     

     

    まだ両方とも開催中なので

     

    興味のある方はぜひ足をお運びくださいませ。

     

     

     

    体も気持ちも充電完了したところで

     

     

     

    連休明けは建て方!

     

    晴天、無事上棟を祈りつつ

     

    安全作業で行ってきます!

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  • September
    04
    2014

    はなうりむすめ?

    こんにちは!

     

    大工工事部のながともです。

     

     

    チャップリンの「街の灯」で

     

    花売り娘が登場しますが・・・

     

     

     

    先日、「お花を売る」のではなく

     

    「お花をつくって」みました。

     

     

    というのも宮下大工が

     

    現場監督も兼任して担当した

     

    住宅の現場のお引き渡しに同行させて頂く事になり

     

    お世話になったお施主様に

     

    何かお礼は出来ないかと思った所存でございます。

     

     

    用意するものは・・・

     

     

     

    右上のかんなくずはともかく、ほとんど100円均一で揃います

     

     

     

    ペンチは茎になる針金を切る用です。

     

    細い針金は凧糸など締め付けられるものならokです。

     

     

     

     

    まず・・・・

     

     

     

    10cm前後に切ります。

     

    切ります!

     

     

    そして折ります!

     

     

    縦半分におります(ふわっとしたお花がご希望なら折らなくていいです。)

     

    真ん中めがけて折ります。

     

     

     

    このように家型に折ります。

     

     

     

     

    家っぽい形になりました。これで花びら一枚分です。

     

     

    これで花びらの完成です。

     

     

    これを根気づよく作ります。

     

     

    ある程度の量(小さいお花なら10枚弱です。)が

     

    折れたら、茎に巻き付けます

     

     

     

     

     

    茎から花びらが取れないように

     

     

    時々マスキングテープで巻き付けたり

     

     

    細い針金でくくります。

     

     

     

     

     

    くくった針金をお好みの色の

     

     

    マスキングテープで隠すように巻き付けて・・・

     

     

     

     

     

     

    一輪でき上がりました!

     

     

     

    何輪か作ってアレンジメントすると・・・。

     

     

     

     

    出来上がりました^^

     

     

     

     

    お施主様も

     

    「木で出来ているなんて・・・」

     

    と喜んでくださいました。

     

     

    無我夢中になって作れて

     

     

    なおかつこうして喜んで頂けるのは

     

    私も嬉しいです。

     

     

    仕事もこうありたいですね。

     

     

     

     

     

    まだ慣れない事が多く、

     

     

    どのやり方でやったら綺麗で早いのか

     

     

    翻弄されがちですが

     

     

    出来るようになった事をかみしめつつ

     

     

    明日も現場に行ってきます!

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  • July
    07
    2014

    はなよめさんへ

     

    こんにちは!

     

    大工工事部のながともです。

     

     

    先日生まれて初めて結婚式に出席しました。

     

    しかも大好きな親友の式です。

     

     

    自分に出来る最大限のことをしてあげたい一心で

     

    スピーチも引き受け、

     

    サプライズで彼女に「結婚祝い」を作る事にしました。

     

     

    どういうものを作ったら良いのかと

     

    加工場で小山大工に相談したところ・・・・・

     

    「枠の枠とか面白いんじゃないかな?」

     

     

    一も二もなく飛びつきました。

     

     

    早速いい材料はないかと

     

    加工場をうろちょろ・・・・

     

     

     

    杉の板材

     

    ケヤキの端材

     

    ブラックウォールナットの床材

     

    収穫しました。

     

     

     

    それぞれ長さ、幅、厚みを決めて加工し

     

    「枠」を作ります。

     

     

    ケヤキの木で角を45°に切って合わせる

「留め」です。

ケヤキの木で角を45°に切って合わせる

「留め」です。

角を45°に切って合わせる「留め」です。

     

     

    「枠」=「写真立て」ですね。

     

    元々、床に貼る材料でした。

     

    これはブラックウォールナットで

     

    半分の厚みずつ切り欠き

     

    直角に重ね合わせる

     

    「相欠き」にしました。

     

     

    相欠き。

     

     

    そして「枠の枠」を作ります。

     

     

    完成までわくわく。

     

     

     

    ただ写真立てをいれるだけの枠だと

     

    新婚夫婦のお役に立てないと思い

     

    こうしてみました。

     

     

     

     

    コルクをはって掲示板にもなる仕組みです。

     

    掲示板としても写真立てとしても両方使えるように

     

     

     

     

    下にビスを打ちました。

     

    左右にニョキっと出てるフックはキーホルダー掛けです。

    (前面につけようと思いましたが写真立てを取る時

    邪魔になりそうなので;)

     

     

    経験も浅く、探り探りでどうにか完成し

     

    結婚式前日ホテルの一室で塗装を施し

    (間に合って良かったです;)

     

    結婚式当日スピーチ後にこれを渡して

     

    新郎新婦のお二人は喜んでくれましたが

     

    こうしたほうが、、、ああした方が、、、

    と自分でも、もどかしい点があります。

     

    反省!

