春ですね!
T様邸では、ひと月ほど前に植木屋さんがたくさんの植物を植えていました
その植木たちにも少しずつ変化が
鎌倉にも春が来ました!
瀧本です
他にもT様邸では
苔
明日葉
小熊笹
も育てています
苔は水をチョロチョロチョロチョロチョロチョロ・・・
二週間ほどでこんな感じになりました
これがモシャモシャになるころには窓枠の組立は終わっているだろうか
現場では引き続き
博康さん
原田さん
唯希さん
が窓枠と格闘しています
(現在 平松さんは沼津に単身赴任中)
そんな中、ぼくは恒例行事の技術テストに向けて動き出しました
加工場に練習しに行ってみると
そこには日比野という男が
何やら作っていました
テーブルの天板かな?
手元にはこんな紙が
ほほぉ
楕円の方程式に4次関数のグラフが
ふむふむ
彼は材料に対して、もっとも大きい面積の天板を切り取るための計算をしていました。
日比野という男、侮りがたし
それはさておき、今回の技術テストは初のチーム戦ということでいつもとは違う能力が試されます
これまでのテストと同様、段取り力、技術力、知識力に加え、コミュニケーション能力が問われます
より現場的な能力が必要なテストになりそうです。
”誰が何をするか”
墨つけ、刻み、組立、調整
1人でやっていたことを分担します
チームには1、2、3年生が混在しているので経験値が変わってきます
それに応じて役割分担をし、本番に向けて練習していくことになりそうです
テスト結果はまた今度
ではでは
おまけ:鎌倉家の月曜日
どうも渡邊です。
今回はT様邸にいる生き物の紹介です。
ウマ。あらゆる現場を渡り年季が入っています。
ネコ。こちらも使われ続け年季が入っています。まだまだ現役です。
モンキー。何かとよく使います。
鋸の刃が若干開いているのわかりますか?この部分をアサリ
建物でいうと
犬走り
屋根の迫り出している部分をケラバ(おけらのこと)
牛梁
他は蟻、クレーン(鶴のこと)、、、、、
挙げるとキリがないぐらい出てきます。
多種にわたる生き物の名が使われています。
さて現在僕が奮闘中のゾーン。
ここにも2羽隠れています。
鴨居の「鴨」は気付いたでしょうか。
あとは1羽は敷居です。
鴨居の語源は「上居(かみい)」が転じたものと言われています。
上に「鴨」が使われるなら下は?
ということで水鳥である「鴫(しぎ)」が当てられました。
鴫居(しぎい)がのちの敷居と呼ばれるようになったそうです。
なので答えは鴨と鴫です。
この鴨と鴫なかなかの仕事量がありまだまだ時間かかりそうです。
縦枠には雲がつきます。
これは試作品でありますが、このような装飾がつきます。
デザインはT様の息子さんです。それを具現化しました。
前回登場した龍と虎を書いたのも息子さんです。さら〜さらっと書き上げていました。
木彫が趣味な私。
それを仕事で残せるということで思わず「自分がやりたい!」とかぶりついてしまいました。
外観の雰囲気に影響してくる部分であるのでバチッと決めたいと思います。
下屋からみの窓は終わりました。
奥から
自分、原田さん、原田さん、博康さん、博康さん、自分と取り付けしましたが
見事バチッと決まりました。
窓も垂木も瓦も揃っていると気持ちいいものです。
こんにちは 大工工事部の平松です。
日に日に春が近づいてきましたね、鎌倉の現場は花粉がきつくて久々に春が辛いです。
先週は弟の結婚式で休みを頂いて福岡まで行ってました。
祖母が住んでいたこともあって思い入れのある土地ですが、記憶のある風景とガラッと変わっていたりしていて。
月日が経つのは早いですね。
鎌倉の現場では、くしゃみがあちこちから聞こえながらも皆で杉の窓と格闘しています。
自分も連結窓を一つ、やっつけてきました。原田ブログにもありますが、想像以上の闘いでした。
連結はさらになんやかんやが増えます(笑) 皆でゾーン(極限の集中状態)に入ってました。
一日が終わるのが早すぎて、この感覚は刻んでいた時期を思い出します。
そのまま自分は1階の窓と蔵の窓の加工へ。
2階の窓が落ち着いてきたら、原田はベランダまわり。唯希はお風呂。博康さんは蔵の鉄扉まわり。タッキーは大忙し。という風に担当箇所が徐々に出来つつあります。
気になる所が満載ですが、目の前の仕事に夢中になりすぎて見落としてしまいがちになります。
その全てを把握して指示している小川さんの頭の中はいったいどんな事になっているのでしょうか。
「俺にやらして下さい」と言う唯希に置き土産してきました。
窓の下には写真の型板のような装飾をする箇所もあるようです。
一方で、瓦もかなり葺かれました。家紋の彫られた瓦当(がとう)、カッコいい!
