どうも。渡邊です。
「ここ先にしゃくっといて〜」
「しゃくりが浅いよ〜」
大工は『しゃくり』というワードをよく使います。
刻みのときにもそんなことが出てきてましたね。
http://blog.heiseikensetu.co.jp/blog/carpenter/entry/1324.html
簡単に言えば溝を掘る加工です。
そして「面戸(めんど)しゃくり」は、垂木間に入れる面戸を
経年変化で木が痩せても隙間を作らないため溝を掘って入れ込みます。
昔ながらの技術です。
以前リフォームした民家にもちゃんとありました。
タッキーもここの現場で学びました。
この面戸しゃくりも刻みのときにいっぺんに加工するのが主流。
特になんてことのない加工なんですが、
今回は棟が特大の丸太で化粧垂木が7m一本モノなので正確な位置が出ず、
あらかじめ加工することができません。
現場で一度垂木を入れて、
面戸の位置を出して、
外し、加工して、
また入れる。
という手間のかかるのが悩みの種でした。
手間のかかるであろう作業を解決してくれたのがこいつ。
「入隅カッター」と呼ばれるもので、
愛知県の道具屋利兼さんのオリジナル商品です。
床張りの首切るときに役立つだろうと年末に購入していました。
入隅部も問題なく届きます。
詳細はまた後日。
それが応用できるんじゃないかとひらめき!
定規を作り、
入隅カッターを上から下に下ろすだけで
溝を2本掘り、あいだを鑿でコチコチッとすれば、
垂木外さなくてもできんじゃん!と心の中でニンマリ。
当初は2人でないと垂木は外せなく、
南北約100本の垂木に加工して据えるまでざっと4〜5日ぐらいかかるかなと予想されましたが、
新兵器により一人で4日かからず終了。すでに元は取れたと思います。
今後もいろいろ使えそうです。
バチッと綺麗に納まりました。
工具を使うことは、腕が鈍るような気がして極力手作業でやろうと
します。けど工期や効率どうこう考えると道具に頼らなければいけないことがしばしば。
よく葛藤します。
便利になった分どこかでやっておかないと身にならないので
日々の鍛錬は怠らないようにしています。
さて1000枚の化粧板は残り500枚ぐらいです。
※落下防止対策は万全で行なっています。
こんにちは 大工工事部の平松です。
古材の家《鎌倉編》はブログ仲間がたくさんになりました(とても嬉しい!)ので、ローテーションになっていく予定です。
それぞれ視点が違ったり、色々な引き出しがあるので自分も皆のブログを見るのがとても楽しみです!
さて、現場の方は博康さんのブログにもあったように、いよいよ大屋根の方へと手を出し始めました。
破風、面戸も無事に納まり、垂木の鼻先もピシッと揃いました。
面戸のシャクリ加工には、唯希が買ってきた新兵器が大活躍しました。
垂木を一度全部外す予定だったのが、おかげでそのままでいけるという好都合な事になり皆助かりました。(7メートルの垂木をまた外すというのは正直大変です・・・)
詳細は次回、唯希君が詳しく説明してくれると思います。
広小舞がついて、これから化粧野地を1000枚以上!!打っていく予定です。
切妻屋根なので、いたってシンプルな仕事ですが上野地まで考えると途方にくれるような仕事量です。
天気と睨めっこしながら得意の連携プレーで安全且つ迅速に済ませたいと思います!
そういえば最近親方の姿がないとの声がありましたが、ご安心ください。
最近は現場にいる時間はごくわずかなので、写真に納める間もなく行ってしまわれます(笑)
小川さんは現場監督も兼任されているので、事務所と現場を行き来して僕らの次の仕事の段取りや、他職さんと打ち合わせしたりという業務をしておられます。
現場は現在5名で進めていますが、現場外でも多くの人が協力してくれています。
蔵の方は一層目が完了しました。この上に板金、その上にもう一度母屋、垂木、野地をやります。
来週からは本屋の野地貼りと並行して蔵の板金工事が始まっていく予定です。
鎌倉寮の方では、相変わらず原田シェフが日々衝撃の料理を連発してくれています。(これだけでブログ書けるんじゃないかと思うくらい)
見た目からして美味しそうなのがよくわかると思います。おかげで外食もほとんどせずに、予想より遥かにローコストで生活できています。
その他にも、お米を山ほど頂いたりコーヒーやお菓子を差し入れしてもらったりと色んな方々から支援していただいています。
応援して下さっているすべての皆様に感謝して生活し、仕事に励んでおります!
週末はシェフが結婚式らしいんで、タッキーがなんか作ってくれるらしいです。
カツカレーかな(笑)
明けましておめでとうございます!原田です!
昨年は皆さんのお陰でこのブログが2位まで上がりました!ありがとうございます。
現在はまた3~5位あたりをウロウロしてますので早めに引き上げてやって下さい。今年もお願いします。
鎌倉の現場はついに全員がブログデビューしましたね。全員の名前を覚えてもらえるように頑張ります!!!