     

    ということで

     

    次回作「出産祝い」に生かしたいと思います。

     

    って気が早いですね。

     

    じきハネムーンから戻ってくる

     

    花嫁さんのお土産話を期待しながら・・・

     

    明日も現場に行ってきます!

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  • July
    03
    2014

    はやいもので

    大変お久しぶりです。高橋です。

     

    そろそろ本格的な夏が近づいてきましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?

     

     

    只今厚木出張中の僕ですが、早いもので、厚木に来てからもうすぐ3ヶ月になります。

    来た頃はネックウォーマーをまだ装着していましたが、今や半袖で汗を流しながら頑張っています。

     

    仕事は..。  

    マンションに入っています!!

    厚木にきて2棟目で、徐々に慣れてきましたがまだまだです!!頑張ってます!!

    現在は1FのPB貼り中ですが、写真は床の施工中の写真です。ちょっとみにくいですが...。

    住宅とは違い、パーティクルボードと言う材料を敷き、高さの調整をし、それからフローリングを貼っていきます。

     

     

    コンクリートの躯体の中に木で下地を作っていくので、少し不思議な感じがしませんか??

     

    マンションと住宅とでは施工方法が異なることがいくつかありますが、様々な発見ができて楽しいです。

     

    一方、プライベートでは、

    江ノ島水族館に行ったり

    (ドラマでも話題になったくらげです)

    高校の友達の結婚式で鎌倉に行ったり

    (写真では伝わりませんが、すごく綺麗な場所でした)

    ワールドカップの日本代表を応援したり

     

    充実した日々を送っています。

     

    ところで日本代表...

    残念でしたね。

    選手も言っていましたが、結果が全ての世界。それでも、必死で戦う姿は、僕は勇気をもらった気がしました。

     

    結果がそう簡単に出ないからこそやりがいがあるのかもしれませんしね!!

     

    仕事も同じなのかもしれません!!なんて思ったりもします。

     

    日本代表に負けないよう、何事も必死に頑張っていきたいと思います。

     

     

     

     

     

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  • July
    01
    2014

    「削ろう会」って知ってますか?

    こんばんは。大工の山中です。

     

    先日行ってきました。静岡ミニ削ろう会!

     

     

     

    写真は大先輩土屋さんによる薄削りです。

     

    「削ろう会」というのはカンナの薄削りを競う大会で、いかに薄いカンナ屑を出すかを追及する者たちが集う大会なんです。

     

     

    上の写真が年に一度の全国大会ですが、今回は静岡限定(?)のミニ削ろう会です。

     

     

     

    さすが土屋さん、難なく10ミクロン以下を出してます。

     

    ミクロンという単位を皆さん聞き慣れないかもしれませんね。10ミクロンというのは100分の1mmに値します。

     

    薄過ぎてカンナ屑の先が透けて見えます。

     

    がしかし、100分の1mmでは優勝なんて出来ません。

     

    優勝するには2~4ミクロンのカンナ屑を出す必要があるんです。

     

    聞くところによると、もはやそれは神の領域だそうです・・・。

     

     

    とまあ、なんともマニアックな大会です。

     

    参加者は大工だったり、建具屋だったり、木工家だったり、ただただカンナが趣味な人だったり・・・。

     

    こんな大会が生まれるぐらいですから、それだけカンナは奥が深く、難しい道具なんです。

     

    なでしこ大工もカンナの勉強に熱心ですね。

     

     

    正直な話、私そこまで薄削りに興味ありませんでした。

     

    ですが最近名の知れた大工と知り合う機会があり、その人はこう言ってました。

     

    「私も薄削りにそこまで興味があったわけではないけど、私の知り合ってきた大工の多くが削ろう会に関わっている」

     

    そう、名工は名工同士つながっているんです。

     

    「削ろう会」は大工ならば誰でも聞いたことあるはず。

     

    その「削ろう会」は全国の名工が顔を合わせる良い機会だったりするのでは?

     

    そうした名工の話に私はとても興味があります。

     

    私の経験上、名工と呼ばれる人は腕が良いだけじゃなく、話も面白いんです。

     

     

     

    今年の本大会は小田原です。

     

    今年はカンナの腕を磨くいい年になりそうだ。

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    Profile | 大工・現場監督


    山中 康誌(やまなか こうじ)

    一級建築大工技能士

大工の日々―平成建設職人集団
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