蔵の方はケラバの部分だけ大きな瓦当になりました。
のしや鬼瓦はまた日を改めてやるようです。瓦屋さんも言ってましたが、ここまでやるのは住宅ではなかなかないそうです。
屋根の完成形も楽しみです!!
こんにちは、大工工事部四課の石川です。
そろそろ花粉の季節がやってきましたね。
外仕事をする私たちにとって、1年で1番過酷な季節がやってきました。
鎌倉の現場は山の中…
毎日、見えない敵と格闘しています。
それはさておき、先日、渡邊君のブログでも言っていた瓦上げが行われました。
当日は雲一つない快晴でした。
まさに、瓦上げ日和!
地面から伸びた梯子が途中からぐにゃっと曲がって棟まで伸びてますね。
荷揚げ用の電動ウインチを使って瓦を上げていきます。
瓦の枚数は、本屋、蔵合わせて6500枚!!
本屋だけでも5000枚あります。
1日で終わるのかなぁと思ってましたが、
昼休みには大屋根のほとんどが上げ終わっていました!
仮置きの状態でもきちっと並べられていて、気持ちがいいですね。
葺き上がりが楽しみです。
屋根の下では、筋交い、間柱など壁下地工事が進んでいます。
建て方後、屋根材であふれかえっていた現場も、だいぶすっきりしてきました。
普段は難なくできる筋交いも、今回の相手は古材です。
いつも通りにはいきません。
こんなところに筋交い!?
ってところもいっぱいあります。
差し金や自由矩(じゆうがね)を駆使して、古材の型を取っていきます。
一本一本形が違うので、型の取り方も様々。
こんな形の筋交いも、ぴったり納まりました。
瓦上げが終わり、屋根の上に瓦の重みがかかると、多少ですが、躯体が沈みます。
窓や建具が取り付けられるところは、高さが下がってしまうと建てつけが悪くなってしまうので、瓦をのせてから高さの基準墨を出していきます。
高さの基準が出たら、いよいよ窓造作工事が始まります。
おっ!
何やら新たな機械も搬入されました。
どんな活躍をしてくれるのか楽しみですね!
吹きましたか?
春一番!
鎌倉ではすでに春三番ぐらいが吹き荒れています!!!
もうすぐ春ですね
瀧本です
そんな陽気に誘われてやってきたのは
ドンっ
夏目漱石の「門」で有名な円覚寺!
写真はその山門です
近くに寄ると
ドドンっ
圧巻の大きさです
この山門は三解脱門を象徴するといわれ、煩悩を取り払う門とされています。
中に進むと
トーンっ
唐門(勅使門)です。
桧皮葺の屋根に
弓の形を横にしたような唐破風
松と鳥、獅子や象の見事な彫り物
あっ
こんなところに防虫網が
収まりは異なりますが、自分のやった仕事と同じものを見つけると感慨深いですね!
これは下見板ですね。
もうしばらくすると、T様邸でも見れるのではないでしょうか
そういえば下見板の加工のために、唯希さんが何か作っていた気がします
円覚寺内には他にも見所がたくさんあります
が、この日は工事中のために入れないところがちらほら・・・
バッ
バーン
バリケードもおしゃれですね!
板金工事も!
T様邸とどっちがはやく緑青がふくだろうか
ズンっ
方丈の屋根瓦の「のし」はいったい何段あるのだろうか
写真では伝わりませんがすごい迫力でした!
そうこうしているうちに夕暮れどき
T様邸に携わることで今までとは全く異なった視点でお寺を参拝することができました。
まだまだ勉強不足で分からないことが多くありますが、できる限り吸収していければと思います。
おまけ:鎌倉家の日曜日