さてさて鎌倉の新年は地元で人気の定食屋さんから始まりました。
何でもかき揚げ丼が人気だとか、、、はい、ドン!!!
ヒロヤスさんとタキが頼んだ特盛には大きなかき揚げが3枚、2人共もれなく胃をやられていました。
2回目の平松さんは同じ過ちを繰り返さないよう無難に並盛りを頼んでました。ちなみに自分も危ない橋は渡りません。しかし並でもしっかりと傷跡を残されました。
エビが食べられない渡邉大工は1人アナゴ天丼を食べていました。おそらく午後の仕事に支障がなかったのは彼ぐらいでしょう。
現場の様子はというと他の人達が書いているとおり屋根をやっています。書かれすぎてもう書くことがありません。
仕事からは脱線しますが最近作業靴を変えたので、その話を。
というのもですね、最近寒いんです。とても寒いんです。朝なんてやばいです。
普段は屋根の上などは足袋を履くのですが寒すぎて、ちょっとモコモコの足袋を履いていました。
確かに暖かかった。
しかしそれ以上に鎌倉は寒かった!!!
これだとですね、靴下の2枚履きとか無理じゃないですか?そもそも足袋って無駄な部分を削ぎ落として軽量化と驚異のグリップ力を生み出してるじゃないですか?そこに保温力を求めるのはナンセンスだということに気付きまして皆何履いてんのかなーと見てみると、、、
渡邉大工
平松さん
足首のホールド感が素晴らしいこちらのアイテムは都纏(みやこまとい)と言います。これなら靴下いっぱい履ける!と思い流れに乗ってみる、、、
とっても温もりを感じます。
と、初めての都纏にウキウキしていると平松さんがこちらを見ている、、、
何かを訴えかけるように、、、こちらを見ていらっしゃる、、、ドヤ顔で、、、
もう一度よーく平松さんの都纏を見てみる、、、
!!!!!!エ、エアーが!かかとの下にAIRが入っている!!!
そういえば平松さんは高校でバスケをやっていて、かなりの強豪だったらしい。
この都纏からはそんな平松さんのバスケ愛が滲み出ていると感じた。
そんな都纏連合に対するのは
ヒロヤスさん
男気で足袋を履いていました。白が好きなヒロヤスさんは腰袋も白で遠目で見ると全身真っ白です。
曇っている日の屋根の上では少し見えにくくなります。
でもやっぱり地下足袋は大工っぽいですね。
そして最後のタキはというと
これはゴム足袋といって雨の日に履くゴムでできた足袋です。タキは晴れていても履きます。
尋常じゃないくらい冷たくなるのになんで履くのかはわかっていません。何か理由があるのか今度聞いてみようと思います。
ということで、今回は皆の足元事情『オシャレは足元から』でした!
今後の勢力バランスはどうなるのか!乞うご期待!!!
次回はしっかり現場の様子をお届けできるように頑張ります。
おわり
はじめまして、大工工事部四課の石川です。
平松君のブログでちょいちょい出てきた ”博康さん” が私です。
昨年の3月より、T様邸新築工事に携わっています。沼津での埋木、刻み、仮組みを経て、現在は鎌倉の現場で日々頑張っています。
初めてのブログなので、慣れるまでは読みづらいと思いますが、よろしくお願いします。
2017年になって、早いものでもう半月が過ぎましたね。皆さんは2017年、新しく始めたこと、始めようと思っていることはありますか?
私は、お正月太りをしてしまったので、ジョギングを始めようと決意しましたが… すでに半月が過ぎてしまいました。
しかし、
鎌倉の現場では、2017年に入って新しく始めたことがあります!
その様子がこちら
!!!
そう!
ラジオ体操です。
T様邸ではこれまで、個々で準備運動をしていました。
外部作業では、垂木などの重たくて長い材料の荷揚げ、運搬、取り付けを複数人で作業することが多く、作業員同士のチームワークが大事になってきます。
毎朝、朝礼前にみんなでラジオ体操をすることで、よりチームワークが高まると思い始めることにしました。
ちなみに、ラジオ体操にはダイエット効果もあるみたいですよ。
まだまだ現場は始まったばかりですが、最後までみんなが一致団結して作業が進められるように続けていきたいと思っています。
現場では、下屋下地がもうすぐ終わり、大屋根の養生がはがされました。
屋根下地もいよいよ最終章に突入です。
それでは、今日も一日安全作業で頑張るぞー!!
おー!!
お初にお目にかかります。大工2年目の瀧本篤典です。
T様邸にたずさわって早くも1年が経ちました。
昨年一年間は、お弁当係として沼津の加工場で息巻いていました。
現在は戦いの場を鎌倉にうつし、お茶出し係として息巻いております。
ぼくにできることは、掃除をすること、重いものを運ぶこと、大きい声を出すことぐらいです。
右も左も日本語もわからないことだらけですが、先輩方が作ってくださった仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。