みなさんおはようございます。
大工のいなぎです。
先日応援に来てくれた大工が作った机。
すごくその大工の「感じ」が出ています。
面の大きさ、断面、角の処理など細かくお願いしましたが
自分が作るとまた違った感じになったと思います。
形がじゃなく、「感じ」が。。。
うまく表現できませんが、「作った大工」が出る感じ。。。
既製品の建材にはそれ独特の「感じ」は出ません。誰が作っても同じです。
どちらがいいとかわるいとかでは、無いと思いますが。
お施主様にはなるべく現場を見に来てもらうようお願いしています。
昨日見たテレビの感想とかそんな雑談のなかからその人を自分なりに理解して
望んでいるもの、その人らしいものをイメージして作っています。
こんにちは。
福田昌平です。
今回は、昨日引張ってしまった続きですが、、、
私の地元、三鷹市立第三中学校に美術科の落合先生という先生がいて、
その先生の言葉が今でも忘れられないので、(連休に地元に帰って、思い出したのですが…(笑))
少し、ご紹介を。
もちろん美術の時間に、
「どんなに下手な絵でも、どんなに不格好な形でも、必ず自分の名前を書いて下さい。
なぜなら、その瞬間からそれらは、世界に一つの作品になるのだから。」 と。
何かを作る面白さや、作ったものに誇りを持つことなど、
小さいときには、無我夢中で絵を描いたり、ダンボールで自慢げに何かを作っていた時の
純粋さを思い出させてくれたことを、思い出しました。
だからこそ今では、自分の作ったものには、『サイン』を残すようにしています。
時計や
名刺入れ(この話も、後日載せようかと思います。)
などなど、他の写真はないのですが色々なものに、
恥ずかしがり屋なので、見えないところや、裏にですが・・・
実はこの字、特注です。
「福」の字を囲っている「口」が「田」になっています。
会社を辞めたとしても、大工を辞めたとしても、たぶん一生、
「福田」が何かを作ることはやめないと思うので、
値段は張りましたが、自分で考え特注してよかったと思っています。
落合先生、今頃どうしてるかな~
こんばんは。大工の山中です。
皆さんピザはお好きですか?
私たまにピザを作るのですが、生地作りとかけっこう簡単なんです。
でもピザ窯作りはそんな簡単ではありません。
そう私、ピザ窯から作るピザ職人なんです。
と大きく出たものの、実際は友人の左官職人が作るのを手伝ったという方が正しいですね。
左官の技術で作るピザ窯、しかも移動式です。
左官って本当にいいですね。
ちなみにピザを窯に送る道具をピザピールというのですが、それは大工の私がこしらえました。
それっぽく・・・なんとなく・・・。
こんばんは!新人大工の内藤です。
今回は以前から予告していた、木製名札製作リベンジの模様をお見せしたいと思います。 以前の記事はこちらをご覧ください。
まず、使う材料と道具はこちら。
この名札作りは仕事と関係なく趣味でやっている事もあり、いかに「安く」「手軽に」それでいて「見栄えよく」作れるかがポイントの一つです。
ということで、道具や材料もホームセンターなどで簡単に手に入るものばかり。
杉板も、端材ならば1枚70円というお手頃価格です!
さて、名札作りで最も重要となる、文字を入れる作業。
完成した名札を見た社員の方々からは「これどうやって文字入れたの?」と口々に聞かれますが、
…実は、ただの手書きです。(笑)
以下、その手順をご紹介します!
まずは、下書きとなるデザインを木の表面に転写します。
転写には、カーボン紙を使ってなぞる方法などもあるようですが、今回はインターネットで調べて知った、「トナー式コピー機で印刷したものをマニキュア除光液で色移りさせる」という方法を試してみました。
あらかじめ反転して印刷したデザインを木に仮止めして、除光液をたっぷり染み込ませて叩いたり擦ったりすると…
このように、少しかすれた感じでデザインが転写されます。
これはこれでアンティーク雑貨などに似合いそうな転写具合なのですが、名札の文字がかすれているわけにもいかないので、ここに色を上塗りしていきます。
この細かいデザインに、なるべく滲ませずに上手く色をつけるには何がいいかな~、と身近なものを色々と試してみた結果…
意外にも、ジェルインクの4色ボールペンがとてもいい働きをしてくれました!
まさに「安くてお手軽」です。
あとは必要な寸法に木取った後、表面をニスで仕上げて、裏に名札用クリップを接着して完成です!
鋸が曲がって文字が若干右上がりになってしまいましたが、ご愛嬌ということで…(汗)
前回製作したものとの比較がこちら。前回とは木目の向きを変えて、幅・厚さともに少しスリムになっています。
両方とも同じ一枚の杉板から作ったものですが、木取りの場所や方向によって完成品の見た目が大きく変わるのも、木材加工の面白い所です。
完成品を胸につけるとこんな感じです。心なしか仕事に対するモチベーションも少し上がる気がします!
もし現場などでこの名札をつけた大工を見かけたら、ぜひお気軽に声を掛けてくださいね!
それでは皆様、よい週末を!
はじめまして。入社2年目、大工1年目の内藤と申します。
この度、福田さんからお声掛けいただき、毎月10日・20日・30日の記事を担当させていただくことになりました。
大工としてはまだまだ未熟な身ですが、新人大工の視点で精いっぱい情報発信していきますので、よろしくお願いします!
ところで、私は大学・大学院で建築を学び、昨年4月に平成建設に入社後、工務部を経て、今年2月から念願の大工工事部へと配属になったのですが、
たまに地元に帰って旧友や親戚に会ったりすると、平成建設のことをあまりよく知らない方から、「大工で現場のことある程度学んだら、そのあとはすぐ設計部とかに行くんだよね?」ということをよく聞かれます。が、
行 き ま せ ん。 ご期待を裏切ってすみませんが。。。
どうも世の中では「大学で建築を学ぶ=卒業したら建築を設計する仕事に就く」というイメージが根強いようですが、決してそうとも限りません。
むしろ、ただひたすら設計するよりも、実際にものを作って形にするほうが好きなんです、私。
ということで、実際に二週間ほど前、仕事後自室でちまちま作り続けて完成させたものがこちら!
杉板で作った名札です。
裏は、安全ピンとクリップのどちらでも止められるようになっています!
製作にあたっては、材料を揃えたあとに「どうやって作るのがいいかなぁ…」と悩んだりもしましたが、「とりあえず試しに1個作ってみるか!」と思って作ってみたら、なかなか良い具合に仕上がったので、今では毎日胸につけて仕事しています。
やっぱり、ただあれこれ考えて立ち止まるよりも、実際に手を動かして形にするのが一番ですね!
ちなみにこの名札、大工の先輩方に見せたら、「ちょっと分厚すぎる」「この木目の向きだと強度が不安」等、忌憚ない意見の数々が寄せられました。
やはり、ものづくりの道はなかなか厳しく、奥が深いです。。。
ということで次回は、名札製作リベンジ&その作業工程をお送りしたいと思います!